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「国の借金」の総額が6月末時点で860兆2557億円

7月1日時点の推計人口の1億2761万人で計算すると、1人あたりの借金は約674万円

 『父親の年収(税収)は460万円、配当や貯金の取り崩し(その他収入)90万円を繰り入れ、さらに330万円を借金し、合計880万円になった。家計の4割近くを借金で賄うだけでなく、過去の借金残高が5500万円、利子の支払いだけで200万が消える』  文芸春秋9月号「16兆円マニフェストを検証する」

事実と国民の間に必ず編集権が介在している。


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また会うために

あたしが自分の人生のために活用できるリソースは限られている
この頭とこの体しかない
家柄悪い、友達いない、親戚あてにならない、コネはない、
習い事はしたけれど特殊な才能はなく、学校の勉強もスポーツも普通程度。
どうやって生きていけというのかと思ったけれど
あたしは少しかわいい。

おとうは潰れそうなスーパーの魚の仕入れ係。おかあはやはり潰れそうな会社の経理担当。
どちらに似ても、この先の人生は暗い。
キャバでバイトしたら結構評判よくて何だかちょっとだけ成り上がり双六みたいでいまは銀座8丁目勤めだ。
お客は大企業社員が集団で来て宴会をやって帰って行くのが多い。
だからあたしもお姉様方の末席に連なってお勉強中だ。
お肌の張りとぷりぷり感が自分としては売りだと思っている。

いやな奴と言えばマネージャーがそうで、あたしをスカウトしたんだけど、
自分の女とか思っているのか知らないが、月に一回か0.5回くらいつきあわされる。

この間、いつもの大企業さんの若い子から誘われた。あたしはお店でしかつきあわないと決めているから、何とか傷つけないように言い逃れをするんだけれど、この子はなんだかナルシスナルくんのようで、思い込みが激しすぎる。お姉様方はこのあたりはさすがに上手いのだけれど、あたしはまだそこまでのテクニックはない。

と思っていたらラブレターだ。

また、会えるといいね
嘘ついて、ごめんね
彼女が、できたというのは、嘘
あなたの気を、引きたかったんだ
許してくれる?
許してくれるなら、もう一度だけ、会ってもらえないかな?
もし、会えたら、とびっきり、やさしくするからさ
もう、あなたに、会えないなんて、考え出したら
わたしの気が、めいってしまいそうで

この人ナルくんで「わたし」なんて言ってるし。彼女ができてもできなくてもあたしは全然気にしないし、第一そんなことであたしの気が引けるはずはないし、とびきりやさしくするなんて意味も分かんないけど、そんなこと全然して欲しくないし。あんたの気がめいるから、あたしが会ってあげなくちゃならないなんて、全然もう話が逸脱してませんか?ただお店に通って欲しいんだけど。そのためにもしっかり稼いでね、坊や。あなたは先輩方のご機嫌取りは苦手な様子。

あたしと会うことなんか簡単だよ、ちゃんと稼いでお小遣い貯めて、プレゼント持って、会いに来たらいいじゃない。あたしはきちんといい気分にしてあげるよ。あたしのきれいを見せてあげるわ。ゴルフも始めたし、コースに誘ってくれたら行ってあげてもいい。

とまあ、こんな感じのことを無駄話で話していたら、お姉様の一人が、みんな最初はそんな意気込みよ、でもそのうち寂しくて、誰かに頼りたくなったり、誰かに頼られたくなったりするの、それでややこしいことになって、結局みんな同じようなコースなのよ、時間が経てばすべての特殊は普遍に変化するのね、なんて言っている。この手紙の人、悪い人じゃないよ、経験は少ないかも知れないけど、誰でも最初はそうでしょう、少なくともこの人は、まっすぐな気持ちだと思うな。こんな人が最後はいいんだよ、一緒の年をとるにはいいんだよ。そんなことも言う。

そうか、そうなンだ、こうしているうちに次の展開を考えなくちゃ。あたしは歌が好きで自分で作詞作曲できるしレコーディングして自分でCDを作れるからその線でしばらく幸運を待つことにしよう。
自分では全アジアで通用するロメディラインだと信じている。



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マンゴー味だらけの近頃のジュース

近頃のジュースは何でもマンゴーの味がすると思って
あきれてしばらく飲まないでいた
久しぶりに飲んで箱を見たらマンゴージュースだった


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統合失調症 若く幼く見える

統合失調症の人は何となく幼形成熟なのか
実年齢よりも和解感じがする
なぜなのだろう

このあたりが統合失調症女性の有利なところかもしれない


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銀座8丁目

桃色の花の咲き始め
南の風の吹き始め
柳は繭にこもってて
わたしは乙女始めてる
冷たく薄い白い皮膚して
静脈であなたを誘いかけ
すこしほてるの
そこがほてるの

三月三日は、うらうらとのどかに照りたる。
桃の花の今咲き始むる。
柳などをかしきこそさらなれ、
それもまだまゆにこもりたるはをかし。
広ごりたるはうたてぞ見ゆる。

柳の繭が広がったら
だめ

だめ?


