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人格Aと人格B 過食嘔吐

過食症で
統合人格Aと過食人格Bがあると仮定すると
元気で状態のいいときは人格Aであるが
疲れたり、がっかりしたり、眠くなったり、意識レベルが低下したり、血糖値が下がったりしたときに
人格Bになる

AはBの様子を知っていて、それを後悔しているし、許せない

BはAの心配を知らない

Bの中心要素は攻撃性だ

Aの中心要素は後悔と不許可だ、Noだ

Bは過食嘔吐であるが
Aは抑うつである

ーーー
AとBの関係は母親と子供のようなもので
だから子供が出来ると過食を卒業するのかとも思うが
子供を育てていて過食嘔吐の人もいるので当てはまらない

ーー
たいていは会社にいるうちはしっかり屋さんで
部屋に帰ると食べ吐きをするタイプだ
しかし中には会社のトイレで菓子パンをむちゃ食いする人もある
泣きながら食べている
だから眠くなったときとかの話も当てはまらない

ーー
おおむねきちんとしている人がなるものなので
コントロール過剰とは言える

太っている人もいるがその人達はあまり吐いていないはず

食べた分はきっちり吐く
そして体重を維持する

それなのに食べる

ーー
Bが食べ吐きしている様子をAは観察して
長くあたたかい目で見守る
それもひとつの解決だ

治療者は目の前に座っているのはAなのだと意識しないといけない
Aと同盟はできる
しかしAに説教していいはずはない、それはAがBにたいして言いたいことなのだけれど
Bは言うことを聞いてくれないのでAは途方にくれているのだ
そのことをAに説教して事態が好転するはずはない

ーー
そう考えると
BがAに相談できるようにすることが解決なんだと思う
Aも許さないとしかるだけではなくて長い目であたたかく待つことだ

10年続いているのならあと1年くらいいいじゃないか

ーー
むちゃ食いをする心理のどこかには
もっと強くなりたい
という気持ちがあるように思う
強くなるために食べるというのはある程度合理的なのだ

体の中で緊急サイレンが鳴って
何がなんでも食べろ、緊急事態だと命令が出る
食べる
その後で血糖値が上がり落ち着いて考えてみると太る現実が見えてくる
そして吐く

ーー
強くなりたい気持ちと美しくなりたい気持ちの対立がある

食べることは美しくなりたい気持ちから考えると捨鉢な行為である

嘔吐することは強くなりたい気持ちから考えると捨鉢である

食べて強く美しいことはもちろん
胃腸の吸収の具合と筋肉のカロリー消費と何をどれだけ食べるかによる

強いも美しいも主観的なものなので限りがない

しかし重要な他者から肯定されると
美しいとも強いとも思える

ーー
優秀な女性たちは疲れている
そしていつまで頑張ればいいのかと溜息をつく
こんなにも期待に応えてきた
素晴らしい仕事もした
しかし育児も教育も介護もみんな女性の得意分野のはずと言われて途方にくれる
ずっと男性以上の成績を上げてきたのに認められないのかと眼を閉じる




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