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セリーグの横浜について

今年は何億円もかけて、16人の補強をしていたわけです。16人といったら1軍の半分強ですよ。じゃあ、その選手が、1軍のメンバーに入ったかというと、外国人選手を除いて、1人も入らなかった。

例えば今年、ロッテから取った橋本が、キャッチャーとしてマスクをかぶったときはありましたよ。だけどそれは、橋本という選手の本質を分かって起用していたのではない。橋本はロッテ時代はレギュラーでもなく、横浜ベイスターズに来て、キャッチャーもできるからって、一瞬、レギュラーに据えられたんです。

 でも、橋本がロッテのときに輝いていたのは、里崎というレギュラーキャッチャーが別にいたからで、先輩がいる、という安心感があったからこそ、若手として思い切ってプレーできていたわけです。それが横浜に移籍して、いきなりレギュラーの責任を負わされたって、過去に1年間レギュラーを経験してない人間には、そう簡単に務められないですよ。

ほんというと江尻、篠原ぐらいのピッチャーならイースタンにいますよ。だから、何のために採ったのか、というのが最初にある。しかもドラフト1位も活躍していない。ドラ1が、こんなに何年間も活躍しないチームも珍しいよね。

結局、何年も同じことの繰り返しをしているわけです。例えば家が古くなってきたらリフォームをするけど、リフォームをしている間に、別の所も弱くなって、またそっちをいじる。そんなことを繰り返しているんだったら、新築で建て直した方が、コスト的にも、内容的にもよくなって、長持ちする。そういう根本的なことが分かってない。

ロッテに行って6勝できる人が、なぜ横浜だとできなかったんだ、という話ですよね。そうしたら教え方や起用の仕方に問題があったということじゃないですか。

ピッチングの布陣どころか、1塁ベースに誰一人、全力で走らないですからね。内野安打のチャンスのときだけ走って、走ったら肉離れを起こす選手もいる。

1998年に優勝して、キャッチャーの谷繁が出て行ってから、だんだんおかしくなってきた。驚くべきことに、横浜は谷繁、相川という2人のキャッチャーを同一リーグの2球団に放出しているんだよ。

絶対にあってはいけないですよ、同一リーグにキャッチャーを放出するなんてことは。

今、鶴岡も巨人でキャッチャーをすることがあるから、鶴岡、相川、谷繁って、6球団の中で3球団に横浜出身のキャッチャーがいるわけ。それは本来、優秀な3人を放出しているということですよね。それでいて、横浜にはキャッチャーがいない、キャッチャーがいないって騒いでいたわけだから。

メンバーにあいさつをしたりすると、視線をそらす選手がいますからね。あいさつというのはコミュニケーションの第一歩です。そのコミュニケーションが取れない人間が、どうやって成長していくんだ、と思いますね。それと、選手たちは初心に戻って、野球ができることに感謝をしないと。野球ができて、なおかつそれでお金をもらっている。もう感謝以外の何ものでもないでしょう。感謝の心が幸せ、幸福を呼んでくる。すべての基本は素直な心ですよ。

チームをバッティング部門、守備部門、走塁部門に分けて、それぞれにキャプテンのような責任者を置く。それぞれのグループをポイント制で競わせて、シーズンの最後にトップを取ったグループには1億円の賞金を付ける。そういった責任感と競争意識を持たせれば、組織として絶対に活性化していきますよ。

ジャイアンツはやっぱりうまくいっていますよね。なぜかというと、チーム内での競争が高レベルで激しいから。そのレベルに伴って誰一人規律を破っていない。ウォーミングアップの時間でも、帽子を脱いでいる選手はいないし、ユニフォームを着ていない選手もいない。でも横浜のキャンプを見に行ったら、帽子は取っているわ、スパイクを履いてないやつはいるわ、で、もうだらだらでしたから。

そもそも、その規律がゆるんでいるということが、いいのか、悪のか、ということ自体、横浜の選手は分かっていないんじゃないかと思う。「いや、いいじゃないか、アップなんかやりやすい格好で」と、思っているのかもしれない。でも、そういう基本から正していかないと、その後の修正は難しくなるし、チームの統制は取れなくなる。それは仕事のオンはスーツで、という企業社会人の基本と同じですよね。Tシャツと短パンで打ち合わせに出て、「あ、この人、できる人だな」と、思われることはないですものね。

競争の激しさが巨人にはある。亀井、長野が入ってきちゃって、松本は新人王なのにレギュラー大丈夫か、みたいになったから。レフトはもうラミレスで決まりだったし、あと、鈴木がいたから、あの、センターの争いはものすごかったよね。

(高橋)由伸がファーストをやるわけですから、誰がいつ、はじき出されてもおかしくない。イ・スンヨプ(李承燁)がいる、ラミレスもファーストをやるかもしれない、という状況だったら、みんな戦々恐々としますよね。死活問題になりますから。

尾花は、ランナーが出ると1回からもうバント指示だったんだよ。初盤でバント、というのは、聞くだにつまらない感じですね。1回からバントして、逆に何点取られるんだ、という話です。それで実際にすごくつまらなかった。

野球で必要じゃないことって、バントと、ピッチャーがボールで誘うということの2つ。つまらないし、無駄なことだよね。なぜかというと、今は先発ピッチャーで100球ぐらい。だからボールで無駄に誘っていると5~6回しか持たないんです。でも、全部ストライクを狙って投げていれば9回まで持ちます。そうしたら中継ぎなんか使わなくていい。それなのに、そういった戦略を検証もしないで、横浜は中継ぎが弱い、弱いと言っていました。

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そんなによく分かっていたのか。しかしそれでも一年飯が食えたわけだ。それはまたそれでたいしたもんだ。

元横浜の髙木さんがしゃべっていた。

「1塁ベースに誰一人、全力で走らないですからね。内野安打のチャンスのときだけ走って、走ったら肉離れを起こす選手もいる。」という指摘には絶句。

横浜でちんたら2千本安打でも目指した方がよくないか?ロッテで三冠王でもいいし。
三冠王三回もとって三回とも優勝には関係ないというのもすごいよね。
横浜のバッターに打たれても点数にならなければピッチャーとしては痛くないわけだし。
現在のイチロー状態だ。






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