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民放テレビ局の収益の急速な悪化 下部構造の変動が上部構造の変動をもたらす

民放テレビ局の収益の急速な悪化について
以下のような報告が出ている。

人口減少や少子高齢化が商品とサービスの需要を減少させる。
すると内容の劣悪化が起こり、さらに商品価値がなくなっていく。
人口構造や疾病構造さらにはウェブ技術が思想や宗教や死生観、
さらにテレビの内容や文学を変容させていくという、
下部構造が上部構造を変えることの典型例を見るような気がする。

*****
もはや「融合」は時代遅れ・下り坂のテレビ局が取り組むべきこと

 メディア業界のこの夏一番の出来事は何だろうかと問えば、多くの人は日本でのiPhone発売を挙げるだろう。しかし私は、メディアの構造変革の予兆を示したという点で、やはり民放テレビ局の収益の急速な悪化を最も重要な出来事ととらえている。(岸博幸の「メディア業界」改造計画)

 

■民放の急速な収益悪化

 民放5局の収益の悪化のペースは予想以上に早い。2008年3月期の決算を見ると、売上高は前期比で微減にとどまっているが、純利益は4局で前期比30―50%程度の減少となっている。加えて、今年の第1四半期の決算では、3局で経常利益が前年同期比40%以上の減少となっている。

 収益の悪化が続くなか、既に4局が2009年3月期の業績予想の下方修正を発表。そのうち3局では経常利益、純利益ともに予想を30%程度も下げている。また、5局すべてで役員報酬・賞与を一部カットするという、前代未聞の事態も起きた。

 注目すべきは、民放局の本業である放送事業の営業利益が特に悪化していることである。08年3月期の数字で5局とも前期比約20―50%という大幅な減少となっており、今年の第1四半期ではさらに悪化している。本業の柱である広告収入のうち、特にスポット広告の落ち込みが大きく影響していると考えられるが、それにしても悪化のペースが早過ぎると言わざるを得ない。

 もちろん、こうした収益悪化は民放5局に限った話ではないであろう。新聞も同じような状況だろうし、ローカル局や地方新聞に至ってはもっと悲惨な状況に陥っているところもあると聞いている。

■収益悪化の3つの要因

 それでは、こうした収益悪化の原因は何であろうか。よく言われるのは、景気悪化による企業の広告費の削減と、インターネットへの広告費のシフトの2つだが、それだけが原因と受け止めると対応を間違える可能性がある。個人的には、以下の3つの構造的要因が影響しているのではないかと考えている。

 第1は、日本の国内市場の構造変化である。自動車市場を例にとれば、国内新車販売台数は3年連続減少し、ついに自動車保有台数も戦後初めて減少に転じた。つまり、国内の自動車市場は縮小しているのである。今後は、人口減少や少子高齢化により、自動車のみならず様々な商品・サービスで、広告宣伝の対象である国内市場が縮小するであろう。企業の広告費は、景気変動に関係なく構造的に減少トレンドに入った可能性があるのではないだろうか。

 第2は、マスメディアとユーザーの関係の変化である。YouTubeなどに違法に投稿された番組も含めれば、ネット上ではユーザーは見たいときに見たい映像を見ることができる。ハードディスクレコーダーの普及も「見たいときに見る」というユーザー主導の習性を後押しする。その影響が、マスメディアとユーザーの関係にも及んでいるのではないか。放送局が設定した時間にユーザーをテレビの前に座らせて“見させる”いまのビジネスモデルが危機を迎えているといえる。

 第3は、番組の質の低下である。本当に面白くて世間が注目する番組ならば、誰でも見たがるはずだし、その際はパソコンや携帯よりもテレビの大画面の方が好まれる。例えば、ネット配信(=テレビ離れ)が急速に進む米国でも、今年2月のスーパーボウルはテレビの歴史上2位の視聴者数を記録した。番組自体がつまらないから、ユーザーはテレビから離れ、広告費も離れて行くのではないだろうか。

■通信と放送の融合だけでは儲からない

 このように考えると、民放局の収益の急速な悪化は、景気変動などによる一時的なものではなく、構造的なものと捉えるべきであろう。その場合、民放局はいかに対処すべきであろうか。個人的には3つの基本方針が必要と思う。

 第1に、以前の私も含めて多くの専門家は「だからこそ通信と放送の融合を進めるべき」と言うだろうが、いまの私の考えは異なる。反省を込めて言えば「融合」に惑わされるべきではない。

 融合を日本で最初に喧伝した者として自信を持って言うが、未だに融合を叫ぶのは時代遅れである(政策としては必要であるが)。米国で広告モデルを採用するビデオサイトの大半が赤字であることからも明らかなように、ネットの収益への貢献は大きくないからである。テレビ広告収入の落ち込みは、ネット収入では補えないのである。

 だからこそ、放送局は融合を超えたビジネスモデルの確立を目指して、取り組みを早急に始めるべきである(私なりのビジネスモデルのイメージはあるが、紙幅の関係もありここでは省略する)。今のビジネスモデルに永続性がないことは急速な収益悪化から明らかであり、かつ融合だけでは問題は解決しないのである。

