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ナウル

イッテQが注目したのは・・・ナウル共和国
なぜなら、このナウルという国は世にも奇妙な運命をたどっている謎の国だからである。

資料によると、ナウルは20年前までアメリカや日本を押さえて世界で一番のお金持ち国家!
なんと医療費、学費、税金などがすべてタダという夢のような国だったというのだ。
しかし、現在はその見る影はなくなり、国として立ち行かなくなっていると言う。
なぜこの国は20年前、世界一豊かだったのか?
そして、なぜ今存亡の危機に瀕しているのか…

この謎を解き明かすのは、映画・舞台と幅広く活動中の女優、長谷部瞳!
長谷部の使命は、謎の国ナウルに潜入し、日本を代表する海外旅行ガイドブック「地球の歩き方」のナウル編を作る事。
日本人に人気のない国を紹介しなければならないので、
県や国の紹介に長けている芸人・はなわも長谷部に同行!

「地球の歩き方」そのナウル編を作るという、今回のミッション。
我々はナウルに旅立つ前に「地球の歩き方」編集長 石谷さんに話を伺ってみた。

スタッフ「地球の歩き方を作るうえで最低限載せなきゃいけないものは?」
石谷「交通機関、観光スポット、宿泊施設、食事ですね」

そして石谷さんがナウルについて知っていることは?
石谷「島自体がトリのフンが固まって出来た島、
   太っている人が非常にモテるっていうウワサを聞いています」

日本からはるか4800キロ、誰も行かない海外旅行!
日本人に一番人気のない国ってどんな国? IN ナウル 

二人が降り立った、ナウル国際空港は成田空港からオーストラリア、ブリスベンを経由し
14時間かけてようやく到着できる場所。
国土は東京の品川区と同じくらいの大きさで国を一周するのに、車で20分とかからない。
国連加盟国では2番目に小さく、総人口はおよそ11000人。
長谷部 「それではここから、イッテQ!版の地球の歩き方ナウル編を作りたいと思います!
せっかく空港にいるので、最初はまず交通情報から調べたいと思います
まずは旅行に不可欠な交通機関の調査!」
はなわ「バスとか電車ってあるんですか?」
男「手を挙げたら止まってくれるバスが、一日2本走ってるよ」
長谷部「バス停とかはないんですか?」
男「ないねえ」
バスを見つけた!
長谷部「アレが一日2本のバスですか?」

ナウルの交通機関。
空港に到着しても、電車、駅などはなく主な移動手段は車かバイク。
手を挙げれば停まってくれるバスはあるが、1日2回しか走っていないので、
遭遇は難しい。

ということで、今回はチャーターした車でナウルリサーチ スタート!
はなわ「レッツゴー! いいねえ」
長谷部「うわあ、すごく綺麗!」
走り出してすぐ、目の前に広がる青く美しい海! 
島を360度囲む青き雄大な太平洋がナウルの観光スポット!
赤道直下にある島国ナウルは常夏のパラダイスだった。

そんな島を車で走っている時、長谷部があることに気付いた。
長谷部「さっきからブラブラしてる人が多いんですよね」

成人男性なら、ふつうは働いているはずの時間に、一体何をしているのか?
車を降りて、ブラブラしている人に話を聞いてみる!
はなわ「今何やってたんですか?」
男「何にもしてねえよ」
はなわ「どこ行ってたんですか?」
男「魚釣りさ」

続いて通りかかったバイクに乗った男性は・・・
はなわ「何やってたんですか?」
男「島を一周してたんだ」
はなわ「何で島一周してるの?」
男「今日は特にやることもないからね、バイクに乗っていたほうが涼しいだろ?」

魚釣りにツーリング 一見、働きもせずのんきな国民性・・・と思ったがそうではなかった。
実は、ナウルでは現在、失業率の高さが大問題に!
なんと成人男性の90%が無職なのだ!
20年前は、世界一とも言われた金持ち国家。それが現在は仕事がないという謎。
果たして、この20年間に何が起きたのか?
その謎は二人が訪れた病院で明らかに・・・

はなわ「患者さんはどんな病気の方が多いんですか?」
院長「肥満や糖尿病が多いわね、食生活を変えようとはしていますが難しいですね」

実はナウルという国、糖尿病予備軍の人数が世界第一位(人口比率)!
確かに、街中で見かける人のほとんどが太っている!
院長「すべてはリン(鉱石)のせいよ、リン(鉱石)が取れるようになってお金が儲かるようになってからは、贅沢を覚えて食べ物は外食ばかり。国民は働かなくなってしまったの。」

ナウルを語る上で最も重要な言葉・リン鉱石。

二人はリン鉱石の採掘場へ。
はなわ「うわ~ すごい(景色)! この白いやつは?」
採掘場の崖の白い壁面を指さし、
男「それはサンゴだよ」
長谷部「サンゴですか!ってことは、ここは海だったんですか?」

