SSブログ

九州南部で大雨 気候と精神

九州南部で大雨の報道
鹿児島の映像を観ていると熱帯スコールみたいな感じ

このまま気候変動が進行すると日本に住む人達の精神も変動が起こるだろうと思う

ーー
おおむねを考えるとやや寒い程度の地域の人間が戦争でも強かったし
経済戦争や技術革新競争でも勝利したように思う

ふつう考えられているように
自然との厳しい戦いが人間を鍛えた
つまりセレクション圧力が強くかかって
戦争に有利だったのだろうと思える
指揮命令系統によく従うとかそのようなこと

ーー
真面目にやっても報われないと思うようになったら実際に報われなくなってしまう


共通テーマ:日記・雑感

リタリンとナルコレプシーとADHD

リタリンはナルコレプシーに使って
眠くて仕方ない人の目を覚ましたりすると考えられている

その連想から言うと
ADHDの人に使えば
なおさら落ち着きがなくなるような気がするけれども
実際には
抑制系の神経細胞を賦活するので落ち着く方に働くことになる
ADHDの人は抑制系の発達が部分的に遅れているのだろうと考えれば辻褄が合うが
はっきりしたことではない

抑制系がよく出来上がっている人にリタリンを使ってもそのようなことは起こらない

ベンゾジアゼピン系抗不安薬とかドパミンブロック系薬剤は
使用する量や個体差によって
抑制系と促進系とどちらに強く作用するかが違ってくるので加減が難しい

アクセルとブレーキがあって
どちらにどの程度効くのか
個体差があるわけだ

抑制することもあるし脱抑制することもある
薬剤の量と種類と効き目で個体の特性が逆にわかることになる

アルコールも似たような具合で
個体によって楽しくなったり眠くなったりいろいろと違いがある

アクセル系は出来上がっているがブレーキ系が足りない人には
全体に賦活する薬を使うと
ブレーキの効きのよくなり具合がアクセルの効きのよくなり具合を上回るという理屈だ

そのような意味でもADHDは興味深い
ただし、成人のADHD症例にはリタリンの適応はないので使わない
大人になれば薬がなくてもなんとか出来るくらいに抑制系が発達するとみられている


共通テーマ:日記・雑感

人間は教育次第

まことに人間は教育次第だと思う

他の哺乳類と比較してもやはりヒトは「本能の壊れた動物」と見える

例えて言えば
他の動物は生まれたままの神経組織でなんとか完全な円を作っている
ヒトの場合は3/4くらいは本能によって出来上がっているが
あとの1/4は後天的な学習によってヒトになるのだと思う
それではじめて円になる

だから人は女に生まれるのではない
女にさせられるのだとかいうような言葉がうまれる

文化、習慣、価値判断が刷り込まれる

後天的な学習の要素が大きいので
いろいろな環境に適応できる
それはとても有利な点でヒトの適応拡大に役立った

しかし現在のように環境変化が大きいと
ひとつの家に違う教育を受けたヒトが同居しているようなことになり
居心地が良くないこともないではない

親が教育すれば問題はないのだが
御存知の通り、今の人達は親の言う事など聞くはずもない

ドイツ人がユダヤ人を虐殺したり
ポーランドの人たちを抑圧したり
そんなことができたのも教育の結果だと思う

昔の日本式の教育を受けた親と
アメリカ式の教育と価値観を身につけた子どもが同居するのはきつい感じがするし
社会としても同居するのはハゲタカと鳩の同居のようなものできつい感じがする


共通テーマ:日記・雑感

人の気持ちが分かる

人の気持ちが分かるとか分からないとか言うけれど
相手の人が特殊な脳回路を持った人の可能性もあるので
また集団でそのような可能性もあるので
即断はできない


共通テーマ:日記・雑感

共産主義と市場主義

共産主義ではうまくいかないと結論が出て、
一方、過度の市場経済主義は社会を不安定にする傾向がある
との議論も絶えない。

普通に考えれば、
汗の量に比例して報われるのが正しい社会制度である。

共産主義ならば、「さぼれるだけさぼる」主義が横行するだろう。
俺はこんなに汗をかいたと嘘をつく。

市場主義ならば、努力の結果ではない才能の結果を、
「汗の結果だ」と嘘をつくだろう。
楽をしていない、これは汗の結果だと嘘をつく。
たいていは、才能か資本の結果である。
結果だけが評価されるのである。

