猫のうんち
昔うちにいた猫は
半分野良で半分うちのだったから
ご飯は食べに来たけれど
基本は外出していたので
うんちをどうしていたのか
よく分からないが
抱っこして遊んでも
一緒に寝ても
特に問題はなかったと思う
人間を抱っこして遊んでいると
当然だがうんちの問題は発生する
わたしが家を買うときには
寝室とトイレがダイレクトにつながっている構造がいい
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猫の場合は基本的に口と肛門が水平関係にある
人間の場合には垂直関係になる
これでは骨盤の出口で問題が発生するのもやむを得ない
だから八の字筋をせっせと鍛える
もともと四本足で設計されたものが立ってしまったので
いろいろと問題
きちんと締めていないとうんちは出てしまうし
心臓には負担がかかるし
一日の終わりに足はむくみ
頭には血が行き渡らなくなり
さっきまで立っていたのに寝るときは横になるのだから
自律神経系もなかなか大変
基本としては
交感神経優位の時立っていて
副交感神経優位の時は横になっている
猫は起きていても寝ていても
どうせ水平設計なので体に負担がない
いいなあ、うらやましい
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ボルトが陸上短距離で驚異的な走りを見せたけれど
あれは人間という、無理な設計をされた存在が、それでも、何とか走っているから、驚異的なのであって、
あくまでも人間的である
四本足で走ればもっと加速もいいしタイムも出る
だから、得意でないことを、無理しているなあと思う
大リーグの松井は、もともと走る選手ではなかったけれど、最近では
「好走塁でチームを引っ張る」などと書かれていて
驚く
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人間は何が得意なのだろう
走れないし飛べないし目もそんなによくないし耳は聞こえないし鼻は悪いし
脳が発達しているけれど
奇妙な発達の仕方で
幸せになっているとは思えないし
何かに特化しているわけではないけれど
ほどほどなんでもできて
環境に適応する余地がある
というのが人間の特性で
それはハードで固定されていない部分が大きくて
いろいろな使い方ができるけれど
最高性能とも言えないiPhone的な存在だと言える
昔のワープロと今のパソコンを比較して
やはり昔のワープロの方が使いやすかったという人も多い
パソコンは何にでもなるという方向に進化していて、これが人間的
生まれたときから日本語ワープロだと別の言葉になっていたときに困る
環境適応性が低い
生まれたときにパソコンならば
小さい頃にどんなソフトを入れるか考える余地がある
それが人間だ