SSブログ

クラウド化の流れとセキュリティパッケージ

シマンテック、Amazon EC2向け製品を提供開始
とニュースの見出にあったので

少し書いてみる

大規模な会社で全国に支店があったりする場合,
大きな病院でいくつもつなぐとはいわないまでも
病院内で受け付け,診察,薬剤,会計,などをつないで
運用しないといけない場合,
やはり専門の情報管理部門が必要になり,
IT関係の仕事が増えてよかったとIT業界では喜んでいた

実際は簡単ではなくて
現場からは一方で「難しすぎる」「仕事が増えるだけでサービス向上になっていない」
と不満が上がり
また一方では、「こんなシステムでは無駄だ」「病院の業務の本質が分かっていない」
と非難され
一方システム担当者からは「このくらいは使えるでしょう」「きっと便利になるのに」などと
ぼやきも聞こえる

実は、新しい機械を導入することは
古い看護師さんや事務さんをやめて貰う口実になるのであって
すると給料が安くてPCが使える人材を確保できていいように思うのだけれど

こんどはその新人さんが
病院というあまりにも変な場所になじめないで適応障害になってしまったりする

そんなこともある、病院の情報管理部門である。

ーー
さて、公立病院のように赤字深刻と渋い顔をしてみせるが何も変えない病院もあれば、
経営努力を重ねる病院もある。

IT化に取り組んだ先発組は大学病院などであるが
また日立病院とか東芝病院、NTT病院など、ITに強い企業が母胎となっている病院。

そこでいま不都合が起こっていて、
実は、最近は院内のメール、電子カルテ、レセプト、会計、画像ファイリング、など、
いろいろなものがクラウド化できる環境になってきた。

ただここで経営判断としてはクラウド化・外注化なのであるが、
それは病院内の情報部の人員整理につながってしまう。
組織というものは、どこでも自己保全に全力を挙げる。
そこで、クラウドは暗号化も不十分、悪意あるユーザからの侵入を防げるのか、
よくあるように個人のWinnyから情報が漏れても知りません世などといって
脅しをかけて組織を守ろうとする。

たしかに暗合しないままでデータを飛ばしている場合もあるのだろうし、
まずいには違いない。
そしてクラウド化するとデータを外部にあずけることになってしまうので、
そこでまたリスクが発生する。
データ保全のリスクと、データはクラウド側会社のものだと言い始めて、
データ保守料とかデータ変換料とかで
サービス提供側とユーザー側で話が決裂する場合も多い。
決裂したら嫌がらせに、高額の、データ変換料を請求する。それを支払わないなら、
データは知りませんよというわけだ。

さて情報部の人たちが強調するように、外に出して、セキュリティは大丈夫なんですかと
いう問題であるが、
逆に、病院内でイントラネットを構築している場合、
セキュリティは充分ですかということになる。
それが「充分だ」と答えられるようならば、
なにも局所的な仕事をしている必要はないのであって、
アマゾンEC2のような仕事に展開していけばよいので、
言っていることが何だか怪しいのだ。

そんなこんなで考えると
大病院はIT化難しい、やったとしても、最新化できない。

中小病院の方が新しいサービスを利用して最新のサービスを患者さんに還元できるということになる。

ここで中小病院のIT化の面白さが見えてくる。

いままでは自社サーバーを置いて管理を任せ
わけの分からないことをいう情報部社員にいやな感じを抱いていた社長は、
もっとクリアーな回答をもたらしてくれる
ソニー・ビット・ドライブの説明に納得するのである

必要なだけ借りればいい
不要になったら戻せばいいし
必要が増えたら増やせばいい
ソフトのビージョンアップがあればそれはクラウド側でやってくれるし
セキュリティ強化もクラウド側でやってくれる

いままで社長は中身がよく分からない機械に大金を支払い
もやもやしていたのである

イントラネットでプライベートクラウドを実現し
すべてのセキュリティを確保し、その上でも会社の要求に応じたきめ細かな動きができれば、
給料分は働いていることになる。

しかしパブリッククラウドにつないで、
ほとんどクラウドのあちら側任せでいるとすれば、
こちら側の情報管理者は不必要になるのだ。

最初から一人もいなかったという中小病院の方が最新形態に変化しやすいのは分かり易い。

ーー
解決は簡単で、
客のクライアントマシンから出るときは暗号化する。
クラウド側に来てから
大規模なセキュリティシステムで対応する。
すると、低コストで、迅速で、安全なシステムが構築できる。

ーー
さて、社内ネット派が、抵抗するとして、
現実にどの程度の不具合が会社内のシステムで起こっているのかということになると
これは意外に多い。
1年間にトラブルを経験したのは6割を超えるという。

確かに、会社のもっとも優秀な人が情報部門に行ってしまったらおかしな話で
やはり本業部門にいるはずだ
ではどんな人たちが情報部門に行って、どんな仕事をしているのかということになり、
結局、お医者さんと看護師さんの怒りが向けられることになる。

するとたいていは、「仕様ですから」と言い逃れをする。
中にはお医者さんの中で少し好きな人は自分でやってしまったりする。
すると「システムが不安定になりますから、勝手なことはしないでください」となる。

すぐできる簡単なことをやらないから代わりにやっているだけなのに、
なんだろうね、あの言い方は。
そして最後は「仕様です」というのである。

おかしかったのは、電話番号の登録を別の番号に変更して置いてくださいと
オーダーとした時だ。若い人は空気が読めず「仕様ですから変更できません」といってしまった。
「分からない時は、仕様ですから、できませんと言え」と教育されていて、その通りに言ったのだろう。
これにはさすがにあとで上司が釈明に来て、謝罪していた。

ーー
そんなこんなで、
サーバはクラウド、セキュリティもクラウド、
余った情報社員はクラウドのあちら側に、というわけだ。






共通テーマ:日記・雑感
EBOOKソニー・ビットドライブ ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。