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日本の神経衰弱とお寺さん 掃除の効用

日本で昔から神経衰弱と言えば
まずお寺さんに行って
座禅をしたりその他修行の一式をしたりする
そのなかで滝に打たれるなどもあるけれど
大切なのは

規則正しい生活 と 身を清めること と 掃除である

日本人が昔から言う神経衰弱は
自分で自分をコントロールできないこと
と言ってもいいと思う

寝るべき時間に眠れない
起きるべき時間に起きられない

食べるべき時間に食べられず
食べてはいけないほどのものを食べてしまう

やらなくてはいけない仕事を一日延ばしにして
何か他のことで時間を費やしてしまう

そのような不都合が神経衰弱である

お寺さんではまず
身を清める
身体の清潔を保つ

そして規則正しい生活をする
寝る時間、起きる時間、食事の時間、そして掃除の時間、座禅の時間が決まっている。
守らないことは許されず、
守るしかない。

座禅の効用は何段階もあって
簡単には言えないのだが
まず第一段階は呼吸を整え
自分の呼吸に精神を集中することである

たったそれだけのことがどうして大きな効果をもたらすのかと
不思議に思われるかもしれないが
実際大変に有効なのである

わたしの感覚では
呼吸法を実践している間に
自分の意識が
地球外の宇宙船の一点から地球を眺め、
その中の日本にいる自分を眺め、そして、自分の歴史を振り返り、
すべてを客観化して相対化して考えることができるようになる
自分の歴史が絵巻物のように「見える」

そしてお寺さんの修行では何と言っても
心静かにお掃除である
お坊さんはたいてい
座禅しているか、お経をあげているか、
お掃除をしているものではないだろうか。
議論していたり、思い悩んだりするよりも、
掃除をしようというのが本道だと思う。

食べ過ぎてしまうなあとか
不安だなあとか
心が落ち着かないとき
身の回りを掃除してみれば
お寺さんの言うことが正しいことが分かる

まず自分の部屋の掃除
雑誌や新聞を片付けて
捨てるものは捨てて
ファイルするものはファイルする
コンピュータの中とか携帯の中も掃除しよう

ほこりを拭いて掃除機をかける
最近は掃除のための最新グッズが
100円均一コーナーにもある
東急ハンズなどのお掃除コーナーでは
変わった洗剤とか器具がいろいろにあって楽しい
これを使ってみよう、と思うものがきっと見つかるから
是非一回りしてみるといい

次は台所
ここもほぼ無限に掃除ができる
鍋には少しだけ汚れがあるものだし
シンクは何度拭いても
やはり汚れが落ちる
ガスレンジも掃除のしがいがある

皿は何度洗ってもいいものだし
冷蔵庫の中を整理して拭いてもいい

次は浴室
一応きれいにはしていても
何度きれいにしてもいい場所である

次はトイレ
ここも何度でも掃除をしよう

次は玄関
整理して拭いてしまう

ここまでの一連の清掃作業を繰り返していれば
多分悩んでいるよりもお掃除をした方がいいと思うようになる人が
かなりの数、いるのではないかと思う

季節ごとに取り替えると気持ちのいいものもある

家族には喜ばれるし
自分は気分がすっきりするし
いいことずくめだ

そして思う
悩んでいる3時間よりも
掃除をした3時間の方がよかった

人生は多分、思い悩んでいるよりも
行動すればいいのだと
悟るようになる

それも掃除の効用である


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