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「恐怖消す」プロセス解明 北大、脳内の作用部位発見

「恐怖消す」プロセス解明 北大、脳内の作用部位発見

 恐怖や不安の記憶を消し去る脳内マリフアナ「内在性カンナビノイド」を伝達するシナプス(神経細胞の接合部)を北海道大学医学研究科の渡辺雅彦(わたなべ・まさひこ)教授(神経解剖学)のグループがマウスの研究で突き止め、31日の米科学アカデミー紀要(電子版)に発表した。

 脳内で作用するプロセスが具体的に分かったのは初めて。心的外傷後ストレス障害(PTSD)の新薬開発などにつながる可能性があるという。

 脳内では無数の神経細胞が結合しあい、シナプスが視覚や聴覚をはじめ、さまざまな情報を伝達する役割を果たす。

 研究グループによると、カンナビノイドを受け取るシナプスは、恐怖や不安など「負の感情」をつかさどる大脳の扁桃体の中の「基底核」と呼ばれる部分にあった。神経細胞に食い込むような特殊な形をしており「陥入型シナプス」と名付けた。

 陥入型シナプス周辺の神経細胞にはカンナビノイドの合成酵素も集中。神経細胞で生成されたカンナビノイドがシナプスに働きかけ、基底核の活動を活発化させて恐怖の記憶を消去していると考えられるという。

 渡辺教授は「カンナビノイドを含む薬は食欲増進などに使われている。プロセス解明によって、PTSDへの薬効に注目した新薬開発が進む可能性がある」と話している。

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