どこかのタレント社長のように、
法律の抜け穴だけを商売のきっかけにするなんて、
共産主義も市場経済主義も想定していない、
トリビアルな、長期的には無視してもいい、現象である。

結局、
チャンスは平等で、あとは努力の結果であるとする
嘘がまかり通っている。
才能だけで報酬を決定してしまうのは嫌われる。
少なくとも、才能あるものは人並み以上の努力を厭わないことになっている。

才能は親からもらったものだ。
資本も、親からもらったものだ。
そして才能と資本に恵まれなかった者は、
どうしようもない。

どうしようもない人が、99.99%である。

絶望が待っているだけだ。
ただ絶望だけが現実だ。

そこから話は出発するだろう。
そうした絶望に立脚して、
それでも人間は生きていくのだと、意志を明らかにして、
前進するしかない。



共通テーマ:日記・雑感

韓国の小説

韓国のある小説。第二次大戦が終わり、日本支配から開放される。
そのあと、日本支配層と結託していた人々が支配層となるのか、
反日勢力が支配層となるのかの戦いがあった。
その中で、朝鮮共産党が結成され、、弾圧を受けるという物語である。

その場合、最初の志はこうである。
民衆のために、よい社会を作り、みんなを幸福にしたい。
しかしながら現実は、権力側からの弾圧に加え、
民衆の無理解が存在し、絶望させられる。

自分はこの程度の民衆のために人生を棒に振ったのかと嘆く。
深い嘆きである。

同胞への愛は深いが、
報われない。

なぜなのだろう。
心が枯れてしまっている人間のほうが、
この社会への適応はよいのだろう。

夢も理想も、
絶望を招き寄せるだけだ。

最終的な価値のよりどころである民衆は、
かくのごとくである。
また、仮想する未来の民衆も、たいして期待はできないのだ。

たいして期待はできないが、
全く期待できないわけでもない。
また、そのような期待ができないとして、
では、そのような試みを停止するのかと言えば、
そんな生き方はできないだろう。

どうしても、止むを得ず、
民衆に命を捧げる生き方しかできないのだ。
不思議なものだ。

共通テーマ:日記・雑感

神経細胞の経時的プロフィールと性機能

神経細胞の経時的プロフィールを性機能を例にして
説明することができる。

というメモがあるのだが、自分でも分からない。
やはりそのとき書いておかないと消えてしまう。

共通テーマ:日記・雑感

もうネットなしでは生きられない人たち

もうネットなしでは生きられない と本の一文にある。

ずっとつきあっていないとよく分からない言葉・隠語・ネット方言が積み上げられている。
新参者の共通理解を遮蔽する形でのますますの先鋭化。
本人たちはそれが心地よいらしい。
人間にはそんなところが確かにある。

お互いを理解しないのが問題ではない。
よく理解しすぎるのが問題なのだ。
お互いの思考を静脈注射しあっている。
しかしお互いの何を理解し合っているのか
大変絶望的になる。

ネットは宣伝媒体、ダイレクト・マーケッティングの販売チャンネル、風俗産業の進出先、
個人表現のメディア、電話とファックスの代わり、史上最大の検索データベース。

史上最大の検索データベースというが、たしかに最大だとは思うものの、
人々はいかに多く間違い、人々は他人の間違いをいかに鵜呑みにするかについての
最大のデータベースであるとも言える。
心理学的事例に関しての最大のデータベース。
人間の愚かさについての具体的データベース。

オンラインゲームはチャットも兼ねている
孤独を紛らし、匿名のままで受け入れられ、時間を無限に消費し、
気がついたときには全員現実適応が悪くなっている。
しかし適応するに値する現実でもないと思っているらしい。



