文章の効用

私の文章の唯一の効用は
よく眠れることである。

あるいは
すべてを諦めようと
決心することである。

お前は何を待っているの

温泉でゆでられたお前が
リップクリームだけつけて待っている

いったん近づいたが
こままま待たせておきたいと
思ったのだ

散策していたら
雨が降って来た

お前はわたしを見つけて
草原に出た

お前の髪は黒く重たくわたしに
まとわりついた

肌が雨に濡れて
静脈を花開かせていた

春なんだな
そう思ってお前を慰めた

久しぶりに若々しいわたしだった

私は若く未来があった

と書いたが実はこの未来しかなかった
その気まずさといったら！

プレミアム モルツ ウクレレ篇

とはいえ
やはり
竹内結子はよくて
ウクレレならばわたしもやりたいし
どうして私は犬に生まれなかったのかと後悔してもいるし
なれるならソファにでもいい
なってみたい

さあ、プレミアム、いきましょう！

キリンチューハイ 氷結 透明ダンス篇

青いさんご礁篇に続いて
見かけてしまった

プレミアモルツの香りがすばらしいと
知人が評していたが

コマーシャルは
竹内結子に深田恭子が一本勝ち！

名曲・青い珊瑚礁
青い海　砂浜　海の家
能天気なテンポの悪いダンス
はずれた音
みんなみんなおじさんをくすぐるのだ

作曲・小田裕一郎に乾杯。
この人になら著作権料を払いたい。
まあ、いっぱい飲んでください、小田さん。

それにしてもやはり松田聖子の声はよかった
私は若く未来があった

この世で笑うものよ

この世で笑うものよ
笑うがいい
あなたがたは墓の中で泣くだろう

この世の権力に笑ったものよ
墓の中で後悔の涙を流すだろう
子供らは永遠に泣くだろう

あなたがたは
永遠に泣き末代までも泣くだろう

この世のことは
忘れないでおくがいい

すべてはその報いである
全ては自分のまいた種なのだと知るがいい

後悔は遅すぎる
恨みは深すぎる

わたしが記録者である
わたしは何もしない
ただ記録する

後世にわたしは厳密な記録者として残るだろう
あなたがたの行為と言葉と共に

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これってすごいね、
そんなことのために生きてるの
って言ってあげたい
人生はもっとすばらしいよ