徹底的にくだらないことで人生の時間が過ぎてゆく

徹底的にくだらないことで人生の時間が過ぎてゆく

人生というものはただそれだけのことなのだが

町田康は作品「告白」の中で縷々紐解きつつ笑わせながら

すべてのことは全く何の意味もないのだと説得的に描き切っている

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人生の時間をいかに有意義に生きるかについて語りつつ

その語り口がいかに無意味であるかを実証していて

その意味ですべての人生は意味があると

ほのぼのと納得する

それがNHKのこころの時代・宗教の時間である

何を言っているのか全く意味不明である

無意味だと語ること自体に意味が無いので

悟ったものは沈黙する

子どもだけがはしゃいでいる

トヨタのこども店長がやりたい放題と自己批評しているのには参った

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暑くてかなわん

隣の犬がうるさいと怒鳴りこむと

うちのタケシは犬じゃない家族だと言い返す

今日も寝不足でイライラしながらエレベータに乗ると

イヌの大便小便の跡がある

カッとなって怒鳴りこむと

うちのタケシは犬だから仕方がないと言い返す

だって犬だもん！

かような理不尽さを徹底して発揮し

愚かさの限りを尽くし

人生は終わるのである

しかしながら誰もが一定程度の愚かさを分有しているのであって

他人のことは言えないものだ

DNAはほとんど同じ

私も自分の祖母とほとんど同じと思うとすっぱりとあきらめがつく

もう人生にも自分にも何も期待しない

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ロックコンサートが終わって観客はゴミ袋を持ち帰り

途中でペットボトルを捨てるとしても

ペットボトルと蓋は別々にして

しかも胴体に巻き付いているラベルは引き剥がして分別収集に努めている

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職員が紙パックに入った麦茶を飲んだらしく

その後の紙パックを洗ってしばらく流しに置きっぱなしにしている

誰も片付けないのでそのままにしているが

指揮命令系統がはっきりしないと誰も何もしないのが最近の流儀である

そのうち国にきちんとして欲しいなどと言い出す

口蹄疫も台風も竜巻も集中豪雨も地すべりも崩落も野菜の高騰も脱水も熱中症もひきこもりも

国がきちんとすればいいらしい

良い子の楽園は金がかかる

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　私の人生の全ては虫歯ができて神経を抜いてかぶせて抜歯し

　そんな悲惨な全プロセスだった

　たったそれだけと言えば言えるが

　充分に悲惨である

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　ニュースは伝える

　桑田佳祐食道がんの初期

　これがNHKの大報道　意味がわからない

　世界的指揮者なんとかが食道がんから復帰　楽しみだとNHK、次の日はテレ朝

　無意味な報道をさらに一日遅れで流すテレ朝も意図的な褒め殺しで楽しいものだ