共通テーマ:日記・雑感

夢を追いかけるか安定するか

夢を追いかけるのを忘れて、安定した人生を選んだ人間は、言ってみれば『退屈な人生を生きる終身刑』を自らに課しているのに等しい。

まあ、そうだろうけれど、
安定していることは、それなりにいいことだと思うなあ。

人生も終わり近くなって
あたりを見れば
光はとてもまぶしい

『退屈な人生を生きる終身刑』は
それはそれでいいものだ
みんながそうなのだから
それで特に不満もない
生きてさえいれば
それなりに幸せだ

共通テーマ:日記・雑感

日記療法

たぶん日記療法はとても好きだ
自分と向き合う感じがとてもいい


共通テーマ:日記・雑感

治療法

治療法というからには
インスタントコーヒーをいれるとか
カップヌードルを作るとか
の程度の簡単明瞭さで
方法を確実に伝えられること
そしていつでも再現できることが必要だと思う


共通テーマ:日記・雑感

尾崎豊「I love you」宇多田ヒカル




当時マンションを探して歩いていました
説明では尾崎豊が斉藤由貴といろいろあったマンションなのだとの説明でした

そのしばらく前
ある朝、文京区護国寺の前に長い長い行列
雪だったような気がする
雨だったかもしれない
尾崎豊の告別式に集まった若者たちだった


共通テーマ:日記・雑感

サッカーチーム

サッカーでなくても野球でも何でもいいのだが
長嶋茂雄と室伏 広治とみたいな特殊な組み合わせを考えてみたらどうだろうと思う

川上監督と長島選手はとても良い組み合わせだったのだと思う


共通テーマ:日記・雑感

ドキュメンタリーの作り方

問題がありそうだったので取材してみたら、こうでした、
それがドキュメンタリーと思っていた。

いろいろな作り方があるのだろうけれど、
まずNHKでラフなシナリオを作るという。
つまり結論をまず作る。

例えば、「これを日本から援助してもらえるのは、とても助かる」という言葉を、
現地の担当者から引き出す、などと書く。

その上で、制作を下請けに回す。
下請けでは、そのような発言を引き出すための質問など作戦を考える。
最悪、編集でぎりぎり嘘にならない程度でいい。
踏み外す場合には、捏造になる。

でも、下請けの立場から言えば、シナリオがあるドキュメンタリーなのだから、仕方がない。
視聴者としては、本当のドキュメンタリーを望む。

共通テーマ:日記・雑感

老年は山登りに似ている。

老年は山登りに似ている。登れば登るほど息切れするが、視野はますます広くなる。 
イングマール・ベルイマン
(スウェーデンの映画監督・脚本家)


共通テーマ:日記・雑感

愛少女ポリアンナ物語 よかった探し

愛少女ポリアンナ物語
父を亡くして孤児となったポリアンナが貧しさや不幸に負けずにがんばっていくという話。
明るくプラス思考なのがヒットした要因。

この作品では上記『よかった探し』という言葉が創作され、視聴者の間で定着したが、
この原作が出版された時も、主人公の名前であるPollyannaは「極めて前向きな楽観主義者」
の意味として使われ、その後心理学分野での用語「ポリアンナ効果」「ポリアンナ症候群」が生まれた。

ポリアンナがひたすら前向きで「よかった探し」の精神で進んでいくと
周囲の人たちも感化され、
また絶望的に思えた病気、貧困、誤解、狭い心もやがて癒されるという筋書き。

いいぞ、応援したい。

Wikiによれば

ポリアンナ・フィティア
「よかった探し」(どんな事が起きてもその中からよかったと思える事を探し
出して明るく振る舞う事)が得意な天真爛漫な少女。8歳。周りの人の心配事
を本気で考えられるやさしい性格。子供っぽく思慮が浅いところがあるが割と
頭の回転は早く、思いついたことはすぐ行動に移すタイプ。プリズムの光が大
好き。そばかす(昔は不美人の証とされていた)を気にしている。幼くして両
親と死別し、パレーに引き取られる。嬉しい事があるとドアを思いきり開け閉
めする癖がある。よく走り回ってるせいか跳躍はバツグンである。辛いとき
は、母の形見である手鏡にむかって話しかけることがある。放送終了後も愛の
若草物語のエイミーと角川版世界名作アニメ全集のCMをした。

「よかった探し」(どんな事が起きてもその中からよかったと思える事を探し出して明るく振る舞う事)
はやってみたくないですか?

