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山椒喰 ひりんひりんと 春を告げ

山椒喰(さんしょうくい)」は春の鳥

飛びながら「ひりん、ひりん」と鳴くので、

「山椒は小粒でもぴりりと辛い」の言葉を連想させることからの命名




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行く春や ただ年をとり 悲しかりけり

行く春や ただ年をとり 悲しかりけり

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春の昼 眠り続ける 猫と妻

春の昼 眠り続ける 猫と妻

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コンピュータ技術者

それは仕様の都合でできませんとふてぶてしく説明する人間のこと

しろうとはこれだからこまると言いたそう

電話番号の訂正くらい
できるようになりなさい


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冬日 日なたに 眠る子猫と親猫

冬日 日なたに 眠る子猫と親猫
お前らののんきに私も眠くなる


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春雨に降られて帰る道すがら

春雨に降られて帰る道すがら
意地を張る気もないくせに
春木にすがり雨宿り

謝りたいけど
言い出せぬ
意気地のないまま
過ぎてゆく
春の日



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白梅や 北野の茶店に すまひ取 蕪村

白梅や 北野の茶店に すまひ取 蕪村(ぶそん) 相撲取りのこと



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散るは浮き 散らぬは沈むもみぢ葉の

散るは浮き 散らぬは沈むもみぢ葉の
かげは高尾か山川の 水の流れに月の影


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今は露おく鬼アザミ 深き情けの関超えて

月の都を立出でて 身は鈴懸けの旅衣
紫匂うリンドウも たたく時雨にうなだれて
今は露おく鬼アザミ 深き情けの関超えて
気も晴れ渡る花の道
飛び六法の蝶ひとつ

「紫匂うリンドウは」義経、「たたく時雨」は兄頼朝、「露おく鬼アザミ」は弁慶、「深き情けの関」は富樫を指している。

武運赫々たる義経が、兄頼朝に疎まれ京を追われて諸国流浪の旅をするとは誠に痛ましきこと、と嘆く弁慶の真心に打たれた富樫の情により、無事に安宅関を越え、気も晴れ渡る花の道を、飛ぶがごとくに走り去る、という意味。


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お互いに 苦労もしたしさせもした 厭で別れた仲じゃなし

お互いに 苦労もしたしさせもした
厭で別れた仲じゃなし
よりを戻した二人が仲は
もと木にまさるうら木なし
酸いも甘いもかみわけた
例えていわば 後の月


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切るに切られぬ 此糸が

縁でこそあれ 末かけて
約束かため 落ちついた
大事な男は 他所の花
女心に 口説かれて
切るに切られぬ 此糸が
義理ゆえ細る 仇名草



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出船 入船 屋形船 玉屋がとりもつ 縁かいな

夏のすずみは 両国の
出船 入船 屋形船
あがる流星 星くだり
玉屋がとりもつ 縁かいな


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酒の機嫌の爪弾きは 好いた同士の差し向かい

初雪に 降りこめられて向島
二人が仲に置炬燵
酒の機嫌の爪弾きは 好いた同士の差し向かい
嘘が浮世か浮世が実か
誠比べの胸と胸


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何故に吹いたか 夕べの嵐

春風さんや 主の情けで咲いたじゃないか
何故に吹いたか 夕べの嵐


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あても無ければ 金も無し

破れ障子に破れ傘
コレサ 雨漏る月が漏る
しょんがいな しょんがいな
破れかぶれの新所帯
あても無ければ 金も無し
切れる気も無し
しょんがいな しょんがいな しょんがいな


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はかない縁(えにし)の 糸車

義理と人情に 絡まれて
はかない縁(えにし)の 糸車
たとえこのまま 切れたとて
紡いでみせましょ 恋の糸
愚痴と未練の えー茶碗酒


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あの日から 噂も聞かず 丸三月

あの日から 噂も聞かず 丸三月
出会い頭は 忍ばずの蓮もすがれた かたかげり
逢えてどうなるもので無し
あたしもこんなに痩せました
義理の枷


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峠々のその又先に 峠があるので面白い

峠々のその又先に 峠があるので面白い
赤にしようか 白にしようか
峠々で摘む花の どれも良いやさ唄でやる
浮世気ままな恋の旅


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一人寝の更けて寝ぬ身ぞやるせなや

木枯らしの吹く夜はものを思うかな
涙の露の菊襲(きくがさね)
重ぬる夜着も一人寝の
更けて寝ぬ身ぞやるせなや


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梅雨の晴れ間の 青葉風

梅雨の晴れ間の 青葉風 
振るる音も良き 風鈴に
偲ぶの色も軒深く
「金魚 金魚 めだか 金魚」
それと心も 飛び石に 庭下駄軽く 木戸の音
行き来の人も すがすがと
染め浴衣


