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後出しじゃんけんでできている世界

世の中の仕組みは
要するに
あまり部外者には知られないようにして
内部で後出しじゃんけんの仕組みを作っている
その集合体のような気がする

ほとんどの場合はカモにされ
自分の専門の場合だけ他人をカモにする
その循環であるが
総合してみれば
踏んだり蹴ったりである

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負け惜しみ

負け惜しみを言い続けた人生だった

*****
負け惜しみという言葉も変だな

負け惜しみとは「自分の負けや失敗をすなおに認めないで強情をはること」

負けを惜しむのなら「力いたらず負けて残念でした」となる

負けたことを素直に認めることを惜しむこと 負け認め惜しみ のようなもの

「相手にスポーツマンシップがなくて、反則は平気だし、審判が節穴だし、監督も勝つ気がない」

*****
負けず嫌い

も疑わしい

負けるのが嫌いなのだから

「負け嫌い」でいいはずなのだが


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他に全く何の取り柄もない

他に全く何の取り柄もないという場合、
結局いいところはそこだけだったという場合も多く、
それは種の保存の現実に即した真実である。


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老化を自覚するとき

目覚まし時計が鳴る前に目が覚めてトイレに行く。
ナッツを食べていて歯が折れる。
グラタンを食べていて歯が折れる。
商品の成分表示を見ようとして、めがねをはずす。
子供が成人した。
靴がなかなか減らない。
女と飲む金を節約して、孫に何か買ってやりたい。
固有名詞が思い出せなくて、すぐにグーグルで検索する。
検索のついでに変なものを見て、あとで、すでに見たものだったと気がつく。
本棚の文庫本を読み始めて、最後のあたりに傍線が引いてあった。
駅のエスカレーターで、右がすいていても、左で行列のあとにつく。
映画館で途中で寝て、終りと同時に起きる。
プラネタリウムで、始まる前から寝る。
若い娘に過剰に甘い。
NHKの9時のニュースで、青山アナが出ると、そこだけ見ている。
若い頃書いた自分の文章が解説できない。
若い頃について平気で嘘が言える。
同級生が老人に見える。
巨人という言葉だけでアルファ波が出る。
原監督について語り合える女がいたらと思う。
さっき眠剤を飲んだかどうか自信がない。
バカになった自覚がない。
時々死んでいる。
シモーヌ・ヴェイユ「カイエ」日本語訳「重力と恩寵」がおもしろい。
マルチン・ブーバー「我と汝」のいいたいことが突然わかる。
衰えるものはすべて美しい。
青白く流れる皮下静脈が美しい。
しかし静脈採血が苦手である。
辻邦生の同じ古本が二冊ある。
須賀敦子の同じ本が二冊ある。
イタリアに住みたいが、怖いのでやめる。



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悲しみに対処する

ただわたしにできることは
悲しみに苦しむ人を
できる範囲で支えることだ

人を支えることが
自分の悲しみを癒すことになる

多分そのようにしてしか
この世界の悲しみに対処しようがない

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