 第2に、放送事業もビジネスである以上、苦境に陥りつつもまだ余裕がある今のうちに、事業再生の基本に立ち返るべきではないだろうか。事業再生の基本は、(1)徹底した無駄の削減をする、(2)コアコンピタンスのある事業に資源を集中するとともに、その成長戦略を確立する、(3)不採算事業は切り離す、という当たり前のことである。無駄の削減の余地は大きいと思うので、民放局は最悪(1)だけでも数年はしのげるであろう。問題は、その間に(2)と(3)をしっかりと実行できるかである。

 第3は、第2点目の延長となるが、本業の強化を優先すべきという点だ。報道によると、多くの民放局が番組制作費の削減を始めたようだ。それが無駄な経費の削減なら正しいが、その場しのぎの帳尻あわせだったら、誤った対応と言わざるを得ない。

 民放局のコアコンピタンスは何か。異論はあるだろうが、私は番組制作力とブランド力だと思っている(かつては番組送信能力が最大のコアコンピタンスだったが、それはネットの普及とともに価値を失った)。それでなくとも番組の質が低下しているなかで、過度の番組制作費の削減はコアコンピタンスの喪失につながりかねない。今のNHKがその典型例である。本業以外の収入を増やす努力はもちろん必要であるが、本業にまだコアコンピタンスがあるうちに、その再強化をすべきではないだろうか。

 

■危機をチャンスに変えよ

 いろいろと言ってきたが、民放局にはぜひ頑張って今の苦境を乗り切り、新たな収益モデルの確立に向けて頑張ってもらいたい。かつての小泉政権における改革と同じで、危機は変革のチャンスである。

 単なる融合だけでは儲からないなか、本業以外で収入を増やすのも結構だが、コアコンピタンスのある本業の新たな形での再生こそが日本のために必要であり、そのビジネスモデルを自ら追求しなくてはならない。そうしないと、また資本の論理だけに基づくネットベンチャーの攻勢にさらされるだけである。



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Web2.0は儲からなくてもいい

こんな話 ネットの世界は変化が早い

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岸博幸の「メディア業界」改造計画

ソーシャルメディアと社会貢献・Web2.0は儲からなくてもいい

 米国でのネットを巡る論調が「ネットは儲からない」という方向にだんだんと変わってきた。Web2.0バブルが終わり、関係者が冷静になってきた証であろう。同時に、Web2.0の産物であるソーシャルメディアを巡り、手段として活用する面白い議論が出始めた。その典型的な例として、社会貢献への活用を紹介したい。

 

■Web2.0バブルの終焉

 米国では一昨年以降、Web2.0が喧伝されるなか、広告収入を当て込んだデジタルメディアの起業が相次ぎ、ベンチャーキャピタルも積極的に企業に投資してきた。しかし先月くらいから、広告収入を目論んだビジネスモデルでは儲からない、それに投資したベンチャーキャピタルも低いリターンしか得られていない、といった論調が増え出した。

 これにはいくつかの要因がある。まず、今年の米国のアップフロント(毎年5月第3週に開催される、秋から翌年春までの新シーズンのテレビの番組編成での広告枠のまとめ売り)でのネットワーク局の売り上げが、米国経済の悪化と広告費のシフトという2つの大きなマイナス要因にも関わらず、前年と同じ水準を維持し、広告費獲得競争におけるマスメディアの強さが改めて明確になった。加えて、デジタルメディアのスタートアップ企業の業績の悪さも徐々に明らかになり、日本でも報道されたように、今年の4―6月のベンチャー企業のIPO(新規株式公開)は30年ぶりにゼロとなった。

 論調の変化は、こうした動きのなかで関係者が冷静に現実を見るようになったことを表している。マスメディアの広告効果が急激に落ちているとはいえ、テレビや新聞は最も広告費を集めるメディアであり続けるだろう。また、マスメディアから離れた広告費には、アウト・オブ・ホーム、ダイレクト・マーケティング、イベント広告など、ネット以外にも様々な選択肢がある。さらに、ネットの世界は既に様々なサービスにおいて寡占状況が生まれており、新規参入して大規模なアクセス数と広告収入を獲得するのは容易ではない。

 

■広がるソーシャルメディアの応用分野

 それでもWeb2.0はネットの可能性を大きく広げ、ソーシャルメディアという成果を残した。しょせんメディアは手段であり目的ではない。手段として考えると、ソーシャルメディアは人のコミュニケーションやつながりのあり方を根本的に変えたと評価できるのであり、それを何らかの目的のために有効に活用することこそが、本来最も必要なことではないだろうか。ソーシャルメディア自身を目的化し、それですぐにIPOを目指すとなってしまうと、そこらのつまらないSNSのように一時の流行りで終わってしまう。

