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ダイナマイト漁、毒漁漁、化学薬品漁

魚種の採捕について、電流・爆薬類・毒薬類を使用した魚種採捕及び川乾し、更には禁漁場所期間中での魚種採捕は厳禁しています。

爆薬やダイナマイトを使うと、その付近の魚は失神状態で浮いてくるんだそうです。

ダイナマイト漁は、爆薬をもちいる漁法の総称である。
爆発のショックで肚が破裂し、海底に沈んだ魚や海面に浮いている魚を拾いあつめるだけの漁業である。
英語では、爆破や爆風を意味するブラストにちなみ、ブラスト・フィッシング(blastfishing)とよばれている

実際の爆薬は火薬ではない。廉価で安全性の高い、市販の硝酸アンモニウム(ammoniumnitrate)に油剤をまぜた硝安油剤爆薬(ammoniumnitratefueloilexplosive、通称ANFO爆薬)が主流である

「美しいサンゴ礁が崩壊の危機にあります。それはダイナマイト漁によるものです」というようにダイナマイト漁の脅威をあおるとともに、「現地の漁師には、自然保護という概念が薄いため、ほとんど罪悪感なく」おこなわれている、と漁民の不道徳・無教養を批判しているブ

ナケンの人たちは、環境保護に基本的には同意してくれるらしいのですが、一部の島の人は、ある誘惑に負けてしまいます。その誘惑とは、主にシンガポールなどからくる華僑の中国人による、ダイナマイト漁です。ダイナマイト漁は底引き網と一緒で、環境根絶やし型であると同時に、珊瑚などにも傷をつけるので、環境破壊力抜群です。しかし中国人は夜間、ダイナマイトを持って島に現れ、地元の漁師にダイナマイトを渡して、ダイナマイト漁で得た魚を高価で買い上げていくらしいです

サンゴ礁もろとも爆破するダイナマイト漁はサンゴ礁における効率のよい漁法として発達してきた。

ダイナマイト漁は、小規模に個人的におこなわれるものから、20数名で組織的におこなわれるもので、さまざまである

マンシ島ダイナマイト漁はタカサゴを漁獲対象とし、漁獲物のほとんどすべては塩干魚に加工され、ミンダナオ島で消費される。他方、ナマコは乾燥させたのち、プエルトプリンセサやマニラといった集散地を経て海外へ輸出される。網漁とくらべてダイナマイト漁は、初期投資も少なく、維持費もかからない。しかも複雑な地形のサンゴ礁においては効率的・合理的な漁法である。魚を瞬時に大量捕獲できるのも魅力だ。爆発後に海面から踊り立つ水柱に恍惚とする漁民も少なくない。

南沙諸島の国際法上の領土は未確定である。しかし、実際には関係各国が島じまやサンゴ礁を実効支配しているのが現実である。「借金」という見えない鎖が、漁民たちをダイナマイト漁に駆りたてている

爆薬の原料は民間人でも購入できる化学肥料であるが、爆薬を爆発させるには信管や導火線といった民間人では入手しえない物資が不可欠である。これらを融通するのが仲買人なのである。しかし、仲買人とて、自分たちが製造していない以上、どこからか入手せざるをえない。正確な出所は確認できなかったが、軍や警察の関係者だと、マンシの人びとは考えている。

マンシ島を拠点にダイナマイト漁に従事する人びとのなかには、お金に困っているものもいるが、動機そのものは、漁法としての合理性を追求したもの、過酷な操業環境に男らしさを感じているもの、など多様である。爆破されたサンゴの代償として、漁民の生活がなりたち、廉価な干魚の恩恵にあずかる農民がいる。外貨を稼ぐのは、干魚を常食とする農民たちだ。そして、フィリピンの農園で生産された農産物を消費するのは、日本やアメリカをはじめとした先進国の人びとである。そして、そのわたしたしは、途上国の人びとの購買力をも刺激する工業製品を開発することで暮らしをたてている。

この現実を鑑みたとき、先進国にすむわたしたちが、サンゴ礁の破壊という事実だけをとらえて、漁民の無知や道徳観の欠如を批判することの無責任さが理解できるはずだ。

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魚毒漁で最も大量に利用される魚毒植物は,ミカソ科サソショウ属(Zanthoxylu〃tsp.)のマガール語方名ビス(bis)であり,まれにビスと混ぜて利用されるのが同じくミカン科サソショウ属のgahasibhalである

植物の毒を用いて魚を捕るのだそうだ

魚は内臓を取りだしたあと,夕食の副食として調理される。体長が約10セソチメートル以上の魚は内臓を抜きとったままで,1~2キ ログラムの大きな魚は輪切りにされてから炉の上で干し魚に加工される。魚毒漁でとれた魚はほかのどんな漁法でとれた魚よりも風味があっておいしいといわれるが,その料理はビスの香りがほのかに感じられ,香辛料を必要としない。年に数回だけ8月にのみ口にできるということも希少価値を高め,いうなれぽ季節の味となっている。魚は干した後でもビスの香りが残り,干し魚はとくに丘陵地帯から低地帯へ移住していった親戚への土産として重宝されもする。魚毒漁でとれた魚は,季節の味であるばかりか故郷の味にもなっているのである。

ということで毒といってものどかなものらしい。

深いところの大きな魚を漁獲するためには餌となる魚の腹腔に魚毒を入れてまく

現在ネパールでは,殺虫剤などの化学薬品を使った魚毒漁がさかんであり,汚染した魚を食べた人のなかから呼吸困難と脳障害の被害が発生するなど社会問題となって警告が発せられている。ナワル・パラーシー郡の南部の内タライにおいては5~6年前にはじめておこなわれ,その後急速に盛んになった。主に低地帯でみられる化学薬品を使った魚毒漁は丘陵地帯にも伝播しており,1988年にはダーダジェリ行政村でもはじめておこなわれた。


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