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中央省庁の人事

中央省庁の人事は、省庁間の交流もある。
実際に移ってみると、その異文化ぶりに戸惑う。
そして怒りになって、うつになる。

要するに、鈍感な者が、敏感な者を、追い詰める。
加害側が鈍感すぎる場合もあれば、
被害側が敏感すぎる場合もある。

特定の誰かに対する恐怖症が成立していて、吐き気もめまいも過呼吸も起こる。
恐怖が中心なのだが、その根底には、怒り、反感、恨みがある。

中央省庁とひとくくりにしているが、
それぞれ違い、カルチャーショックを受けるという。

またかなりの程度、大臣、副大臣に振り回されてしまうようで、
いいとういうか、悪いというか、困ったものなのだという。
かなり朝令暮改。

そんな中でも、マスコミはどんどん勝手なことを報道してしまう。
こちらとしては、小集会をたくさん開いて、理解してもらう作戦なのだという。



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モルヒネとドーパミン

痛みのない人にモルヒネを繰り返し投与すると、ドーパミンが過剰に放出され、結果的に依存症になります。反対に、がんなどの痛みがある人に対してモルヒネを適正に使用した場合は、ドーパミンの過剰放出は起こらずに依存症にはならない
ことを説明している図。

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ドーパミン関係の図

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セレギリンのドーパミン代謝抑制作用

セレギリンのドーパミン代謝抑制作用
 ドーパミン代謝の第一段階は、3位水酸基のmethoxy化と、アミノ基の酸化的脱アミノの2方向がある(図1)。酸化的脱アミノ反応を触媒するモノアミン酸化酵素(MAO)はMAO-AとMAO-Bに分類され(表1) のMAO-Bはセレギリンにより阻害される。ノルアドレナリン、セロトニンはMAO-Aで,ドーパミンはMAO-A、MAO-Bの両酵素で代謝されるが、線条体ではMAO-B活性が優位に存在するため、線条体におけるドーパミン代謝はセレギリンにより抑制される。
 なお、セレギリンは1mg/kg以上の高濃度ではMAO-A, MAO-Bの両酵素を阻害する。高濃度のセレギリンでcheeze effect(高血圧発作)を引き起こすことがあるのは、MAO-A阻害によりノルアドレナリンの分解が抑制されるためで、常用量のセレギリンではその恐れはない。

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セレギリンのその他の抗パーキンソン作用
 症候上の抗パーキンソン作用に関わるセレギリンの作用として、ドーパミンの代謝抑制作用の他に、神経活動に伴うドーパミンの遊離亢進、神経終末へのドーパミン再取り込み抑制などがあり、これらの作用によりシナプス間隙におけるドーパミン濃度の上昇と持続を高めている。

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セレギリンはニューロン興奮に伴う神経終末からのドーパミン(DA)遊離を高め、MAO-Bによる酸化的脱アミノ反応を阻害し、再取り込みを抑制する。結果としてシナプス間隙でのDA濃度を高く持続させる。DCはDAの代謝物である3、4-ジヒドロキシフェニルアセテート(3、4-ジヒドロキシフェニルアセトアルデヒドから自動酸化で生じる)。Xは阻害部位
◆セレギリンの体内動態
 セレギリンの消化管からの吸収や脳への移行はきわめて速く、その脳内分布はMAO-Bの活性が高い視床、線条体、大脳皮質、脳幹などに高い。またセレギリンはチトクロームP450(2D6と3A4)によって、主にデスメチルセレギリン、L-アンフェタミン、L-メタンフェタミンに代謝される。デスメチルセレギリンはセレギリン同様MAO-B阻害作用を有するが、L-アンフェタミン、L-メタンフェタミンの作用は覚醒剤であるD-体の約10分の1であり、ヒトへの投与量では抗パーキンソン作用には寄与していないとみられる。