そんな不幸はない?そんな悪い人はいない?
それはよかった。

でももし、つらいことがあって、あなたにつらく振る舞う人がいたら、
「よかった探し」をしてみましょう。

どれだけ苦しい状況でも、牧師である父親の遺言の「よかった探し」をするポリアンナを
忘れないでいましょう。

成長と和解と癒しがある。

http://streaming.yahoo.co.jp/c/t/00189/v00450/v0045000000000399497/

「しあわせになる」ということは、「自分がしあわせであることを知る」こと。

子供(大人にも)には難しいこの考えを、「よかったさがし」というゲームにすることで、誰にでも実践できるものにしていることこそが、この作品の最も優れた点だと思います。


この作品は、ポリアンナをはじめとする子供たちの物語であると同時に、彼らを取り巻く大人達の物語でもあります。

子供たちは最初から理想的な存在として描かれているため、彼らの内面的な成長にはあまり触れられません。
この作品で変わっていくのは大人達。
数々の不幸にあい、しあわせを失って心を閉ざしてしまった大人達が、
ポリアンナをはじめとする子供たちとふれあい、忘れていた幸福な気持ちを取り戻していく、そんな話です。

*****
ポリアンナで検索すると
ポリアンナステーションという化粧品の会社があって、
「ありがとう化粧品」というのだそうです。



共通テーマ:日記・雑感

ビジョネール

いま私は改めて未来のビジョンをあたためよう
構想しよう どんな未来が可能であるか

仕事での夢もある
プライベートな夢もある

夢を構築しよう
いま立ち止まって
私は急がない

素敵な未来があれば
一日一日が楽しくなるだろう
日々を深く生きることがこれからの課題になる



共通テーマ:日記・雑感

20年の報われない愛のプレゼント

この20年にわたって
妻の誕生日と結婚記念日とクリスマスにはプレゼントを続けてきた。
だから60回分のプレゼントのメニューができあがった。

わたしは自分の好きな衣装を妻に着ていて欲しいので
衣装を必ずプレゼントの中に入れる

フォーマルな感じはハロッズが多く
普段着はポール・スチュアートが多い
たいていはウィンドウに飾ってあるものを買うことにしているので、
妻としては、あらかじめ、今シーズンはこれかなと分かるようで、
小物を先回りして用意してあることもある

最近はポール・スチュアートに
和風の何かを添えて着ていることが多いと感じている

特にポール・スチュアートの柔らかな明るい色合いで
単純ですっきりしたフォルムの洋服は
私が大好きなもので
それを着ている妻の姿も大好きで
多分、中身よりも、洋服の方が好きなときもあるかもしれない

避暑地でポール・スチュアートを着た妻が
小型犬に引かれて散歩から帰ってくる様子を
小屋の窓から眺めていると私は幸せである

こうしてみると
妻の誕生日が冬ではなく、さらに結婚記念日が誕生日ともクリスマスとも離れているせいで、
私は年に三回もプレゼントをしていることになる

誕生日は自分では選べないから仕方がないが、
結婚記念日は選べるのだから、
それを誕生日とクリスマスとは別のシーズンにするといいようだと
後輩にはアドバイスする

妻の場合は、冬、春、秋にプレゼントが巡ってくる

最近は妻は妻で忙しく
お互いにベッドで寝顔を見て
病気じゃないようだと安心しているようなところがある

勝手な時間に起きて寝ているし
だいたいは別々に外で活動しているので
話をする時間がない
話をしても本当にいいたいことは専門的すぎてお互いによく分からない

一緒に食事をすることもまれである
最後の食事は何だったか
ゴルゴンゾーラチーズのペンネだったような気がする
そのときの妻の下着についてははっきりと記憶がある
クリスマスのプレゼントに贈ったものだった

手料理などはもちろんここ数年食べたことがない
私はひとりぶんしか作らないし作れないし
妻はたいてい外食してくるから
食事に関しては完全にすれ違いである

妻は外食に関して寛容である
私は外食すると、いったいこれはどんな料理人がどのようにして作ったものかと考えて
いっそ自分で作った方がいいと思ってしまう
その点で不寛容である

清潔強迫の延長で
食材のどんな細かな問題点も見逃さない
取り替えてもらうと謝罪の意味でカードをくれたりする
おかげでレストランのサービスカードなどがずいぶんたまった

xx (195).jpg

共通テーマ:日記・雑感

世界の中で君が一番素敵だよと抱きしめた夜

 