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梅は咲いたか 桜はまだかいな

梅は咲いたか 桜はまだかいな
柳やなよなよ風しだい
山吹や浮気で 色ばっかりしょんがいな

あさりゃ取れたか はまぐりまだかいな
あわびくよくよ 片思い
さざえは臨機で つのばっかりしょんがいな

小唄


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妬くのは野暮と知りながら 

妬くのは野暮と知りながら 
あの忘られぬ甘口に
他所でもそれと胸に針
嬉しがらせた罪じゃぞえ


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青々といつも松葉の二人連れ

青々と
いつも松葉の二人連れ
末も栄えて高砂の
変わらぬ色や春の風

小唄


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青柳の糸より 胸の結ばれて もつれて解けぬ恋の謎

青柳の糸より 胸の結ばれて
もつれて解けぬ恋の謎
三日月ならぬ酔月の
うちの敷居も高くなり
女心のつきつめた
思案のほかの無分別
大川端へ流す浮名え

宮川曼魚・作詞 吉田草紙庵・作曲

「仮名屋小梅」明治物(昭和に入り「明治一代女」として大人気となった) 
明治二十年六月九日夜、浜町酔月楼の女将花井梅が、箱屋の峰吉を大川端で刺し殺した事件を劇化したもの。新橋で一枚看板の仮名屋小梅は、ひいきの銀之助や後に付き合う浜本への恋路を邪魔した兼吉を最後に刺し殺してしまう。
「青柳の~恋の謎」は、小梅が銀之助との恋のもつれから自暴自棄になって年下の男に入り揚げてゆく心境を、しだれ柳の枝がもつれて解けぬ様に見立てて唄ったもの。「三日月ならぬ」は、小梅の経営する「酔月」の枕言葉である。兼吉の策略により自分の家の敷居も高くなり、思いつめた末の女の決心を唄っている。
この小唄は新内調を入れて三味線の手もよく、大川端といえば必ず出される小唄である。


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想い染めたが恋のもと

三吉野の 色珍しい草中に
迷いこんだる蝶ひとつ
想い染めたが恋のもと
たとえ焦がれて死すればとて
鮎に愛もつ鮨桶の
しめて固めた二世の縁
二つ枕の花の里

「義経千本桜」享保四年(1747)鮨屋の段より
釣瓶鮨屋の一人娘お里が、今宵祝言と楽しみにしていた手代の弥助が平惟盛(これもり)卿と聞いて、涙とともに口説く部分を取った唄。
「過ぎつる春の頃、色珍しい草中へ、絵にある様な殿御のお出で、惟盛様とは露知らず、女の浅い心から、可愛らしい、愛しらしいと想い染めしが恋のもと。父も聞こえず母さんも、夢にも知らして下さんしたら、例え焦がれて死すればとて、雲井に近き御方へ、鮨屋の娘が惚れらりょか。」



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朝顔の 花は水色 浮気者

朝顔の 花は水色 水しょうの
恐れ入谷の 浮気者
隣の露に 濡れかけて
垣根の向こうで
咲きたがる

小唄


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移り香や たたむ寝巻きの襟元に

移り香や たたむ寝巻きの襟元に
一筋からむこぼれ髪
帰してやるんじゃなかったに
ふくむ未練の夜の盃

小唄


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梅一輪一輪づつに 鶯が

梅一輪一輪づつに 鶯が
歌い初め候
春の景色も整うままに
実は逢いたくなったのさ

小唄


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沈丁花 新橋にも咲く ガード下

新橋にも咲くというのもおかしいが
新橋にも咲いている
香りがよいようなので思わず犬のように顔を近づけた
きりっとしたいい香りで
高貴な感じがする


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92.45

ドル円は92.45で円安
ポンドで見ると円安
オーストラリアドルで見ると円高
各国通貨で動きがばらばらのところもあり
いっそうわけが分からない

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