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2010年桜の春の夢

2010年桜は早く咲いて
そのあと寒い日が続き
散りそびれ
4月17日やはりみぞれが舞うほどの低温で
私のJRの定期が切れる日なのに
桜はまだ少しだけ残っているし
傘をさして寒いしで
参っていたら

こんな時だからだろうが
不思議なような夢を見て
解釈して合理化するか知性化するにしても
まずその映像に圧倒されているような次第だ

夢を不思議だと言うのは
表現としては何も言っていないに等しいのだが
体験としては
そのように言うしかないと思ってしまう

散り残った桜が
運んでくる何かなのだろう

たぶん昔の人も
散り残る桜に寒い雨が降る時
不思議な夢を見たはずだ

日本という風土と日本語という基本システムが
不思議な夢を見せるのだと思う
春の夜の夢

なぜなら
昼を生きて
また夜が来て
続きの夢を見るからだ

夢のなかのありえない人物は
ありえないことを語り
薄々夢だと気づいていながら
その展開に驚き
映像を忘れられない

むしろ忘れたくないような何ものかで
しかしそれをスケッチすることもできず
言葉も届かず
こうして書いている

私が映像作家でも
忠実な再現はどうしていいのか難しそうで
映像で喚起される何かを
シンボルとして共有する何かを語ることになりそうだ
そう思うから私は映像作家になれないのだろう


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