SSブログ

身を捨てて ゆきやしにけむ 思ふより 外なるものは 心なりけり 

人をとはで ひさしうありけるをりに あひうらみければ よめる

身を捨てて  ゆきやしにけむ  思ふより  外なるものは  心なりけり 凡河内躬恒

ある人を訪問しないで久しくなっていた時に、夢で逢い、それまで逢わなかったことを悔やんで詠んだ

体を離れて勝手にこころが行ってしまったようだ、

本来思ったことより外にあってコントロールできないものは心なのだな

ーーーーー
体を離れて心が勝手に行ってしまいました 

思いのほかの強さであなたを思っていました ということだろう

あひうらみければ がいまひとつ不明であるが お互いに恨みに思って ということだろうから

逢わなかったことを悔やんで つまり、強く思い出して、

ということではないだろうか。

そうとしても、「あい」が分からない。

わたしはあなたを強く後悔と共に思い出した というなら意味は通じるが

あひうらみければ というので よく分からない。

ーーーーー
体を離れて心がゆくというのは 夢の場合に使いそうだけれど

あひうらみければ を 「夢で逢い、後悔した」とすれば

意味が分かるのだが。


共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。