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ダブルバインド

女と男がいるとする

男 AかBか、どうして間違うんだ、よく考えろ

女 Aだと思う。だってCだから。

男 違う!どうしてそんなに頭が悪いんだ。Bだろう。

女 よく考えたらBだった。

男 違う!どうしてそんなに自分がないんだ。自分で考えろ。

女 ごめんなさい。いつでもあなたが正しい。

というわけで
自分で考えればAだし
相手に合わせてBだと言えば自分がないと言われるし
どちらを言っても非難されるので
最初から
謝ってしまう
あなたが正しいと認めてしまう

この段階で
女は一つ階梯を上昇している
男の言うAかBかを離れて
「なんでもいつでもあなたが正しい」と言っている

実際、男はダブルバインド(二重拘束)を仕掛けているわけで、
女がABどっちを言っても、自分が勝つ罠を仕掛けている。
それくらい勝ちたい人だということだ。

女としては勝ち負けはどうでもいいので
最初から負けを認めて
あなたが一番と言ってしまうが
今度はそれも気に入らない

女が先に一段はしごを登ったが気に入らないわけだ
今度はお前は一段はしごを登っている、遅れているで騒ぐ

対話になっていないし
対話する気がないなら命令すればいいのだが
そうする気もないらしい

このタイプの男に対しては
女はもっと先に雰囲気を読み取り
男の頭の中を読み取り
男が考えていそうな方を
自分の考えであるかのように言う

女 よくよく自分で考えたけれどAだと思う。理由はDだから。

そうすれば女は正しいし
女は自分で考えたのだし
結果として「偶然」、女は男に従っているのだし
そのようにして批判を回避して生きることができる
男は批判しようがない

結局これが日本的母子関係で日本的男女関係の原型なんですね
女がいやになるのも分かる

先回りして読んでくれる女としか暮らせない男

男は自分の考えを押しつけるなら責任を取るべきだ
そして圧倒的に自信を持ってリードするのがいい
責任は自分が取るから黙って言うとおりにしろという男が好きだという女は実は多い
もちろん結果を求められるが

能力のある男にとってはその方がいい
自分の能力を二倍にできるからだ

能力のある女にとっては
自分より能力のある男になら服従するのがいい
果実が大きいからだ
だから服従も苦にはならない
むしろ学習である

ただ愚かな男に従うのは苦痛である
損をして果実が小さい
子どもも愚かである

男は判断の責任を取らないなら女と対話するのがいい

頭が悪いのに威張ってばかりいる男というのが真実で
女はやっていられない

脳の構造から言うと
女の方が現実適応力は高いから
同年代の男はバカに見えるはずだ

だから女は年上の男を選ぶ
精神年齢が釣り合う

男が自信を持って判断し行動できるのは
日本のように成熟した社会では人生の後半になる

プロ野球でもプレイヤーより監督がクローズアップされたりする
それが成熟社会の毒である

そんなこんなで不倫は文化となる

これを回避するには
男の競争に女は入れないことを原則とする
そして勝った男はすべての女を手に入れる

多分進化を加速するために人類にそのような段階があっただろうと思う
しかし食が足りている現状では
進化を停止してでも
女は自分のパートナーで
幸せのふりをすることが必要になる

女のフラストレーションは限界に達している
優秀な男は希少資源だから

それは進化の原則で、必ず相対評価だからだ
優秀とされるのは何かの物差しで測った数%である
そして優秀な側はいつでも自分たちに有利な物差しを考え続けている
劣位な側が対応策を考えたときにはすでに基準を変えている

そんな物差しはばかばかしいが
それが現実だ

野球で三振を取る能力は
すごいけれど、ばかばかしい
それと同じ
三振を取れなくなったら
ルールを変えて
ストライクゾーンを変えているのである

バナナを腹一杯食べていれば
充分だと
タヒチの女は笑っている


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