 実際、米国でも「ソーシャルメディアのポテンシャルを○○のためにもっと活用すべき」といった論調が増えてきたような気がする。活用する対象としては、ビジネスやトレーニングなど、いろんなものが登場してきている。

 

■ソーシャルメディアが変える社会貢献

 そのなかでも面白いのは「ソーシャルメディアの最大の可能性は社会貢献に役立つことである」という主張である。ソーシャルメディアはトレンドの普及のみならず、人々がそれを活発にサポートする速度も早めており、その結果、ソーシャルメディアに敏感な若者は社会的な問題に関心を持つこともクールと考えはじめているらしい。

 実際、社会貢献のためのソーシャルメディア(英語ではsocially conscious social media)が増えている。例えば、次のようなサイトを見てほしい。

Kiva (http://www.kiva.org/)

DonorsChoose.org (http://www.donorschoose.org/homepage/main.html)

Charity: Water (http://www.charitywater.org/)

 

 かつては、こういう団体が広く活動を知ってもらうためにはマスメディアに頼るしかなかったが、ソーシャルメディアを手段として活用することにより、例えば貧困に喘ぐ人の話を世に広めるだけでなく、それに共感する人のコミュニティーを組織したり、援助対象と会員を直接結びつけたりすることもできるようになったのである。

 個人的に特に気に入っているのは、次の2つのソーシャルメディアである。

Make The Difference Network (http://www.mtdn.com/)

Participant Media (http://www.participantmedia.com/)

 前者の「Connect, Collaborate, Donate」、後者の「Inspire, Connect, Act」という標語は基本的に同じ方向性を示していると思っている。まずは社会的な問題を提示して問題意識を持つ人を増やし、そうした人たちがつながるようにして、行動が起きるようにする、という連鎖を示しているのである。

 

■儲からなくてもよい

 これらの社会貢献のソーシャルメディアを見てつくづく思ったのだが、Web2.0バブルが終わろうが、ネットがなかなか儲からなかろうが、そんなことはどうでもいいではないか。繰り返しになるが、ネットもメディアも手段に過ぎないのである。Web2.0を必要以上に喧伝する人や、ネットで一儲けしようとしている人は、手段を目的化して失敗しているに過ぎない。

 大事なことは、ソーシャルメディアという貴重な手段が利用可能になったということである。社会貢献以外にも様々な分野で、この手段は大きな働きをするであろう。だからこそ、米国ではそうした形での活用が増えている。日本でも、金儲けしたい人以外の人が一人でも多く、この手段を有効に活用するようになることを期待したい。



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インターネット依存症からの回復法

インターネット依存症からの回復法の試案

 症状が軽い場合、パソコンを押入にしまったり、パソコンと電話線の接続を物理的に切り離すなどの方法で脱却できるといいます。
 しかし、私の経験ではこういった方法では熱中している状態から脱却できない場合もあります。
 ある本には、ネット依存に悩んでいろいろな方法を試したけれどもやめられず、絶対やめると決意してパソコンを捨てた次の日に秋葉原に行ってクレジットカードでパソコンを購入したという人の体験が記載されていました。
 まずは症状が軽い場合の対処法を考えてみました。

【症状が軽い場合の対処法の例】

・意思の力でやめる。
・飽きるまで続ける。
・パソコンの電源を入れる前に、やるべきことをやってしまう。
・電子メールはやめて普通の手紙やハガキを出す。
・インターネットに接続する時間を決め、その時間はネットに集中する。その時間以外はパソコンの前に行かない。
・キーボードを打てないように、軍手などをする。
・自宅に帰らずに、図書館や喫茶店で時間を費やす。
・ネットに接続したくなったらとりあえず部屋を出て散歩をする。
・パソコンに(オンラインではない)ゲームをインストールし、接続したくなったらそのゲームをやることにする。
・とりあえず接続時間をこまめに記録してみる。
・インターネット以外に集中できることを無理矢理見つける。
・新しい趣味を見つけて熱中する。昔やっていた趣味などに再度取り組んでみる。
・旅行に行く。
・一人暮らしの人なら、しばらくパソコンのない実家に行く。
・友人に事情を話し、しばらく居候する。
・パソコンと電話線の接続を切る。
・パソコンと電話線の接続コードを捨てる。
・プロバイダーのパスワードをパソコンから消し、書類などもすべて破棄する。
・モデムやTAを取り外し、どこかにしまう。友人に預ける。
・モデムやTAを破壊し、捨てる。
・プロバイダーの契約を破棄する。
・まとまった時間のとれる週末などに、食事もしないでひたすら接続し続け、いやになったらやめて、もう接続しない。

 このくらいのことならすでに実行しているという方も多いと思います。
 チャットに熱中していた頃の私も、このくらいのことなら何度も何度もやっていました。
 このようなことをしていてもやめられないという状態の場合、自分で考えているよりも重症なのではないでしょうか。

