解離性障害という診断名を抑圧する社会と抑圧しない社会

解離性障害という診断名を抑圧する社会と抑圧しない社会は

何が違うのだろう

抑圧しても特段の不都合もないと思われる

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診断は排除の記号でもあるし救済の記号でもある

中枢からは排除するという確定命令である

一方、辺縁の一部に紛れ込ませておくという救済の命令である

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社会の慣習が

解離性障害を発生させ診断させ固定させるのだという議論はあるが

それならば

この場合の病気とは何なのか改めて疑問が生じる

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出会った人々が果たして

病気であったのか何であったのか

釈然としない