ほかのだれより あなたといると
一番自分らしくなれたわ

もしも 生まれ変われるなら
またもう一度あなたを探すわ

それでも
二人は別れるのだという

朝の日差しの中で
何気なく出て行って欲しいという

二人ではつかめなかった夢を追いかけてほしいという
そんな夢などあるというのか

二人でいることより大切な夢があるというのか
いや、そうかもしれない
人間はいつでも次の何かを求める

世界の中で君が一番素敵だよと抱きしめた夜
その時間は確かに存在し
微弱な電磁波となって四方に拡散を続けている

宇宙の時間が逆転したとしたら
その美しいい一瞬は再現されるはずだ

ほかのだれより あなたといると
一番自分らしくなれたわ

これがプラトンのいう、失われた半分ではないか
出会うべきだし分かれてはいけないのだ

もう別れてはいけない



共通テーマ:日記・雑感

出来るだけ簡単な文章で、出来るだけ複雑な話を書く

「出来るだけ簡単な文章で、出来るだけ複雑な話を書く」
アフターダーク 村上春樹

*****
大事
大事

共通テーマ:日記・雑感

大切な何かを失ったとき・悲嘆の仕事(Grief Work)

1.概略

 交通事故や病気、その他いろいろな原因でわたしたちは愛するものと別れます。人や物、地位など、その人にとって大切な何かを失う体験をすると「悲嘆反応(grief reaction)」が起こります。悲しみの中でも大きな悲しみを悲嘆(grief)と呼んでいます。心のよりどころを失ない、「これは現実ではない」「夢の中に違いない」と感じることさえあります。

 喪失体験に直面したとき、その悲しみから立ち直るためには、悲しみの消化作業が必要です。それがグリーフ・ワーク(Grief Work)、喪の仕事、悲嘆の作業などと言われているものです。

 E・キューブラー・ロスは、死にゆく人が自分の死を受容していくプロセスを研究し、どのような傾向があるかまとめました。キリスト教以外でも、自分の死以外でも、悲嘆体験を乗り越えるときには同じようなプロセスをたどるのではないかと拡張して考えました。簡単に言うと、否認(なかったものと思いたい、誰かの思い違いではないかと思いたい)、怒り(関係者に対して、また自分に対しての怒り)、抑うつなどを経て受容に至ります。最後には失ったものを嘆くことやめ、新しい生活に希望を持って向かうようになります。

 悲嘆のプロセスは、心の中で、喪失の意味がゆるやかに変わっていくプロセスと考えられます。時間と強さは人により場合によりさまざまです。

2.グリーフワークとは何か

 どんなとき起こるか、例を挙げます。

 愛する人間、動物との死別。たとえば交通事故で伴侶を失った場合。子供が不治の病にかかった場合。いわゆるペット・ロス。退職して地位や生き甲斐を失った場合。子供が授からないと告知された場合。ずっと希望して努力していた目標をあきらめなければならない場合。

 まとめて言えば、大切な何かを失ない、未来への希望が断ち切られた場合。

 どのように進行するか、研究があります。

 悲嘆反応の一般的経過については、公式のように過度に一般化しても間違いだと思いますが、脳の構造から来る一般的な傾向があることも確かでしょう。

 脳は呼吸や消化などのように進化論的に古い機能から、論理的思考などのように新しい機能まで、積み上げるように構成されています。強いショックがあると、上位機能がまず停止し、下位機能が保持されます。緊急事態に対応するためにはまず生命に必要不可欠な部分にエネルギーを確保することが有利だからでしょう。分かりにくいものもありますが、大まかな順番で並べると次のようになります。ショック、混乱、無感覚、非現実感、現実変様感、罪責感、敵意、拒否、取り引き、探索行動、苦悶、死者に対する思慕や憧憬、希死念慮抑うつ、寂しさ、引きこもり自尊心の低下、悲哀感、無力感、無関心、感情の平板化、アパシー、解放感、現実世界への関心、理性的思考、意味の探求、つぐない、希望、発想の転換、新たな決意、新たな自分の獲得、ユーモア、人格的成長、新しいライフスタイルの確立、新たな友人の獲得。

