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SMaPG式性格類型の提唱

ユングのタイプ論ですが、眺めていて

思考と感情、直観と感覚のそれぞれの対立関係についてはそのように分ける根拠は何かと言われそうです

まず、生きていて、どこから情報が来くるのかです

現実の五感から来るのが感覚で
超越的なものから来るのが直感でしょうね
(超越って何なのか、確認しようがないんですが、キリスト教とかの話)

つぎに、その情報を何によって判断するかです

損得、合法違法などで判断するのが思考です
好き嫌いで判断するのが感情です

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つまり
入力系と
処理系の特性です

それならば出力系としてはどうか
と考えると
それが内向・外向でしょう

ポパーの3世界で言うと
知識の世界に書き込む人が内向
隣人を動かす人が外向

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脳への入力、処理、出力と区別して考えるのは合理的です
それぞれについて二分すると8通り
これでユングのタイプ論が出来上がる

たとえば、感覚を思考で判断して内的に出力する人、などと類型付けられます
これは科学者に向いています

直感を思考で判断して内的に出力するなら、バチカンの教理学者
直感を思考で判断して外的に出力するなら、街の教会の神父

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ただし
現代日本では直感を感覚(五感からの入力)と対比させる習慣はない

また思考と感情はくっきりと分離できるものでもない

内向外向についても
自分が理解すればいいというだけの人もいて
書物に書いて結局人に読まれたいという人もいて
直接人を説得して働きかけたいという人もいて
様々なのだろう

二分するというよりは
要素としてあるだろうという程度


直感というのは宗教的啓示だけではなく
なにか言いがたいひらめきはあると思う

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さらに眺めてみると
私の分類はユング先生の分類とは
違うことが分かった
訂正して
独自分類とする
SMaPG式性格類型の提唱

分類としては原理的に間違いようがないと思う

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こういう場合、たいてい外向型から始まるがどうしてなんだろう。いやなので内向型から始める。

【内向性】 
〔心〕 ユングによる性格タイプの一。内気・控えめで思慮深いが、実行力に乏しく、
周囲の社会的なものへの興味をもたず、自己の内面に関心をもつ性格。

【外向性】 
ユングによる性格タイプの一。活動的で、感情をよく表にあらわし、
社交的で周囲に同化しやすくいつも外のものに関心を示すような性格。

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絵を見た場合

「思考型」・・・・この絵は何を意味するのだろう? などと考える、判断する。
         何派のどういった画か、属性などについて考えを巡らせたりする。
「直観型」・・・・まったく別の発想を得る、そこから可能性を得る、受け取る。
         この画をヒントに、別の問題の答えを導き出したりする。
「感覚型」・・・・色や形を的確に把握する、そのまま詳細に受け取る。
「感情型」・・・・好きか嫌いか、感じがいいとか悪いとかを決める、判断する。

美味しい食べ物に出会った時

「思考型」・・・・何でこんなに美味しいんだろう? (理由を考えたり)
「直観型」・・・・この味は○○に使えるぞ! (使い道を考えたり)
「感覚型」・・・・△△の風味や□□の味がする。 (味そのものを細かく受け取ったり)
「感情型」・・・・すごく美味しい! (好き嫌いの感情が前に出たり)

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「内向」「外向」の態度と組み合わせて、内向的思考型とか、外向的感情型という風に、
八つのタイプが規定できます。
それぞれに補助機能を付加して表現すると以下のようになります。

外向的思考+補助機能としての感覚。
外向的思考+補助機能としての直観。

内向的思考+補助機能としての感覚。
内向的思考+補助機能としての直観。

外向的感情+補助機能としての感覚。
外向的感情+補助機能としての直観。

内向的感情+補助機能としての感覚。
内向的感情+補助機能としての直観。

外向的感覚+補助機能としての思考。
外向的感覚+補助機能としての感情。

内向的感覚+補助機能としての思考。
内向的感覚+補助機能としての感情。

外向的直観+補助機能としての思考。
外向的直観+補助機能としての感情。

内向的直観+補助機能としての思考。
内向的直観+補助機能としての感情。


内向的思考+補助機能としての直観 を図にすると
image002.gif
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ユング先生のこういう話はいろいろな背景があって出てきているので
現代の若い人が聞いてすぐに直感的に納得出来るものではないと思う

優位に立っているほう、いつも使われる機能を、「主機能」(main function)、
普段あまり使われることのない機能を、「劣等機能」(inferior function)と呼びます。

四つの機能の内、思考と感情、直観と感覚は、対立関係にあります。

つまり、思考が優位に立っている人は感情が未分化であり、
感情が優位に立っている人は思考が未分化です。

この関係は直観と感覚にもいえ、
直観が勝っている人は感覚はあまり働かず、
感覚が勝っている人は直観はあまり働きません。

普段、意識が一方に使われるとき、もう一方は意識されず、あまり使われないことになります。

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私個人としてはユング先生の残した理屈とか言葉にはあまり興味がなくて
ユング先生の人間自体に無限に興味がある

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こうした分類を眺めてみて
可能な態度の分類項目として参考にすれば良いと思う

行き詰まったときに
別の考えができないか考えてみようと認知療法は言っている

別の考えを考えるときもガイドがあったほうがいい

そんな別の考えの試みのガイドに使えると思う

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タイプ論というと
大体が他人の比較で論じてしまうわけで
そうなると間違いやすい

たとえば三島由紀夫とかそんな人で言うと
常人よりは思考感情直感感覚ともに全面的に優れているわけで
比較にならない

しかし、その人の内部で言うと
どんな心理の構図になっているかということについてはなにか言えるかもしれない

あの人は医学部で、この人は文学部だから、
国語は文学部の人のほうができるかといえばそんなことはない
数学は医学部ができるかといえばそうでもない

あの人は男性で、この人は女性だから、
地図が読めるのはどちらかと決まったものではない
車の運転をするのがどちらかも決まったものではない

あくまでその人の内部での話

また時期によってもずいぶん違う

躁鬱気質の人は明らかにそうだし
そうでなくても一年一定ということもない

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このような遺産をどのように活かすかということで知性が
推し量られる

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