驚くべきことにナウルは海上に飛び出したサンゴ礁のうえに
あほう鳥が排泄した大量のフンが積もって出来た島。
さんごの成分と鳥のフンの成分が化学反応をおこし出来たリン物質が、
国土全体に埋蔵されることになったのだ。
白い石を手に取り、
長谷部「これがリンですか。 なんか、タダの石みたいです。これが肥料になるんですよね?」
男「それを砕いて使うんだよ」

もともとは、農業や漁業で自給自足の生活をしていたナウルの人々。
しかし今から40年前。リンが肥料の原料として海外に売れることを知ったときから
豊かな生活を求め、リン鉱石を掘って掘って掘りまくった。

そして、その収益を国民全員に均等に分配するという政策により、
1981年。ナウルは国民一人当たりの収入を示すGDPが
アメリカや日本をはるかにしのぐという豊かな黄金の時代を迎える。
もはや国民は働くことを忘れ、海外旅行に外車、そしてグルメと天国のような生活を謳歌したのだった。
しかし、資源はいつか費える・・・
はなわ「(今は)あんまり取れないですか?」
男「もうほとんどないよ」
はなわ「そっか~ 30年以上掘り続けていたらなくなるわな そりゃ」

大量に取れていたリン鉱石も、1990年代から徐々に枯渇に向かい、
それとともに国民生活レベルも低下。
2000年に入り、国は破産状態になってしまったのだ。

いずれリン鉱石がなくなることは20年以上前から判っていたのだが・・・

今楽しければいい。その考えが一つの国を破産へと導いたのだった。
しかし、この国にも希望は残されていた。
それは学校で学ぶ子供達。

低学年の生徒には、読み書きを中心とした基礎教育が、
そして高学年の生徒には、社会に出て働くことが出来るようにと指導が行われていた。

校長「この子たちの未来には、働くことが当たり前という国になってほしいと思います。」

ナウルに新たな産業をおこし、仕事を作り、
母国の未来をその手で切り開いていかなければならない子供達。
そんな子供達に、はなわが歌をプレゼント!
「ガッツ伝説」の熱唱に笑顔の子供達。
言葉の意味は伝わらなくても、ナウルの子供のハートに届いた。
そんな子供達と記念写真。この写真が「地球の歩き方ナウル編」の紙面を飾る。

二人はこの後、「ナウルでは太っている人がモテる」という噂の検証を行った!
太った(森三中)大島と森公美子、痩せた(オセロ)松嶋と長谷部瞳の
4人の写真が貼られたパネルを手に「恋人にしたいのは誰?」とナウルの人たちに聞いてみた。

はなわ「誰か一番タイプな人を選んでください」
男(森 公美子をさす)
男2(森 公美子をさす)
長谷部「くやしい~ やっぱり(太った人が)モテるんですね!」

ナウル女性の好みはどうなのだろうか?
続いて用意したパネルは(NEWS)手越と(インパルス)堤下
はなわ「恋人にしたいのはこの二人だったらどっちでしょうか?」
女(堤下を指す)
子供で試しても、全員が堤下を指した。
はなわ「堤下 超モテてるよ!」
長谷部「(堤下さん)ここに住んだほうがいいですよ。」

島中を回り、未知の国ナウルを学んだ二人。
旅の最後を飾るのは、はなわ作詞作曲のナウルソング!
披露する相手はナウルの教育大臣バロン・ワンガさん。

長谷部「ナウルのことを見学させて頂いて、すごくナウルのことがわかりました。
すごく素敵な所だったので、彼にナウルの歌を作ってもらいました。
はなわさん どうぞ!」

♪はなわ作詞作曲 タイトル「ナウルの歌」♪

ナウナウナウナウ ナウル ウルウルウルウル ナウル 世界の果て アイランド

ナウルの町には信号も電車もない ホテルはなんとかあっても お湯がでない!

空港には時計もなければ 整備場もない そもそも 国民はちょっと 愛想がない

ナウナウナウナウ ナウル 何にもない

ナウルの人は太ってる人がモテるから 国民のほとんどがD・E・B・U デブ

糖尿病の予防 みんなしてるけど お医者さんも太ってるから 説得力ねぇ

ナウナウナウナウ ナウル メタボリック!

そんなナウルは素晴らしいとこばかり 珊瑚がキレイなビーチや 満点の星空 

すべての人たちが自由でおおらかだ 人の悪口も ストレスもない

そんなナウルに 一度 遊びに来ませんか? 太ってる人は 大歓迎

センキュー! アイ・ラブ・ナウル!


長谷部「大臣 どうでしたか 彼の歌は?」
大臣「ビューティフル!」

はなわ「ありがとうございました!」

長谷部「大臣! ほんとに今日はありがとうございました!」

というわけで結論!

謎の国ナウルは、人も気温もあたたかい国でした!



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