 敢えてもう少し分類してみましょう。

1.茫然として、無感覚。現実感を喪失。パニック状態。思考・判断・感情の停止。

2.喪失に対する号泣・怒り・敵意・自責感などの強い感情。抑制のきかない思考・感情。

3.閉じこもり・うつ状態。

4.新たな自分、新たな社会関係。積極的に他人と関与。

次第に脳の抑制系が再生する過程と見ることができると思います。

3.グリーフワークをどのように見守るか

 悲嘆の仕事の課題として、1.喪失の事実を受容する、2.悲嘆の苦痛を乗り越える、3.あるべき何かが失われた環境を受け入れる、4.新しい希望を見つける、などがあげられます。

 正常な悲嘆反応の場合にはそっと見守ればいいのですが、異常な悲嘆反応の場合には手当が必要になります。この場合の「異常」は、医学的な意味ではなく、生活や仕事に支障が生じる程度の強さと期間と考えて下さい。

 「グリーフワーク」のプロセスを支えて見守ることを「グリーフケア」と呼びます。過度の悲嘆を自分で処理しきれないときは、専門医によるカウンセリング薬物療法などが必要になります。

 「グリーフケア」の基本は、一時的に出現する感情や行動を、共感的に受けとめることです。日本の社会は、悲しみをこらえるのが大人だと見なされている部分がありますから、あからさまに感情を吐き出すには時と場所を選ばなければなりません。そのような場所がない時は、専門家を訪ねて下さい。

 「お気持ちは良く分かります」「いつまでも嘆いていてはダメだ」のような言葉も、タイミングが大切です。新しい人生に踏み出すにもタイミングが大切です。

 悲嘆を乗り越える方法として、人に話を聞いてもらう、文章などで表現する、同じ経験をした人と語り合うなどが考えられます。サポートを求める勇気を持って下さい。



共通テーマ:日記・雑感

若年者中心でSSRIに対しては不安・攻撃性増大で反応し、一部分は大人になっても維持される障害

DSM-Ⅳで機械的に診断される大うつ病にも少なくとも二群があると考えたらどうだろう。

(A)若年者中心でSSRIに対しては不安・攻撃性増大で反応し、一部分は大人になっても維持される障害(不明の障害X)。状態像としては大うつ病を呈する。

(B)精神構造の土台部分が完成して後に発生する精神障害としての大うつ病、これはSSRIを使用しても不安・攻撃性増大はない(従来のうつ病)。

不明の障害Xでは、発達の遅延があるので、大人になっても若年者と同じ反応を呈する。

従って、大人の診断の場面で、不明の障害Xを形成する発達の遅延があるか否かを判別すればいいのだろうと思うがどうだろう。

精神構造を思春期以前と以後の二階建てとして、一階建て部分が歪んでいるなら、それを診断すればよいだろう。

ーー
はっきりは分からないが、少なくとも外見から見れば、白人人種と黄色人種を比較すると、黄色人種は性的成熟の側面で、やや幼型成熟を呈しているとの意見がある。

精神性的成熟を測定するとすれば
フロイトならば
モンゴロイドを二階建てとは言わず1.5階建てくらいにみたてるのかもしれない

ーー
一階建て部分は生存のため、二階建て部分は生殖のためと考える

ーー
昔は生存のための成長の時期を教育に当てて、読み書きそろばんを習い、
性的成熟が発動したら生殖可能になるのだから生殖活動にあたる、とするのが妥当だった

現代では生殖可能年齢の時期に教育の途中であり、ますます教育期間が長くなり、
結果として、生物学的にもっとも生殖活動に適した時期を逸して、その後に生殖活動をしていると考えられている。
むだなことではないか。


共通テーマ:日記・雑感

言葉で作り出すもう一つの現実

現実を否認して
言葉でもう一つの現実を作り出すことは
女性たちが複数で共同して実現することがある。

男性はどちらかといえば
現実に働きかけて
現実を動かしたいと考えるようだ。

女性はそうではなくて、関係する女性をつかまえて、
言葉で別の微妙にずれた現実を作り出すようだ。
あらすじとしては現実のままだけれど、
解説をつけるとこんな風で、というような、
理由付けまたは解釈が独自であったりする。
たぶん女性たちも現実を変えてしまいたいとは思うのだろうが、
長い間の習慣で女性だけでは動くこともできず
経済力の根本は男性に握られ
何より言葉で現実を変更することも簡便さを知っているので
どうしても
言葉による現実変更または解釈変更を考えついて、
女性の間に流し、
ひいては男性にも浸透させるような場合がある。

