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EBOOK

EBOOK作成サービスという会社があって
おおむねをいうと
イトーヨーカドーの新聞チラシとか
テレビのトリセツを
そのままネットに掲載して、
ページをめくりながら見てもらうというものだ

せっかくのネット媒体なのに
チラシや本をそのままで載せるという気持ちは
どういうものなのだろう

ーー
利点を挙げれば

物事を体系的に理解するには
背中を綴じた本を使うのが一番よいと思っている

あの本のあのあたりに書いてあったかなとか
そんな思い出し方をする

医学の教科書などはその典型で
やはり本を一冊きちんと理解して
その上でそれぞれの項目との関係も分かるわけで
百科事典のように項目だけを読んでも
全体とのつながりの中でどこに位置しているのかが
よくわからないと
「理解する」感覚にはなかなかならないと思う

ーー
ネット上にあるのは
情報の断片であって、
それが「象の前足の爪」なのか「犬の後足の爪」なのか
よく分からないで読んでいることがある

ーー
辞書を使うときでも左手でだいたいあの辺という感覚が大事ではないか
電子辞書だとそれが流れてしまう

医学書院の内科学と
朝倉書店の内科学がやはりずっと頭にあるような感じがする

あの重みとか紙の感じとか
線を引いた記憶とか



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