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ティーパーティー

ティーパーティー 

 アメリカ中間選挙。デラウェア州では、女性候補のクリスティン・オドネル氏(41)が、元州知事で共和党の主流派が支持するマイケル・キャッスル下院議員(71)に競り勝った。

ティー・パーティ候補の思想傾向は、リバタリアニズム(自由至上主義)あるいはキリスト教原理主義(宗教右派)
税金や社会保障、銃規制などの法による規制に否定的
キリスト教原理主義者で、聖書に書かれていることをそっくりそのまま事実だと信じている人
彼女は「オナニーは聖書に反する行為だ」「禁止すべきだ」と主張

保守ポピュリスト運動のティー・パーティが共和党を乗っ取りつつある
共和党重鎮がティー・パーティ候補のクリスティン・オドネルを「バカなことばかり言ってるから選挙に勝てない」と批判し、それがティー・パーティのカリスマ、サラ・ペイリンを激怒させ、党内分裂の様相に発展した。

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などの情報だが
「リバタリアニズム(自由至上主義)あるいはキリスト教原理主義(宗教右派)」と
あっさり言えるものなのか非常に疑問

こんな動きは常にあるものなのだが
今回は実際に共和党上院議員候補として選ばれた。

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一方ニューヨークのローカル・ニュースは、「カール・パラディーノ」一色。ブルドッグを連れて歩いている怪しげな不動産実業家パラディーノ氏(64)は、ニューヨーク州知事の共和党予備選で、元下院議員に勝利した。茶会党(ティー・パーティ)」の支援を受けて勝利。

茶会党の誕生は、実は政治とは全く関係がない、経済ニュースチャンネルCNBCのリポーター、リック・サンテリ氏の放送中の発言だ。彼は、騒がしいシカゴ・マーカンタイル取引所のフロア(立会場)から日々実況中継をしているが、昨年2月の放送で、「オバマ政権が住宅ローンの救済までするのは間違っている。(大きな)政府に反対する現代版ティー・パーティを開こうじゃないか」とまくしたてた。私はこの放送を見ていたが、驚いたことに、取引所のフロア・トレーダーたちが、「そうだ、そうだ」とはやし立てた。
茶会党の人々は、会計士、主婦、コピー・ショップ経営者、建設労働者、ラジオ司会者などさまざま。共通しているのは、増税を伴う(可能性がある)医療保険制度など各種制度・規制の拡充や、金融機関や自動車産業などの企業救済を含む景気刺激策に対する根強い嫌悪感だ。

解説を拾って採録するとこんな感じ
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2010年09月28日(火)
 一時は人気のあった民主党が支持を失っているのは、日本ばかりではありません。アメリカも同じこと。今年11月にはアメリカの中間選挙(4年ごとの大統領選挙の中間の年に実施される連邦議会選挙なので、こう呼ばれる)があり、民主党の大幅退潮が予想されています。

 9月24日に発表されたCNNテレビの世論調査によれば、オバマ大統領の支持率は42%と過去最低。中間選挙での民主党の支持率は44%、共和党は53%と、民主党の苦戦ぶりが鮮明になっています。

 この調査で注目されるのは、保守系の草の根運動である「ティーパーティー」系の候補者を支持すると答えた人が5割にも上ったことです。

 ティーパーティーという言葉でアメリカ人が思い出すのは、「ボストン・ティーパーティー」。アメリカが植民地時代、イギリスが課した茶への重税に抗議する人たちが、ボストン湾に茶を投げ捨て、「ティーパーティー」(茶会)と称した事件です。ティーパーティーは、重税に反対して独立運動のきっかけになった重大な事件。アメリカ建国の理念を示す言葉でもあります。

 オバマ政権成立後、オバマ政権に反対する保守派の人たちが、「大きな政府」に反対する集会を開く際、集会を「ティーパーティー」と呼びました。この言葉が、多くのアメリカ人の心をつかみました。

 パーティーには政党という意味もあるのが、この運動のネーミングの妙です。最初はパーティーつまり集会を開いていただけなのに、いつしか政党化し、11月の中間選挙に向けて、自分たちの候補擁立に動き出したのです。

 民主党も共和党も、各地で候補者を決める予備選挙を実施しています。ここで、共和党の予備選挙にティーパーティー運動の活動家を立て、共和党の本命候補を次々に破っているのです。

 本誌日本版9月29日号は、「ティーパーティーの正体」という記事で、このグループの解明を試みています。

 この記事によると、運動の中心になっているのは、「社会の変化に敵意を抱く中流層で中年の白人男性」だとか。「ティーパーティーの特徴は、そのアナーキーな性格だ。彼らはあらゆる権威に敵意を示し、いつもけんか腰の言動を取り、自分たちが非難する政策に対して建設的な代替案を示すことはない」のだそうです。そもそも野党というのは、そういうものではないのか、という突っ込みを入れたくなるような分析ですが。

 でも、自分たちより社会階層が上のエリートに反感を持ち、自分たちより下の社会階層によって自分たちが脅かされていると危機感を抱く。これではまるで、現代版ファシズムの萌芽ではありませんか。ニューズウィーク日本版

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「デラウェア州の共和党上院議員候補に決まったクリスティン・オドネルは、進化論より天地創造のほうが証拠は多いと言う」のだそうです。

 もはやアメリカは、オバマ大統領を誕生させた頃の国とは大きく変わってしまいました。常に左右に大きく揺れる。これが、かの大国の実相なのだということを、改めて認識しておいた方がいいでしょう。ティーパーティーは、もはや茶会ではないのですから。

9月15日、11月の中間選挙の候補者指名を争うデラウェア州の共和党予備選で、ティーパーティーの支援を受けたクリスティン・オドネルが元州知事のベテラン議員に競り勝った。オドネルは悪魔崇拝から性教育までさまざまなテーマについて奇妙な発言を繰り返し、選挙後ずっとニュースを独占している。ニューズウィーク日本版

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将来日本もこんなふうになる可能性があるのかと思うとがっくり
苦労の甲斐がない






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