女性の方が言葉が豊かで現実を否認することがで来るくらいは現実から距離があり、
しかも女性の方が妄想に親近的で物語的世界を生きていることかある。

物語を作り出すことによって生存を救っている部分も確かにあるのであって、
これを否定すればいいというものでもない。
その延長にいろいろな物語世界は成立するわけだし、それはそれでいい。
どうしてもつらい現実があったとき、
その解釈を様々に豊かにして、妥協して生きることができる程度にまですることは、
誰にもゆるされることである。

子どもの社会でも暴力は大きな要素であって、
女性たちは様々な暴力によって
抑圧されてきた長い歴史がある。
筋肉が少ないのは男性に比較して歴然としている。

そのような不利な状況を
どうすればいいのかという時、
同情に値する部分もあるのであるが、
やはり今一度、言葉による現実操作に閉じこもることはいいことかと問い直してもらいたいと思う。

特に、家族内での力動が問題になることがある。
妻が夫の何かが気に入らない場合、
子どもに言葉を吹き込んで自分の子分にして、
被害的物語の共有者にしてしまうことがよくある。



共通テーマ:日記・雑感

発達障害の指導教育

発達障害がありそうだと感じることは多く、そのような診断もできるが
そのあとの教育が難しい

教育も治療もできないのなら診断しても仕方がない面もある
どうしたらいいものか

学生時代は要求水準が比較的低いので問題にもならずトレーニングもされていないことが多い
就職してから不具合を感じるがそれが自分の発達障害のせいだとは思わないことが多い
なぜ自分だけが責められるのだろうとか
なぜ自分にだけ情報が回ってこないのだろうかとか
被害的に受け止めている場合が多い

そうした不具合、たとえばコミュニケーション障害とか感情交流の不全とかに対して
自分なりに対処している間にますます事態を悪化させていることがある
突然他者交流を打ち切ることで一時的に解決するが長期的には損失が大きいとか
相手の立場に立って考えようとするが相手はもっと重度の精神障害があり、しかし、相手が精神障害であることを判断できなかったりなど




共通テーマ:日記・雑感

サッカーで勝つ

ある人の意見によれば
サッカーで大事なのは周囲の選手の位置と動く方向または意図なのだそうで
試合中に地面に立っているとそれが分からないらしい
そこで脳に受信機を埋め込んで右とか左とか前とか簡単な信号でいいから
上から見ている人が送ればいいと言っている


共通テーマ:日記・雑感

風邪ひきさん

風邪をひいている人が多いなあと思いますがどうでしようか
乾燥もしていないと思うが建物の中は乾燥しているのか
2010-6-20


共通テーマ:日記・雑感

小国寡民 人民元切り上げ再開

2008年7月から事実上、ドルに固定してきた人民元相場の変動を再び認め、小幅で緩やかな元相場の切り上げを再開する方針
と報道されている

消費税10%にすれば景気もよくなるなんて言ってしまえる人もいる一方で
中国元が断続的継続的に切り上げられればこれは確実に日本国内の物価を押し上げる

それにしても今後中国がどうなるかで世界全体が大きな影響または打撃を受けるのだから中国の政治はますます重大だ

小国寡民ではいられない時代

国家主権というものも考え直す時期なのかなと思う


共通テーマ:日記・雑感

日本映画「FLOWERS -フラワーズ-」日本の美しい花たちよ

日本映画「FLOWERS -フラワーズ-」日本の美しい花たちよ

資生堂・椿のCMの延長らしい

これは誰なのと聞いたら、仲間由紀恵とのこと

ずいぶん変わるねえと言ったら、興味あるのと言われてそれきり


共通テーマ:日記・雑感

消費税10パーセント

民主党菅総理が消費税10パーセントを言い出して
マスコミは一斉に引きずられて
米軍基地移設問題にはもう誰も触れない
郵政問題も誰も言わない
しかもサッカーワールドカップの繰り返し報道でテレビが占拠されている