◆セレギリンのMAO-Bを介した神経保護作用
 近年、セレギリンの神経保護作用に関心が集まっている。パーキンソン病における神経変性機序に関する仮説の一部に、フリーラジカル説や神経毒素説があるが、いずれの説でもMAO-Bによる酸化が細胞障害機序に重要な役割を果たしており、セレギリンはその活性を阻害することで細胞変性を抑制している可能性が考えられている。
・フリーラジカル説:ドーパミンがMAO-Bにより代謝される際に発生する過酸化水素から、非常に反応性の高いヒドロキシルラジカルが形成され、細胞を障害する説
・神経毒素説:1-methyl-4-phenyl-1,2,3,6- tetrahydropyridine (MPTP)などのドーパミン神経毒素の存在を仮定し、MAO-Bがこれらの毒素の活性化に寄与するとする説

◆セレギリンのMAO-Bを介さない神経保護作用
・SOD誘導作用:ミトコンドリアおよび細胞質に局在するSODを誘導し、フリーラジカルを介した細胞障害機序に対して保護的に作用する。
・アポトーシス抑制作用:黒質神経細胞死がアポトーシスによるとする説は有力であるが、MAO-B抑制作用の出現しない低容量のセレギリンによりアポトーシスが抑制される。
・神経栄養因子産生促進作用:動物実験や培養細胞を用いた実験では、セレギリンがグリア細胞を活性化させ、神経栄養因子の産生を高めて細胞保護的に作用する。

 セレギリンの神経保護作用に関する実験データは多く、それらは必ずしもMAO-B阻害作用によるものではない。セレギリンによる神経保護の機序が解明されることにより、新たな神経保護薬が開発される可能性もあると考えられる。



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レディオヘッド ユーザーが買いたいと思った価格でダウンロード購入できる

レディオヘッドを聴けばわかる音楽業界・ダウンロード違法化論の不誠実

 英国の人気ロックバンドレディオヘッドの新アルバム「In Rainbows(イン・レインボウズ)」が12月3日から日本でも、ユーザーが買いたいと思った価格でダウンロード購入できるようになる。この試みが音楽業界にどのような変革をもたらすのか。その意味を考えるとともに、あわせて岸博幸氏がIT PLUS連載コラムで展開した筆者の活動に対する批判に反論する。(IT・音楽ジャーナリスト 津田大介)

 11月26日、ホステス・エンタテインメント(東京・目黒)は世界的な人気を誇る英国のロックバンドレディオヘッドのニューアルバム「In Rainbows(イン・レインボウズ)」をユーザーが自由な価格でダウンロード購入できるウェブサイトを12月3日正午より開始すると発表した。これは、今年10月1日にレディオヘッドが自分たちの公式サイトで先行して実施し、音楽業界を震撼させていた試みだ。超一流のミュージシャンがレコード会社を捨て、自由価格制のダウンロードに移行したというこのニュースは、音楽業界のみならず、コンテンツ業界に携わる多くの人に驚きを持って迎えられた。

■買い手が価格を決める新手法が成功

 レディオヘッドによるこの試みの何が凄かったのか。それはひとえにアーティストがレコード会社から完全に独立して「食べて」いくためのビジネスモデルを構築しようとしているところにある。

 「In Rainbows」はダウンロードだけでなく、後日CDの形態でも発売されることが決定している。つまりこれは音楽配信(ダウンロード)による先行販売ということだ。この試み自体はiTunes Storeなどでもよく見られ、特段珍しい話ではない。「In Rainbows」が画期的だったのは、購入者がダウンロード時に自分で好きな価格を付けられるところにある。しかも、ユーザーが望めばお金を払わず「無料」でアルバムをダウンロードすることもできるのだ。このアルバムこそ、本当の意味の「オープン価格」であると言えるだろう。

レディオヘッドの「In Rainbows」のダウンロードサイト
 
 英国でダウンロードサイトがオープンした際、筆者も6ポンド(約1400円)払ってアルバムを購入してみた。クレジットカードによる決済終了後、ZIP形式で圧縮されたファイルへのリンクが示され、ダウンロードできるようになるシステムだった。ダウンロードしたZIPファイルを解凍すると、160KbpsのMP3ファイルが10曲入っていた。近年のエレクトロニカ路線と以前のバンドサウンド路線が適度にミックスされた(第一印象は地味ではあるが)完成度の高いアルバムになっており、これまでと同じく緻密なスタジオ作業を経た上で完成したものであることは疑いがない。レディオヘッドによれば、今回のアルバム制作にはレコード会社は一切関与させず、自分たちの費用でレコーディングを行ったそうだ。

 多くの人が気になっているのは「実際にこの試みでバンドがどれだけ潤ったのか」というところだろう。この件についてレディオヘッドのマネージャーがBillboard.comのインタビューに答えた話や、調査会社のコムストアが発表したデータを総合すると、有料でダウンロードしたのは30万~50万人程度。有料で購入した人の平均購入価格は全世界で6ドル(約660円)前後ということが分かっている。これは、バンド側にはおよそ2億~3億円の収入が入ったということだ。