 その場合にまず必要なのは、自分の状態を客観的に見ることです。
 客観的に自分を見るために、自分の現在の状態を自分の言葉で書いてみるという方法があります。
 単純に毎日の接続を始めた時刻と終わりの時刻を記録するということもある程度の効果はあるようです。それでは効果はないという場合、もう少し詳しく自分について書いてみましょう。

 例えば、学生時代に社会学的なレポートを書いたことがあるならば、その時のことを思い出して、自分自身のことを対象としてレポートを書いてみるのです。ネットへ接続する理由、心理学的・社会学的な背景、実際の接続の状況、接続した結果の利益・不利益の分析、考察。こういった項目について書いてみるのです。
 小説が好きな人ならば、今の自分を主人公とした小説を書いてみましょう。
 日記を書いている人ならば、特にインターネットについて詳しく書いてみましょう。何が目的でどんなサイトに行ったのか、実際に行ってみて目的は達成できたのか、これからどうするつもりなのか。
 他にもいろいろな書き方があると思います。どのような書き方でも、今まで漠然としていた自分とインターネットの関係についてより深く考えることができるようになるのではないかと期待できます。そのことが接続時間を減らすことにつながるでしょう。
 このサイトの掲示板でも、「掲示板に書き込んでみたら、自分を客観的に見ることができて、それだけで状態がよくなった」という方が何人もいらっしゃいます。

 どのように書けばいいのかわからない、書いてみたがそれほどの効果はなかったという場合、次の「症状が重い場合の対処法の試案(naka_i式)」を試してみてください。

【症状が重い場合の対処法の試案(naka_i式)】

(1)現状の把握
 1週間程度の期間を決め、インターネットでの活動内容を詳細に記録する。形式は気にしない。
 例えば次のような項目について。

・1日のメールの受信記録、送信記録。読み書きに使った時間。どんな利益があったかの評価。
・見に行った掲示板の名前、自分が書き込んだ掲示板の名前、件数、興味を持った書き込みの内容。それを読んだことによる利益の評価。
・どこのチャットサイトに行ったか。誰とどのくらいの時間チャットしたか。どんな内容だったか。自分にとっての利益の評価。
・オンラインゲームの開始時刻と終了時刻、その内容。自分の感情。自分にとっての利益の評価。
・検索サイトを使って情報を収集したなら、検索した内容、使った時間、それが役に立ったかどうかの評価。

 これらが記録されたら、それを整理してみる。
 どの活動にどれだけ時間を使ったか、どんな利益があったかまとめる。

(2)失った時間の検討
 もしインターネットを使っていなかったら、何に時間を使っていたか、あるいは何に時間を使いたいかを考える。
 今やりたいことがないからインターネットに接続してしまうという場合、かつての自分の趣味や人生の目標などを思い出し、ネットへ接続した時間を活用できないか考えてみる。
 考えたことを、ノートなどに記載する。

(3)目標の設定
 (1)(2)の結果を見ながら、今週の接続時間の目標を決める。なるべく無理のない目標にする。
 例えば週に70時間アクセスしていた人ならば50時間に減らすなど。
 実際のアクセスの際には、その接続でやることと時間を決め、それが終わったらすぐに接続をきるよう努力する。
 やるべき項目を付箋紙に書き(○○へ書き込み、△△へメールを書くなど)、画面の横にでも貼っておくと接続を切りやすい。

(4)引き続き、状況の把握
 (1)で行ったインターネットでの活動内容の記録を続ける。そして目標を達成できたかどうか評価し、再度目標を立てる。

(5)他人への協力の依頼
 インターネットに理解があり、インターネット依存症のこともある程度知っている友人や知人を見つけ、協力を依頼する。
 自分の現状や目標を説明し、目標の達成状況を報告し、励ましや叱咤をもらう。
 協力を依頼できる友人や知人が見つからない場合、ネットで見るけることも可能かもしれない。理解してくれそうな管理者がいる掲示板に書き込んだり、自分のサイトの訪問者や信頼できるメールフレンドに協力を依頼しても良いかもしれない。
 
(6)他人への協力
 だれかがインターネット依存症に悩み、克服しようとしていたら、その人の活動を励ますなどして協力する。
 それが自分自身の回復への気持ちの維持につながるし、戒めにもなる。

(7)健全なアクセス状態の維持
 アクセスする目的や時間をあらかじめ決めておき、それ以上のアクセスはしない。
 その状態を維持する。
 



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ウサイン・ボルトの記録

ウサイン・ボルトの記録
100mが9.69
200mが19.30
200mの記録を半分で割ったほうが速い

よほど加速がいいのだともいえるが
筋肉ほどには出来のよくない体のパーツが
あるのかもしれないと予想できる。

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「ワンクリック詐欺」の相談が過去最多

「ワンクリック詐欺」の相談が過去最多
クリックしただけで料金請求、対策は「絶対に払わないこと」

2008年8月25日
 
 情報セキュリティに関する届け出や相談を受け付けている情報処理推進機構(IPA)は2008年7月、同年6月中に寄せられた「ワンクリック詐欺(ワンクリック不正請求)」に関する相談件数が、月間で過去最多の372件に上ったことを明らかにした(図1)。