菅総理にすれば脱小沢を印象づけられるし
米国にいい顔ができるし
財務省には貸しができるし
いろんなことをうやむやにできるし
増税はゆくゆくは年金破綻を救い医療破綻を救うだろうから
貧しい人にとって得だったということになって感謝されるだろうし
自民党がもともと10パーセントを言っているのだから反対もできないし
けんかを売るにはいい材料だと思う

勝てば菅総理で継続できるし小沢も安泰
負ければ9月小沢派復権で問題なし

なんてうまいシナリオなのだろう


共通テーマ:日記・雑感

精神病二階建て論

定型的で古典的な精神病はみんなよく似ている
一階建て部分がきちんと出来ていて
二階部分が壊れているタイプだからだ

最近のよく分からないタイプの精神の変調は
一階建て部分がすでに壊れていて
しかし誰も修正せずにそのままにしておいて
当然二階建て部分は歪んでしまい
結果としては一階も二階も歪んでいて
それぞれがかなり違う状態になってしまう

だから最近の若い人の状態を見ていると「さまざまな病気」という印象を受ける
一階部分が壊れていることはわかるのだけれど
その壊れ方も千差万別である
さらにその上に歪んで二階建て部分が乗るのだから複雑である

ーーーーー
こんなにもみんな一階建て部分が壊れているのはどうしてなのか

多分、昔は一階建て部分が歪んだままで育つことができたのは
一部の富裕層や特殊なの能力のある人だった

いまは一般庶民も歪みが訂正されないままで成長してしまうので
二階建て部分はさらに歪んでしまう


共通テーマ:日記・雑感

人の話をよく聞け

人の話をよく聞けと説教されるが
偉くなればなるほど
人の話は聞かずに自分の主張を話すばかりになる傾向がある

本当ならば
人格識見に優れた人は
人の話もよく聞いて
あなたの話のポイントはここ、いいところはここ、考え直すべき点はここ、などと
簡潔に指摘すればとてもいいのだけれど
そんなことをしていては
偉くはなれない
時間に限度があるからだ
人の話を聞くには人が話すのと同じだけの時間を費やしてしまうので
人生がいくつあっても足りない

聞くべき話か聞く価値のない話か判断するにも話を聞く必要があり
結果として聞く必要のない話だと分かったときには時間が損失になってしまう

そこでまじめに人の話を聞いて判断していると損をすることになり
人の話を聞かずに自分の主張ばかりする人が得をする場面が生まれることになる

分かりやすいところではここ最近の総理大臣の態度を見ていて
人の話をよく聞いて理解しようとしている人はいただろうか
どこまでさかのぼれば見つかるだろうか

人の話をよく聞いていたのでは偉くなれないらしい
報われない、疲れる話である


共通テーマ:日記・雑感

同じことを何度も言われると怒り出す

人間は不思議で、同じことを何度も言われていると怒り出す
話の内容に怒るのではなく
同じことを何度も言われることで怒る

家族が認知症で同じことを何度でも言うのも症状なのだと充分に承知していながら
それでもやっぱり
同じことを何度も言われると怒ってしまう

反復常同刺激に耐えられない脳の仕組みがあるのだと思う

ーー
一部の人たちは反復常同刺激をむしろ好むようで
たぶん、脳回路が少し違うのだろうと思う

ーー
認知症の人に同じことを何度も言われてつらいので
それを乗り越える作戦としていろいろ提案されていて
たとえば
オウム返しに同じ言葉を言う
またたとえば
大きな声で話していると激してくるものなので
同じ言葉をオウム返しに小さな声でつぶやくのだそうだ
そうすると認知症のお年寄りは聞こえないので何と言ったのか聞きたいと思い興味が移る
興味が移ると同じことを言わなくなる
そんな仕組みらしい

年をとるのはつらいものだ


共通テーマ:日記・雑感

フランス代表、監督への暴言でアネルカを追放 W杯

フランス代表、監督への暴言でアネルカを追放 W杯
などという記事があり
不思議なことだと思う


共通テーマ:日記・雑感

感謝と謝罪

感謝と謝罪で謝が共通

感謝すると謝ると二つの意味があるらしい

謝ると過ちと音としては重なる

謝過という言葉で過失を詫びるという意味が中国語にあるらしいので謝罪が日本の独自の使い方でもないらしい

時代によって変化したのだろうか


共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。