 デジタル制作が中心になり、レコーディングコストが激減した現在、アルバムの制作費は安く上げようと思えば数百万、高くとも1000万~2000万円程度と言われている。サイトの構築費用やサーバーの維持費などを考慮しても、ダウンロード売り上げの「粗利」が少なくとも1億円程度発生していることは確実だ。

 このアルバムをメジャーのレコード会社を通してCDで販売した場合、さまざまなコストや流通経費が差し引かれ、彼らの手元には売り上げの数%しか残らない。当たり前の話だが、自分たちで創った音楽をユーザーに直接販売するというのは、それだけ利益率が高くなるということなのだ。

 今回の事例で非常に興味深いのは、ダウンロード販売という形態を、CDの販売で補完しようとしているところだ。「In Rainbows」は年末から年明けにかけて、CDでも販売される。しかし、ここでもメジャーのレコード会社は関与していない。「In Rainbows」のCDは世界各国で販売されるが、それらの販売流通はメジャーレーベルを通すのではなく、レディオヘッド側がその国ごとに条件の良いインディーレーベルと直接契約してリリースする形態を取っているのだ(日本の場合、世界中の有名なインディーレーベルと提携し、新世代の洋楽プラットフォームとして認知度を高めているホステス・エンタテインメントと契約した)。

 さらに自分たちの公式サイトでは、通常のアルバムではなく「DISCBOX」と呼ばれるコアファン向けの商品も販売する。DISCBOXはアルバムのCDと、2枚組の12インチLPが付属し、CDにはエクストラトラックとしてボーナストラックと、デジタル写真集とアートワーク画像が付属。それに加えて通常のアートワークと歌詞のブックレットが付属し、40ポンド(約9400円)という価格で販売される。

 通常のアルバムとして見れば高価だが、バンドへの忠誠度が高いファンにとっては、このように付加価値の高い商品が発売されることは「願ったり叶ったり」という部分がある。音源そのものを手軽に聴きたい人にはダウンロードや通常盤のCDという手段を提供し、ロイヤルティーの高いファンには付加価値の高いDISCBOXを提供する。多くのファンを抱える大物アーティストしか取れない手法ではあるが、ファン層に合わせたマーケティングという意味で、ユニークな事例と言えそうだ。

■無料ダウンロードは「プロモーション費用」

 ここでポイントになってくるのは、彼らがダウンロード販売において「無料」のダウンロードを認めたということだ。従来はコストを払って行わなければならない「プロモーション」をユーザー任せのオープン価格にすることで「プロモーションなのに収入が得られる」という仕組みを作り、なおかつ幅広い層に新しいアルバムを聴かせる機会を与えたのである。

 数カ月後にはCDで販売されるというのも心憎い。ダウンロードした音源では飽き足らず高品質のパッケージ商品が欲しいという人が出てきたら、あとでパッケージを買わせることもできるからだ。ダウンロード版の音源をCDと比べて微妙に音質が劣る160KbpsのMP3にしたあたりからも、バンドの意図は明確に伺える。実に計算し尽くされたモデルと言えるのではないか。

 従来のレコードビジネスは一度音楽を売ったら、それ以降収入機会は存在しなかった。ここが「映画館における上映→有料放送→DVD→地上波」という複数の収入機会が存在する映画産業と最も異なる点だ。今回のレディオヘッドの試みの本質は、半分プロモーションに近い「バラマキ型ダウンロード」で数億円の収入を得たうえで、メジャーを通さないことで利益率が高くなったCD販売でも儲けることができるということなのだ。つまりこれは、レコードビジネスに複数の収入機会を与える方法論を実証したということ。これが今後の音楽ビジネスに与えた示唆は少なくない。

 こうしたレディオヘッドの新しい試みには、賛同するアーティストも多い。英テレグラフ紙は、オアシス、ジャミロクアイ、マッドネス、シャーラタンズといった、大物アーティストたちがネット配信をベースに据えた新しいビジネス活動を開始する見込みという記事を掲載している。なかでもシャーラタンズは、英国のラジオ局「XFM」と契約し、08年の初頭に発表するニューアルバムを「無料」でダウンロードさせることを発表した。

 彼らのビジネスモデルはレディオヘッドと比べると非常にシンプル。無料でアルバムを配ることで多くの人に作品に触れてもらい、ライブの興行収入やグッズ販売などのマーチャンダイズを活性化させて収入を得るということだ。この手法は今年7月、英国で新聞の「おまけ」としてニューアルバムを配布し、大規模なライブ公演を成功させたプリンスのやり方とほぼ同じだ。

