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Twitter×iPhone

そうだろうなと思う記事

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 TwitterはiPhoneで利用した際に、最大の便利さを発揮するし、iPhoneもTwitterを使うことでさらに便利なコミュニケーションツールに化ける。実際、Twitterを使う人のかなり多くがiPhoneから利用していることが、インターネット上のアンケートや投稿クライアントに関する調査でも分かっている。また、Twitterを本格的に活用し始めたiPhoneユーザーの多くが、iPhoneの利用時間の大半をTwitterに費やしているという実体験を語る。

 iPhoneとTwitterという2つの技術革新がやってくる前、世間を騒がせていたのは、「Web2.0(ウェブ2.0)」という言葉だった。これはインターネット黎明期とは、かなり様相が変わってきた最新のウェブ技術やサービスを総称した言葉だ。筆者はこの「Web2.0」時代と、その前との最大の違いは、インターネット上の情報の量だと思っている。

 Web2.0以前は、人々はインターネット上の情報に飢えていた。しかし、Web2.0時代になると、情報があふれ始めた。ブログやSNSが登場し、個人が気軽かつ簡単に他愛のない情報でも発信できるようになった。米グーグルを使って世界の隅々から、自分が欲しい情報を瞬時に引き出して見られるようになった。それ以外にも、日々、電子メールやニュースサイト、インスタントメッセンジャーなどから膨大な情報が降ってくる。

 欲しい情報だけが増えたわけではない。増えた情報の大半は、迷惑メールや見たくもない広告、重複情報といったユーザーが関心を持たない情報、欲していない情報だ。これらの情報によって、ユーザーが本来望んでいる情報がどんどん埋もれていくことになる。

 我々はまさに、情報という泥沼に溺れようとし始めている。実はそんな中で重要なのは、「レリバンシー(relevancy=関連性)」の高い情報、つまり、自分に関連のある情報、自分にとって重要な情報を、うまく見極めることだ。

 実はTwitterの強みは、そこにある。

 ブログの成功には、いくつかの要因があるが、その1つは情報の並び順だ。それまでの多くのメディアは、「読者は時系列に沿って情報を読みたがる」と想定し、記事を時間の流れに沿って、古いほうを先に並べていた。しかし、ブログでは情報を記事単位に区切り、最新情報を一番上に並べた。これによって読者は、古い方から時間軸に沿って並べられた巨大で連続的な情報ではなく、最新の記事だけを拾い読みすることができるようになった。SNSもこの「新しい情報が上」の構造をそのまま真似た。

 そしてTwitterも同様に、「新しい情報が上」という構造を取り入れている。TwitterがブログやこれまでのSNSと違うのは、情報を140文字単位に区切ったことだ。短く区切ると、さらに情報の鮮度が上がる。

 情報の塊が大きくなればなるほど、塊の中に含まれる時間の幅も広くなる。例えば、掲載されたばかりのブログ記事でも、30分かけて書かれた記事なら、時間軸は30分巻き戻されることになる。これに対してTwitterの140文字のコミュニケーションでは、数秒から数分前の情報が活発にやり取りされる。

 これは人々の間に会話的やり取りを発生させるテンポ感だ。

 実はiPhoneでは、Twitter用クライアント(Twitterを閲覧したり、投稿したりできるアプリケーション)が数多くある。その多くが、位置情報を活用している。iPhoneに内蔵したGPS(全地球測位システム)を活用して位置情報を取得し、例えば半径2キロメートル以内の最新のつぶやきを総覧できる。近くにいる人のつぶやきを見て、最寄り駅で「車両点検で電車が遅れ、ホームがあふれている」といった情報が分かったり、近くの店で「特別セールを実施中」であることが分かったりする。

 さらに、位置情報と連携したTwitterは、コミュニケーションだけでなく、人々の行動パターンも変え始めた。例えば筆者の友人は、Twitterで、近所の飲食店オーナーと知り合いになった。会社にいても、自宅にいても、半径2キロメートル内のつぶやきにそのオーナーのつぶやきが表示されたので気になり、会話を始めて仲良くなった。

 iPhoneとの組み合わせで、Twitterに写真や動画、音といったテキスト以外の情報も増えた。多くのiPhone用Twitterクライアントは、簡単に写真を投稿できるようにしている。iPhoneのカメラを使って近くの風景や目の前の友人や食べ物を撮影し、その写真を自動的に写真共有サーバーに登録し、そのアドレスをTwitterのつぶやきに埋め込める。最近のパソコン用Twitterクライアントの多くは、つぶやきに埋め込まれたこれらの写真を自動的に表示するようになっており、Twitterが文字だけではないツールへと進化したように見えるのだ。

外出先からでもつぶやけるiPhoneのおかげで、Twitterのタイムラインでは、きれいな景色や、気持ちが安らぐ虫の声、そして楽しんでいる人々の動画まで楽しめるようになった。

Twitter×iPhoneが切り開く新情報時代
ITジャーナリスト・林 信行氏

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Twitter×iPhoneとなると多分また新しい病気が発生しそう
難しい話より先に
睡眠時間がまず少なくなるだろうと思う
隣にいる人と話さなくなるような気もする

自分にとって心地よい人からのつぶやきだけを選択して受信するのだから
ますます自己愛的傾向が培養される
すると自己愛性格を基盤にしたうつ病が増える
そんな予測になる


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