【2008年3月以降は再び急増】 
 thumb_450_1_px450.jpg
 


 ワンクリック詐欺とは、インターネットを悪用した詐欺の一種。Webページにアクセスしたり、Webページ中の画像をクリックしたりしただけで、有料サービスに登録したとみなし、架空の料金を請求するネット詐欺のこと。

 典型的な手口の一つは、検索サイト経由で、詐欺サイトにアクセスさせるもの。詐欺サイトのWebページ中に、検索されそうな文字列を多数埋め込むなどして、特定のキーワードによる検索結果の上位に表示されるようにしておく。

 そして、詐欺サイトにアクセスしたユーザーがWebページ中の画像などをクリックすると、「登録ありがとうございます。料金は○○円です」などと表示して、架空の料金を請求する(図2)。


【アクセスだけで「登録完了」】 
 
 thumb_450_2_px450.jpg


 詐欺サイトに誘導後、動画ファイルなどに見せかけて、ウイルスをダウンロードさせる手口もある。この場合、ダウンロードしたウイルスを実行すると、料金請求の画面が、パソコン上に定期的に表示されるようになる。

 以前は、「無料でアダルト動画を閲覧できます」といった迷惑メールで詐欺サイトに誘導する手口も多かったが、現在では「相談者のほとんどは、検索サイト経由でアクセスしている」(IPAセキュリティセンターの加賀谷伸一郎氏)。

 だまされないためには、「こういった詐欺が存在することを認識することが第一」(加賀谷氏)。詐欺だと分かっていれば、どのような脅し文句が書かれていても、慌てることはないだろう。詐欺サイトにアクセスしてしまったら、すぐにWebブラウザーを終了する。料金を支払う必要がないことはもちろん、業者に連絡することも禁物。こちらの個人情報を知られる恐れがあるからだ。

 ウイルスをダウンロードさせる詐欺サイト対策としては、「信頼できないファイルはダウンロードしないこと」「最新のパターンファイルを適用したセキュリティ対策ソフトを利用すること」が重要。ただし、セキュリティ対策ソフトで検出できない場合があるので注意。対策ソフトを使っていても被害に遭った場合には、IPAセキュリティセンターなどに相談したい。


 



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PCヘビーユーザーを襲う「マウス症候群」

PCヘビーユーザーを襲う「マウス症候群」
2005年08月01日
 最近、パソコンを頻繁に使う人の中に、関節の痛みやしびれ、頭痛やめまいなどを訴える患者さんが急増しています。このようにパソコン、中でもマウスを長時間、不自然に手首を固定した状態で使い続けるために起こる体の不調を「マウス症候群」と呼びます。

 マウス症候群は「マウスけんしょう炎」とも呼ばれています。症状としては、(1)手首の痛み、(2)ひじや肩の痛み、(3)握力の低下、(4)腰痛や背部痛――などが見られます。

 しかし、マウス症候群がもっと恐ろしいのは、肩こりや手首の痛みなどといった、体の一部だけの問題だけでは済まされないことです。つまり、マウスを利き手だけで使用することにより、利き手側に過剰な負担がかかり、本来は左右対称であるはずの身体の軸のバランスが崩れて、神経や血管が圧迫されたり逆に不自然に伸びたりしてしまうのです。

 その結果、血液の流れが滞り、頭痛や耳鳴り、目の疲れ、むくみ、肌荒れ、胃もたれなど、さまざまな症状が全身に表れます。しかもこういった症状は、パソコンが原因とはなかなか思い当たらないものです。

 もし、あなたがパソコンのヘビーユーザーなら、マウス症候群かどうか、早速、以下の項目をチェックしてみましょう。

mouse_checklist.gif

 上記の12項目のうち、いくつ当てはまりましたか。

●0〜1個の人

 あなたはカッコいいきれいな姿勢でパソコンに向き合っています。体の軸に注意して、これからも良い姿勢を保ってください。

●2〜6個の人

 パソコン作業の合間にストレッチ体操をして、疲れを次の日に残さないようにしてください。痛みがある場合は要注意です。

→下記お勧めストレッチ体操のページへ

●7個以上の人

 マウス症候群の可能性があります。かなり疲労が蓄積しているようですので、早めに専門の医師などに相談しましょう。

 なお、筋肉があまりない女性の場合、わりと早い段階で肩こりなどの症状が起こり、来院するケースが多いようです。しかし、男性の場合、症状に気づきにくいケースが多く、頚椎ヘルニアなど首の神経障害にまで進行し、手術が必要になるような、非常に悪化した状態でようやく来院する人も少なくないのです。

 女性の訴える症状が1〜2週間で改善するのに対し、男性は約1カ月ほどの治療期間が必要になることも少なくありません。

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パソコン作業時の正しい姿勢とお勧め体操
2005年08月01日
 パソコンを使用していると、何時間も座りっぱなしで作業してしまうことがあるでしょう。マウス症候群を予防するのに、まず覚えておいていただきたいのは、人間は立って歩くのに適した骨格をしており、長時間座りっぱなしでいるのに適した骨格ではないということです。