 また、レディオヘッドの方法論を踏襲しつつ、新たな試みを始めるアーティストも出てきた。米国のラッパー、ソウル・ウィリアムズだ。彼はニューアルバムの発売に際し、ユーザーに無料でダウンロードするか、5ドルで購入するかを選択可能にした。ここまではレディオヘッドとほぼ同じだが、こちらの場合、同じダウンロードでも無料バージョンは音質が悪く、有料で購入したバージョンは音質が良いという「差」を付けたのだ。

 このユニークなアイデアを考えたのは、アルバムをプロデュースしたトレント・レズナー(ナイン・インチ・ネイルズ)だ。トレント・レズナーはかねてよりメジャーレコード会社に対する嫌悪感を表明しており、メジャーレコード会社との契約が切れた今年7月以降、特定のレーベルとは契約せず、音楽配信などを中心とする新しいビジネスモデルに移行することを発表している。

■「自立」目指すアーティスト・問われるレーベルの役割

 レコード会社に求められる役割とは、ざっくりと言ってしまえば「ファイナンス(アルバム制作費を負担する)」と「プロモーション(作った作品を広告宣伝する)」という2種類しかない。ファイナンスについて言えば、シャーラタンズやプリンスのようにレコード会社以外が負担するという方法もあれば、レディオヘッドのように自前で全部負担するということもできるようになった。

 先に触れたように、近年はレコーディング機材の進化によりアルバムの制作コストが大幅に安くなっている。他業種が参入することも、アーティストが自分で制作費を賄うことも以前と比べれば容易にできるのだ。もう1つのプロモーションについても、米MySpace(マイスペース)の隆盛を見れば明らかだが、従来型のメディアに頼らずインターネットというインフラを利用することで、ほぼゼロに近いコストである程度まではプロモーション活動が行えるようになったと考えるのが自然だろう。

 もちろん、これらの環境変化がすぐにメジャーレコード会社が作り上げたシステムを崩壊させるというわけではない。現実の音楽ビジネスは、制作とプロモーション以外にも付随する業務が非常に多く(新人育成などもこの類だろう)、それらをレコード会社や事務所が肩代わりすることでアーティストが作品づくりに集中できるという構造があるからだ。しかし、そうした煩雑な部分も含めてアーティストが自分たちでマネジメントするようになったとき、本当の意味でレコード会社は必要なくなるのである。このことをレコード会社の「中の人」は、どれだけ切実に理解しているのだろうか。

 もはや一部のアーティストのレコード会社への不信感は止めようもないところまで来た。レディオヘッドが起こした静かな革命は、今後確実にほかのアーティストの意識も変革し、レコード会社から精神的・経済的に脱却するアーティストを増やしていくだろう。



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自己愛についての雑談

自己愛という言葉を素朴に解釈すれば
自慰の意味に通じるだろう

他者を必要とせず完結する自己刺激の行為

その心性を保持したままで他者愛に向かうとしたら
他者とはつまり自慰の道具でしかない場合も生じるだろう

自己愛の時代といわれているのは
もっと心理的な次元のことであるが
肉体的性的次元のことでいえば自己愛の時代とは自慰の時代だということだ

映像刺激は氾濫し自己刺激の材料には不足しない
そんな環境の中で
自慰の延長でない、真の他者愛であるセックスを実現することなどできるだろうか。

二人とも自己愛で自慰の延長としてのセックスを始めるから、
まず開始についての同意がうまくできない。
片方だけが盛り上がっていることはしばしばあるもののようだ。

自慰の延長でも妊娠はするのだから特に問題はないとも言えるのだが、
それでいいとは思わない。

二人でするセックスが自慰よりもいいのだとは
どの点でそうなのか
納得できない人もいると思う。

そんなことのために裸になるなんて面倒だという人もいる。

*****
そんな時代にあっても
他者愛をこよなく愛し得意とする人種もいるのだが
みていると
他者愛ではなくて自己愛のかたまりであるようなケースもあり
不思議なことだと思う

非常に強いうぬぼれが異性を何かの意味で惹きつけるものなのだろう。

あるいは異性の持つ病理にぴったりとはまり込むのだろう。

思いやりを装ってはいるが
根本はオレ様である。
思いやりが上手なオレ様ということなのか。

相手に対してまめなんだけど
まめな自分が大好きというか。

つまり自己愛の放射が激しいように思える。

そのことが嫌みにならず性的魅力の一部になるところが不思議なところだと思う。


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