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2010年7月27日 考えているうちに終わる夏休み

真夏だなぁと思って呆然としていると既に7月も27日である
甲子園大会の出場校が続々と決まって今年もいつもと同じ夏が進行している
土用の丑の日も終わってしまった

自分と同学年の人たちが甲子園大会を戦ったときは感慨があった
自分よりも若い人がアメリカ大統領に選ばれたときも感慨があった

そしていまはほとんど何も感じない
考えないようにしているのか
考えられないのか
よく分からないが
いずれにしても
何もしないままに時間ばかりが過ぎてゆく

何種類かある新聞をゆるゆると読んでいると1日はあっという間に過ぎてしまう
夏の特徴でもあると思う
暑いなあ・・夏だなあ・・眠いなあ・・こんな事ではすぐに時間が過ぎるなあ・・
そして実際にむなしく時は過ぎて
何も残らない

自分は人生で何かいいものを残せるのだと信じて生きてきたと思う
しかしいまはそんな事ももうどうでもいい気分になっている
自分には出来そうもないし
どうすればそんな事が出来るのかもよく分からない

難しい事や困った事はたくさん知っている
しかし解決法を知らない
世の中は案外難しいのだという事は知っている

そんな風にして時間が過ぎて終わりが来る
これは子どもの頃の夏休みの終わりの感覚だといま鮮やかに思い出している

人と話していたら
夏休みの宿題をどんな風にしていたかという話になった
その人はハンドクラフト系の人で
さすがに夏休みの宿題も工作を一番最初に作ってしまうという
毎年
そして毎年のように算数の宿題が残って
夏休みの最後の何日かは算数漬けになったのだという

話だからやや大げさとしてもそんな感じなのかもしれない
私の場合は夏休みの工作は何をしようかなあと考えて
結局何も出来ないで終わる感じだった

考える時間ばかりが長かったと思う

私は今思うのだが自分と似たような、考えすぎる性格の子どもがいたとして
その子どもにならば何かしらアドバイスが出来るように思う
「考えているうちに終わる夏休み」
「考えているうちに終わる人生」のリハーサルなのだと
教えてあげたい

人生は多少向こう見ずになって
危険に目をつむるくらいでいいのだと教えてやりたい

そして人を信じてみなさいと教えてあげたい
人間不信はそれ自体が不幸だからだ


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