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段差を乗り切る

脳に軽微な障害がある場合
脳には余力がたっぷりで
補う方法はいくらもあるし
ぎりぎりの能力を要求されることもなくて過ごすので
少年少女時代から大学卒までは何とか出来る
学校でも家庭でも基本、保護される方だから

大学から社会人
ここで大きな段差がある

自分の家から
パートナーと二人の生活
ここにもう一つ段差がある

社会人で不適応の場合は
上司が悪かったといい
結婚で不適応の場合はパートナーが悪かったという

パートナーだと1対1だし
たいてい親は味方してくれて
良家の対立となるので
深い反省はなくてまた同じことを繰り返したりする
これはどうしようもない
弁護士の餌食になるだけだ

社会人の場合は上司が悪いとしても
部下はひとりだけではないので
ひょっとしたら自分が悪いのかなという反省心はわく
会社人事としても毎年同じような不具合の人を採用してしまうので
『どうにかせい』ときついお達しが出ている
人事は精神科医に相談に来るが埒があかない

はたして段差を乗り切る必要があるのかどうか分からない
段差を登らなければいいだろう

アルゼンチンの炭鉱に行って一人暮らしで生きるのも悪くない人生だ
あの人達は陽気らしい

ーー
軽微精神障害が露呈しているのは
いくつか原因が考えられる

一つは環境汚染で胎児の段階からすでに変調があるという意見
たしかに女性がアルコールを飲んでタバコの煙も吸い
わけの分からんものを食べ
わけの分からん複数の男性とセックスをしたりすれば
子宮頚がんになる前に胎児に影響が出るはずだと思う
児童の変調も当然だ

一つは社会・産業構造の変化で
そのなかにふたつある

ひとつは産業構造が筋肉産業から神経産業に変換していること
筋肉だけとか子宮だけとかの人たちはちょっと生きにくい
男性ホルモンと女性ホルモンといってもいい

ひとつは産業構造の変化の速さである
せっかく仕事ができるようになったのに
その頃にはもう別の仕事の準備をしないといけない
別の仕事は当然若い人のほうが適応がいい
学校で新しいことを習っていたりする

すかるとはみ出したその一群は
大卒だったとしたら高卒の仕事を取りに行く

高卒の人はもう中国に行くしかないけど
怖くて行けない

ーー
要するに他人の機嫌を伺うような仕事を
何年か苦労してやっていると
急に会社が倒産して
スキルを生かせるわけでもない、神経ばかり使う、別の仕事につく

そんな世の中になっている

ーー
私としてぜひやりたいのは
男性ホルモン+筋肉とか女性ホルモン+子宮とかでも充分に生きていける
社会環境を作ることだ

すごく贅沢な生活はいらない
トヨタは要らない
平均寿命が長くなくてもいい
すごくモテる必要もない
ただまっとうに
まじめな男性ホルモン+筋肉=男子と
女性ホルモン+子宮=女子
が仲良く生きて行ける社会だ

衣食住ほどほどでいいので
他人の機嫌を気にしないで生きていける社会にしたいものだ

結論として二宮金次郎だ
農業していればそれでいいんだけどな

田舎まで光ファイバー引いても無駄でしょう
無線でいいですね

地デジ切り替えとか
東京スカイツリーとか
築地移転とか
いくらでも無駄をしてくれますね

無駄をしないといけないという躁病の思想がおかしい

みんなで行列してオリンピック誘致だとか
恥ずかしいからやめてほしい
なんにもならない競技で金メダルとってそのあと食べていけないのが当然だ
こつこつ働いてほしい

それより空き家とかスラムとか相続人のないゴミとか
みんなでどうするか考えたほうがいい
マンションの自治会は小学生以下で
俺は東大の建築を出たから建築には詳しいと言って
デタラメを教えている
政治家は選挙で選ばれるのが条件だから
地域の事情には勝てない

官僚は自分で責任をとったら内部レースには負けだから
責任を取るようなことは言わない
内部レースから降りてもいいのだけれど
大体各方面からの利益を代表してしまっているので
がんじがらめだ
国民のことなんか考えていない

総和としては国民のことを考えているんだが
誰も総和ではない

ーー
おっと、なんか余計なことを色々言ったがとにかく
他人様の顔色を気にしてお金をいただかなければいけない社会で
無駄遣いをして生きたいのか

他人なんかに関係なく
普通に働いて
普通程度に生きていければ良いのか
きちんと選ぼうではないか

そうすれば
軽度精神機能障害のある人に生きやすい社会になる

そんな社会を作ったのは自分たちなんだからな
責任を感じろ









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