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プロ野球スカウト30年前の話

もう30年も前、プロ野球スカウトの話

取りたいのはなんといってもピッチャー
とくに速球がある子供

いままとまっているよりも
将来の伸びしろのある子
体が頑丈で強い子供

それは父親よりも母親をみると分かる
母親が骨太で腰回りが巨大だといいのではないかと思っている

速球は筋肉で投げるのではない
筋肉を使って肘の腱を一旦伸ばして
リリースの瞬間に腱が縮むタイミングにする
それで誰も投げられない・打てない速球になる

ーーー
そんな話だった

父親よりも母親の体つきが重要というのは経験からなにかあるのかもしれない
私にはいまだによく分からない

肘の腱を伸ばすのだろうということは同意できる

ストラスバーグはその腱の故障
ヤクルト伊東の故障も同じ系統のもの
そのあたりからも分かる

ダルビッシュが少し力を抜くんだと田中に教えたというのも
そのあたりで
力いっぱいだと腕の伸筋と屈筋が拮抗するので
腱の伸展には不利だ
やや力を抜いたほうが腱が伸びる
その腱の伸びが速球の伸びになる

ストラスバーグ、伊東、ダルビッシュなどはその系統だと思う
したがって、いつでも敵は、自分の腱を痛めてしまうこと、その危険である

江川の速球はどうもその領域も超えているような気がする
やはり稀有な存在だと思う

それ以外のピッチャーとしてはたとえば桑田は
見た目にはそれほどの球威はないが
なんといっても精密機械なのでコントロールも心理戦も守備もついでに
バッティングまで完璧だった

ーーー
人体の腱はやはり個体差があって
粘り強く伸びる腱と切れてしまう腱があり
それは個体のエラスティックファイバーとコラーゲンファイバーの比率によるのだと思う

おおむね女子のほうが体が柔らかい
それはホルモンの関係もあり
一方ではエラスティック成分の多さにもよる

出産の時にはエラスティック成分が多いほうが有利なのだ
安産になる

ーーー
エラスティック成分が少ないと強烈な締め付けが可能
エラスティック成分が多いと密着する傾向になる




















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