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iPS細胞の利用の結末

万能細胞から出発して臓器を作り出しそれを移植して
個人の寿命を長くしたとして何が起こるか

たとえば昔のn88basicがずっと元気で全く間違いなく作動していたら
コンピュータの世界は進歩のない世界で
いまだに二色の画面でインベーダーゲームをしているかもしれない
個体がいつまでも壊れないというのは
そのような不都合が生じるのだ

白黒テレビがいつまでも現役で
白黒テレビ用の番組を作れという一大勢力が存在するような状況

それでも政府はアナログは捨ててデジタルに移行する

これは人間で言えばどういう事か

2500年から先の人間には遺伝子ssdfが必要になりますので
組み込まれていない方は組み込み新技術が開発されるまでの間
冷凍保存室で待機をお願いします
なんていうことになる

もちろん殺し屋が雇われて冷凍保存庫を完全に破壊する

肉体の死はなくなったとして脳の死を回避する方法が開発される可能性もある
情報の転写は不可能でもないだろう、所詮情報である

そうなったとき「その人である」とはどういう事なのかと議論になる

ーー
で、やっとここから言いたいことなのだけれど
そのようにして個体の生命を長らえるとすれば脳の情報の完全な複製になる
それが果たしてどの程度完全であるか
程々に不完全ならば
生殖過程と似たようなものになる

生殖過程というものは、程々の良い適応を示す雄と雌が
結合して新しい遺伝子の可能性を試す
そして遺伝子を作る細胞からの精子や卵子の製造の際に完全な複製ではないものができる

ランダムなズレが発生して
拡散する
その中から適応的なものがセレクションされて
次世代の遺伝子資源になる

だから世代が一つ移動すると遺伝子複製のランダムな間違いが発生している
それとその時の環境が一致しているものが選択される

このように生物はランダムなゆらぎを内蔵しているのだが
万能細胞から出発する個体生存延長の医学では
ランダムな変異は生じてはならないことになる

ーー
アナログテレビは捨ててしまおうと老人が決議したわけではない
それからいえば
老人はある限度を超えたら後輩に道を譲ると法律ができそうである
もちろん老人の全員が反対だけれど
それでも政府は決定してしまうのだ
アナログせテレビとおなじ手法で
老人は生きられなくなる

会社で定年が決められるようなものだ

そしてそこであからさまな抜け道が問題になるだろう
いままでは、あそこの子供さんたちは賢いからとか、
あそこのご主人は勤勉だからとかイメージを作ってきたものか
要するに抜け道をつくっていたからだとバレてしまうだろう

ーーー
そしてコンピュータはどのくらい間違うのでしょうか

コンピュータは設計図を持っていて
他のコンピュータと結合して半分ずつ設計図を出しあって
新しいコンピュータを試みたとします
そのブロセスで間違いは殆ど無いでしょう

遺伝子の転写ミスに比較したらずっと少ないと思います


転写ミスがあるから新しい適応が生まれるのです

転写ミスがないコンピュータの場合には
新しい適応もないし小変化もないわけです
ただ遺伝子の混合による新しいはあるけれど

ーー
新しい遺伝子のトライアルはたいていは失敗です
あるいはたいしてはよくも悪くもなくて、出るとすればたいてい悪いという結論

その中に非常にまれに有用な進化がある
しかし次世代ではそれは形質発現することなく遺伝子の奥に眠ったままになる

ーー
n88basicがいつまでも自己複製を続ける
白黒テレビが何時までも自己複製を続ける
そのようにして脳が自己複製を続けていたら
世界は昔の脳で一杯になってしまう

しかし新しくしようという国会決議はいつでも負ける

ーー
死ななくなったら定年のない会社のようなもので
やめていただくのがー苦労だ

身体は移植して
脳は情報移植して同一の処理を実現する

総合すればその人そのものである

その人達は大東亜共栄圏とか民主主義日本とか
未曾有の経済成長とか言いつつけるのだろう

さてでは退場のルールは?
そして殺人はどのようにおこなわれるか。

脳の中身の複製を作るときに
人為的に変更を加えれば充分である

それは殺人に等しい
その人らしさの中核がそこになかったとどうして言えるだろめうか









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