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神経の病気とiPS

たとえば、パーキンソン病は、ある細胞群の、ドパミン分泌の異常と言われるが
ではその具体的な神経をここに持ってきて、それがどのように振る舞うから病気が発生するのだと
証明したりすることは原則として難しかった
生きている人間が実際に使っている神経を取り出してきて実験に使うことはできない。

ところがiPS技術を使えば、
パーキンソン病の人の皮膚の細胞を使って、iPS細胞をつくり、それをドパミン分泌神経に分化させて、
それについて、神経としての特性を調査すればよいのだ。

だから、iPSは方法論を与えてくれる。大きな一歩である。

ーー
しかし精神病は同化となるとまた別。
パーツとしての神経には何も異常がないのかもしれないのだ。
それでも異常が発生しているのかもしれない。

その異常の次元の高さが精神病の特異性なのである。



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