 また、パソコン作業をしているとき、キーボードの手前に書類を置いて、前かがみの状態でキーボードをたたいていませんか。この姿勢では、肩が不自然に前方に落ちて、猫背になり、背骨全体のカーブの形が崩れてしまいます。さらに、あごが上がり、顔が前に突き出た格好にもなるので、腰に負担がかかります。こうした不自然な姿勢では、首から頭へと流れ込む血管が障害を受ける恐れもあります。

 まずは、パソコンを使う体勢を見直してみてください。マウスは、できるだけ体の正面に近い位置に置きましょう。また、わきを自然に締めた高さでキーボードが打てるように、椅子の高さを調節しましょう。背中にクッションを入れるなどして、猫背になるのを防ぐことも効果的です。

 そして、できれば1時間に1回は休憩を取り、以下のストレッチ体操を行って、症状の悪化を防ぎましょう。

   1)首や肩の疲れを解消
肩甲骨の間の筋肉を緊張させるように胸を反らしていく。息を吐きながら、同時に首も後ろに反らす。首に痛みがある方は無理をしないように。10回が目安。

   2)足のむくみやだるさを解消
その場での足踏みですが、ひざが90度以上あがるように注意する。1日中同じ姿勢の時などに効果的。足があがらないときは、徐々にあげられるように無理せず行う。片足20回が目安。
 
  3)腰・背中の疲れ
デスクワークが続いたときなどに行う。椅子に座ったまま、両手をあげて息を吐きながら腕も後ろに反らす。椅子の後ろに、写真のようにタオルなどをはさむと効果的。5回が目安。


 



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知らない間に心や体を侵す「ネット依存症」

知らない間に心や体を侵す「ネット依存症」
2005年08月01日
 インターネット人口が爆発的に増加している(「インターネットの普及と“心の問題”」参照)一方で、「インターネット依存症の患者も確実に増加している」と話すのは、成城墨岡クリニック院長の墨岡孝氏だ。

 「インターネット依存症」とは、インターネットの「メール」や「チャット」といったコミュニケーション・ツールに、極度にはまり込んでしまう症状のこと。墨岡氏の診療経験によれば、8年くらい前から、だんだんとインターネット依存症が増えてきているという。最近では、インターネットにはまり込んでしまった結果、ネット以外のことを犠牲にしたり、日常生活に支障をきたすようになるケースも少なくないそうだ。

 インターネット依存症は、パソコンにのめり込んでしまう、「テクノ依存症」と呼ばれるストレスの一種だ。日本では、職場にコンピュータが導入されるようになってきた1980年代前半ころから、テクノ依存症は問題になっていた。

 成城墨岡クリニックにも、以前から多くのテクノ依存症患者が受診していた。しかし現在では、このテクノ依存症の患者のほとんどが、インターネット依存症として来院するという。

 インターネットを始めた当初は、Webページを閲覧するネットサーフィンから入っていく。やり始めは面白くて、最初はのめり込んでしまうが、しょせんは見ているだけのことなので、じきに飽きてそこで終わる。しかし、「それがメールやチャットの分野に入ってくると、その辺りから依存の問題が深くなってくるようだ」と墨岡氏は指摘する。

 特にメールやチャット、匿名の掲示板は、パソコンを通して不特定多数の相手とやりとりを楽しめるため、飽きることがない。そうして、楽しんでいるうちに段々とネットにはまってしまい、職場から自宅に帰っても、食事はコンビニ弁当などで済ませて、すぐに自分のパソコンに向かってインターネットを始めるという例が非常に多くなってきているという。

 こうして、食事や睡眠、人との付き合いに当てる時間まで、ネットに費やすようになっていく。朝方までネットにはまり込むため、睡眠不足になり、職場に遅刻したり、欠勤したりするという問題も出てくる。ひどくなると会社に行かなくなり、“引きこもり”にまで発展することもあるという。

 また、ネット依存症に陥ると、胃潰瘍や高血圧、心筋こうそく、狭心症などの身体的症状や、パニック障害、過食症、不眠症などの精神症状が見られることもある。

 墨岡氏によれば、ネット依存症にかかりやすい年齢層は、大学生ぐらいから30代くらいまで。また男女別にみると、以前は圧倒的に男性が多かったが、今では女性の患者も増えてきた。それでも患者の3分の2程度は男性だという。

 性格的には、対人関係が苦手で内向的、それに加えてきちょうめんできまじめな人が多い。さらに論理的な思考を好む、いわゆるマニュアル型というか、理屈っぽい人がなりやすいという。

 インターネット依存症の原因となるメールやチャットは、匿名性の高いコミュニケーション・ツールだ。そのため、対人関係が苦手で内向的な人でも、ネットの中では雄弁な社交家になったり、普段なら言えない本音も言える。さらにネット上では名前や性別、職業も自由に変えられる。

