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とんかつマーケットの法則

都内のとんかつ店を見渡して何となく傾向が分かる

ロースカツがだいたい基準で
ロースカツの脂身にどれだけのうまみがあるかはかなり差が出る

ヒレカツはロースカツよりも少しだけ高いことが多い
100円か200円

カツ丼はロースカツに比較して7割くらいの値段ではないだろうか

どんな肉を使っているのかは
値段でだいたいは分かる

安いのにすごくいい肉ということもないし
高いのにすごく悪い肉ということもないと思う

ロースカツ定食・ヒレカツ定食で、
だいたい三段階だと思う。これが法則。
1.900円
2.1800円
3.2800円

1.900円  このグループはサラリーマンのランチのすこし豪華版である。
普通の豚肉で普通のあげ方で、サービスがいいと白米と味噌汁、キャベツはおかわりし放題である。

この下のレベルを設定しているのは立ち食いそば屋のとんかつとかであるが、
やはりそれなりのものしか出ない。
個人的にはそれで充分好きである。
とんかつの安売りチェーン店は余りやすくなくて800円くらいしているようだ。

2.1800円。
この値段になると豪華になる。肉がやはりいいものになる。しかしロースの脂身が甘いとまでは行かない。

3.2800円。普通自腹で食べるとんかつとしては最上級と思う。その値段がだいたいこのくらい。
肉もそれぞれの店で選んだいいものを使っていて、
もち豚、三元豚、その他いろいろ。

分かりやすいのは上野とんかつ御三家で
どの店もだいたい2800円レベルで、肉もあげ方もいい勝負。
店内サービスはまるっきり主婦パートでこれも悪くない。

とんかつチェーン店の和幸も分かりやすい。
和幸の普通の店では一番安いランチとんかつが980円くらい。
高級なもので1800円くらいで、法則通り。

和幸の高級店では普通の値段で1800円、高いので2800円。法則通り。

和幸の丸ビル店では2800円のもち豚が、東京駅のちょっとしたスペースでの営業になると、
店の名前も、肉も同じで、1800円になる。これも法則通り。

銀座の梅林も老舗であるが、
ここでも、ランチは980円、高級なもので1800円、
店で一番高いものは2800円のヒレカツ定食、
カツ丼が980円、カツ丼には1800円と2000円の高級版がある。

平田牧場は2000円。
かつくらは1800円。

最近はデパートの中のとんかつ屋も名店が出店していることが多いけれど
銀座松坂屋は例外で白カツとかの名前でヒレカツ定食を出していて、1800円。
なかなか良心的である。
個人的には2200円くらいでもいい品質と思う。

カツで有名な煉瓦亭では
ヒレカツレツ+ライスで1900円、
ロースカツ+ライスで1500円。
値段の割には少し少なめ。しかしまずまず良心的。しかし私にとってはとてもおいしい。

これらの「普通の高級店」を超えると
本当の高級店になり、
赤坂の豚組、これは最低で2800円くらい。
イベリコ豚だと5000円くらい。
量は少ない。だから女性でも大丈夫。おいしいと思う。

交詢ビルに入っているとんかつ専門店はランチで3800円から4500円くらい。
この値段になると情け容赦なく批判したくなるので店としても大変だと思う。

とんかつではないがイベリコ豚の炭火焼きというのが、あるホテルのレストランのランチの定番メニューにあって、
これは実においしい。5000円くらい。フランス料理の職人はやはり上手いのかもしれない。それとも肉の仕入れがいいということなのかもしれない。

そんなわけで、本当の高級店を別にすると、とんかつ店内部で
900,1800,2800の法則が成立しているようである。

ここから逸脱しているのは、何かおまけにつけるとかつけないとかそんなあたりのことだろう。

つまり、その店の最高級品が900,1800,2800,それ以上で
普通、チェーン店の中での高級店、老舗の高級店、本当の高級店、と分類できる。

そうは言っても、牛肉の世界とは別で、高いといっても、せいぜいこんな程度である。

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