 芝浦工業大学工学部助教授の春日伸予氏によると、インターネット依存症の場合、現実の世界の自分と、インターネット上のバーチャルな世界での自分の区別がつきにくくなってくるのが問題だ。その結果、ネット上で作り上げた自分の虚像を、現実世界に持ってきて、混同してしまうというケースも起こり得る。

 しかも、インターネット依存症の患者のほとんどは自覚症状がなく、自分自身は正常で何の問題もないと思っている。したがって多くの場合、家族や職場の同僚など、周囲にいる人が、遅刻の常習化や引きこもりなどの“異常”を問題視して、心療内科などに連れていき、初めて発覚するケースが多いようだ。

 インターネット依存症の治療の第一歩は、患者自身に「自分はインターネット依存症」であることを自覚させることにある。依存症から脱却させるためには、依存しているものから切り離すしか治療法はない。したがって、ネット依存症の場合は、コンピュータに向かう時間を制限するということになる。

 治療では、例えばスケジュール表を患者に作ってもらい、1日当たりのネットの使用時間を自分で決めさせたり、日記を書くことで、どのくらいネットを使ったかを自分で記録させたりする。こうした治療は、本人がネット依存症であることを自覚することができれば、比較的スムーズに進むという。というのも、もともとマニュアル思考を持つ人がなりやすいため、自分で立てたスケジュールなどは守れる人が多いからだ。

 後は、患者のスケジュールと日記をもとにカウンセリングを行う。最終的には仕事で使う以外は、ネットの使用時間を1日2時間程度に抑えるようにするのが理想だ。



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インターネットの普及と“心の問題”

インターネットの普及と“心の問題”
2005年08月01日
 インターネットの利用者は2000年ごろから爆発的に増え続けています。パソコンを利用した情報の収集やネットショッピングなどに加え、不特定多数の人とのやりとりを楽しむチャットや掲示板も広まっています。

 また、パソコンだけではなく、携帯電話を利用してインターネットメールを楽しむ人も増加しています。最近は、新しいコミュニケーションツールとして、インターネット上で日記を公開する「ブログ」も急速に普及しているようです。

 しかし、こうしたインターネットの急速な普及を背景に、メールやチャットなどに極度にはまり込んでしまい、社会生活にも影響が及ぶような「インターネット依存症」の患者の増加が問題になっています(「知らない間に心や体を侵す『ネット依存症』」参照)。

 一方、携帯メールやインターネットなどの利用が進むことで、家庭内での会話が少なくなり、子どもの心の発達に影響が出ることも懸念されています。実際、テレビやビデオを長時間見ている乳幼児では、言語の発達が遅れる危険性があること(「長時間テレビみる乳幼児に言葉の遅れ」参照)や、携帯電話の利用が、中学生の行動に悪い影響を及ぼす可能性があることを示唆する調査結果も報告されています(「携帯電話持つ中学生は非行に走りやすい!?」参照)。

総務省の調査によれば、インターネットの利用者は、昨年末で8000万人近くに上り、普及率も6割を超えました。1997年にはわずか1割だったのに比べ、7年間で6倍にも増えたことになります。なお、2001年と2004年について、年代別にインターネット利用率を比べたところ、60歳以上の高齢者の利用率が2.43倍と大幅に増加していたのも注目されます。  
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警察庁が設置した青少年問題調査研究会による無記名調査の結果です。対象となった一般中学生は6府県(宮城県、千葉県、石川県、大阪府、岡山県、大分県)の960人、非行中学生男子は全国で検挙・補導された374人。携帯電話の所持状況をみると、非行少年は一般少年に比べ、携帯電話の所持率が2倍以上に上りました。また、「携帯電話がないと落ち着かない」「携帯電話を常に見えるところに置いている」といった携帯電話への依存度も非行中学生の方が高い傾向がみられました。  
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  2003年、3地域(首都、中核市、農村地区)の1歳半健診の対象となった子どもの親に、無記名式の質問紙を配って得られた回答(約1900人)の解析結果。テレビの視聴時間が4時間以上の乳幼児は、4時間未満の乳幼児に比べ、有意語(意味のある言葉)を話す時期の遅れが1.3倍になっています。また、乳幼児が4時間以上テレビを視聴し、家族が8時間以上テレビをつけているグループは、乳幼児のテレビ視聴が4時間未満、テレビがついている時間が8時間未満というグループに比べ、約2倍も有意語出現時期が遅れています。
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ネットの広告市場の可能性

 ネットの広告市場は、そもそも過小評価されていると思います。7000万人という利 用者が接触していて、接触時間もどんどん長くなってきていて、ネットでしか届か ない利用者層も確実に増えてきている。  その中で、新聞って1日5000万部ですよね、ざっくり言うと。その新聞の広告市場 はだいぶ下がっていますけど、ざっくり1兆円あるじゃないですか。それに比べて、 ネットの広告市場は、数え方にもよりますが、5000億円とか6000億円とか言われて いる。それは、まだ少ない。

 もう何年も前なんですけど、大ざっぱな算数をやったことがあって、マス広告市 場は、視聴者数、読者数で割ると1人当たり2万円になるんですよ。5000万部の新聞 は1兆円。1億人が見るテレビは2兆円と。雑誌とラジオも幅があったかもしれないけ ど、大ざっぱには、だいたい1人2万円なんですね。  だから、ネットの利用者数が仮に1億人になれば、おそらく2兆円になるだろうと 。今、7000万人というのが本当であれば、1兆4000億円までは上がってもいいはずな ので、そこまでは何年か分からないですけれど、上がっていくと思います。

  ヤフーは、もはや成熟したマスメディアと言える。ネットオークションの手数料な ど消費者から直接、収入を得る手段と売り物を持っているものの、収入の過半は広 告。昨年9月、検索連動型広告大手のオーバーチュアを連結子会社化し、今年1月に はサイトのリニューアルでニュースを目立たせ、広告枠を拡大するなど、よりメデ ィア企業としての色を鮮明にさせている。

 「マス」をとらえた成熟企業であることは数字が示している。今年7月の携帯電話 も含めたページビュー(PV、閲覧件数)は435億9500万件。もちろん、国内では他を 寄せつけぬ圧倒的な数字であり、世界でもトップクラスであることには違いない。 だが、昨年10月に440億件をマークして以降、右肩上がりの曲線は角度を水平に変え た。  アクセスのあった端末数を示すユニークブラウザ数という指標も、昨年11月に1億 7578万を記録してから安定期に入り、今年7月は1億7271万。パソコンはテレビ並み の普及率となり、既にヤフーの「視聴者数」は限界点に達したという見方もある。

 広告を収入の柱とするメディア企業は、景気後退のあおりを真っ先に食らう。今 年4月からの第1四半期、大手テレビ局の決算は軒並み減収減益。新聞各社や出版社 も苦戦を強いられている。「インターネットだから成長する」という通念は、もは やネットであれ、広告を柱とするメディア企業には通用しない。 ヤフーはインパクトのある広告表現を研究する一方、「ターゲティング広告」の開 発にも余念がない。例えば、「Yahoo!自動車」のページに自動車の広告を掲載する など「掲載面」による広告をはじめ、ユーザーの「年齢・性別・職業」や「地域」 などの属性によっても広告露出を変化させてきた。そして昨年6月、さらに進化した バナー広告の商品を売り出した。ユーザーの行動履歴をもとに広告の内容を変化さ せる「行動ターゲティング広告」の新商品である。

 例えば、「トヨタ」「レクサス」などを頻繁に検索したり、「Yahoo!自動車」で 複数の車種を比較したうえで、「Yahoo!ファイナンス」にてローンの情報を見てい るユーザーを「自動車の購入を検討している」と判断。そうしたユーザーには、ヤ フー内のどのページでも自動車関連の広告を露出するというもの。これに、属性情 報を掛け合わせた広告を開始したのだ。

 ヤフーによると、行動ターゲティング広告はクリックされる頻度が普通の広告の 約2.5倍増え、「自動車の購入を検討している20代男性」など行動ターゲティング広 告に属性を加えた場合は、さらに1.9倍増えるという。行動ターゲティング広告の単 価は一般広告の約2.5倍。行動ターゲティング広告に属性を合わせた広告は、さらに その約1.5倍の単価を設定している。

  一番新しいマスメディアとしてネットは生まれてからまだ12年。次に新しいのって テレビなんですけれど、50年。そうすると、テレビの50年 にいくまで、まだ5倍ある。長い目で、淡々とやっていきま すよ。

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暑い夏の産物

お久しぶりでしたね
夏はゆっくりできましたか

ゆっくりどころか
熱中症や体力低下でお隠れの人が多くて
わたしら葬式屋は大忙しでしたわ


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尊敬と嫉妬

尊敬されるより嫉妬されたい
というコマーシャルの言葉がある

伝統的知識階級は尊敬されることがいいことであり
嫉妬されることも嫉妬することも卑しいことだと言われてきた

だからあからさまに
能力を見せびらかすことはしなかった
財産や美貌も隠すものであった

またあからさまに嫉妬もしなかった
嫉妬など知りませんという顔をしているものだった

しかしそれでも嫉妬は広がり
完全隠蔽してもなお嫉妬される場合
ため息をつきながら
むしろそのため息はナルシスティックであったものだ

上海のような街になれば
むしろ嫉妬されるように振る舞い
嫉妬を誘発すべく挑発し
挑発された側は、はっきりと嫉妬して賞讃する

そのような文化もありだと思う
その分かりやすい印が
ブランド物であり
ブランド学歴であり
ブランド家柄である

どれも私には縁がないが
そのことで嫉妬する者も嫉妬される者も卑しいと思うので
気持ちだけは昔の知識人的である

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君ならずして

君ならずして
誰かかなでむ
わが調べ
後部座席の
余熱ちりちり

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