中毒
自分が投資したものを否定出来ない人間
クローン人間の復元ポイント
意識のフレームの外に出す
気をそらして
忘れさせれば
不安も強迫も止まるんだよ
意識のフレームから
一時的にでも
外に出せばそれでいいんだ
そう先輩は言っていた
そうかもしれないといま思う
「シズコさん」 佐野洋子著
シズコさんは言うと香山リカさんが紹介している。
これは実際そうだと思う。
母子関係といっても、
母息子と
母娘ではずいぶん違うはずなのだ。
*****
紹介を続けると、
戦後、11歳の兄を病気で失った母は、徹底的に冷たく娘に当たり続ける。
「母は本当に兄の代わりに私に死んで欲しかったのだ」とまで思うのも無理はない。
著者を本当に苦しめたのは、
母の虐待ではなくて、
そういう母を好きになれない、自分への自責の念だ。
全財産をはたいて高級老人ホームに入居させたのは「母を金で捨てた」と、
著者はまた自分を責める。
母子関係の闇の深さ
*****
娘にとって、出来のいい兄がいるということは
まったくもって不利な状況である。
母にとって息子が王子様であることは明白で
恋をしてさえいる。
他人に対して自慢はしないが娘にならばいくらでも自慢をする。
母にとって娘はある種の自分の延長に過ぎない。
時に耳になって母の息子自慢を聞き続ける。
同時に母の夫愚痴を聞き続ける。
実際に悪い夫も多いのだが、
家庭でも立派な夫というものは少ないはずで、
妻から見ればほとんどはくだらない夫なのだ。
その口の捨て場所が娘になるのはよくある話で、
娘が父を軽蔑してさえいるものだ。
母にすれば遺伝子の関係ない夫はどんなに軽蔑してもいいのだが、
そして精神的に軽蔑すればするほど、
日常生活で衝突したときにも楽に自己弁護できるのだが、
娘はそうではない。
母の愚痴に同調しながら、
一方では、自分の遺伝子の半分は父由来なのだと思うと、
気持ちは引き裂かれてしまう。
考えてみれば自分の顔は父親に似ていると思ったりして、
気持ちが悪くなる。
本当は母親は自分のことも父親と同様に嫌っているのではないかと疑う。
そして娘はますます母親と一体化して意見の不一致のないように自分をゆがめてしまう。
そんな時間を過ごしているうちに自分が人の親になり、
不幸の再生産をしてしまう。
自分もまた息子に恋をして、
娘を夫への嫌悪の気持ちのゴミ箱に使ってしまう。
*****
母親の人生の真のパートナーは息子である。
父親の真のパートナーは実の母である。
娘の真のパートナーはその息子である。
母と娘はお互いにとって奇妙なものである。
財産も権力もなければほどほどの年で別れられる。
しかしそうは行かない場合があり、いつまでもくっついていることがある。
そうすると、微妙に腐敗臭が漂う。
このあたりは天皇家の例でも分かるのだが、
娘は母の苦悩の一番の理解者であり
一番の洗脳対象であり、
しかし結局、財産と権力の相続者ではないのである。
男と女は人間として平等なのに、
まったく平等ではないのである。
それは母が息子が好きだからだ。
母にとって娘は付属物でありおもちゃでありくずかごであり
自分が泣けば一緒に泣いてくれる共鳴管である。
父と娘は母を介在にした間接的関係のようである。
母と同じ事を娘がいい続けるので
父は絶望する。
娘が本当に人生を生き始めるためには、
息子を産むしかないのだ。
そこで真のパートナーが出現する。
*****
その真のパートナーを11歳でなくしてしまったとしたら、
その悲しみと愚痴と呪いと嘆きが
娘に押し寄せることは明白だ。
娘は心を閉ざして鈍感になるか、
ぎゅうぎゅうに感情を詰めこまれてアップダウンの激しい感情生活を送るかしかないのだろう。
母の涙の捨て場になるしかないのである。
*****
ここで
フロイトは男だったから
母と息子のことしか分からなかった
という言葉を見つめなおす
フロイトが女であっても、
母と息子のことしか分からなかったはずである
女は息子と関係し、
男は母と関係する。
それだけである。
そのほかに重要な関係はない。
すべての男には母がいるから問題はない
すべての女に息子がいるわけではないから
問題が発生する
特に出生数が少なくなっている現代では問題で、
さらに、皇室に見られるように、ある階級では、女性の出生割合が多くなっている印象もある。
母と娘はどのように関係したらいいか
憲法や民法は絵空事を決めているが、
それは現実ではない。
悲惨な関係という答えがあるだけだ
変形としては、男みたいな娘という存在の仕方もある
宝塚みたいな関係の仕方もある
そこにわずかな救いがある
おごそかに隔つるもののあるをおぼゆ愛すといへど恋すといへど
前田夕暮
こちらも大先生。
まあそうだね、当たり前だ
おごそかにというからなにか越えられない大きなものなのだろう
カジュアルなものじゃない
なにか場違いなものを場違いなヒトに求めているのではないかという
疑いもある
恋についてあれこれ歌っているということ自体が
真実恋する人ではないのだと物語っている
真実恋する人は行為を連続していればいいだけである
それ以外に何もない
恋について語る人は
恋ではない何かに関心があるのだと思う
だから本当に恋する人の参考にはならないかもしれない
恋の感傷を賞味するのが恋ではない
恋の激情を処理するのが恋である
別れむとする悲しみにつながれてあへばかわゆしすてもかねたる
前田夕暮
将棋の名人の恋愛沙汰のような感じだと
思った
*****
恋でも愛でも
とにかく他人なのだから
へだてるものはあるのだと
普通なら考えられるが
恋愛状態のある局面では
ひょっとしたらその隔てもないのではないかと
錯覚することがあるということだろう
隔てることがなかった状態を
小児精神医学のようないいかたをすれば
母子一体の幻想ということになる
それでさえ母子一体であったのは一瞬であり
分離してからは
やはり別の個体であるから
隔てるものを媒介してつながっている
むしろ隔てるものがあるから
それによって媒介されてつながっているのだともいえる
隔てるものの現実としては、
やはり、物理的に別離場所を占めているということが大きいのではないかと思う。
似た風景を見ているとしても、
別のシステムが
別の体験をしているのだ。
だんだん隔てられてゆくだろうと思う。
恋愛が
一体感の幻想とつながると錯覚する、その錯覚のモードは
普遍的なものなのだろうか。
日本人男性歌人に特に固有なものなのだろうか。
普遍的であるはずがなくて、
選択と淘汰の激しい世界ではそのようなとぼけた個体は
多分相手にされなくなってしまうのではないか。
恋愛を語る時に一体感を語ること自体がなんだかもうずれているともいえる。
*****
新聞で、ゴーンさんが、
夫婦として共同体を作るには何かしら共通のものがなければならないといっていた。
価値観でも趣味でも金銭感覚でも。
好きだというだけでは続かないと。
生活というものはそのようなもので、
恋愛とは関係がない。
恋愛ゆえに長い時間をともに過ごすのはかなり無理だということになる。
通い婚というものが
恋愛には適しているのだろう。
生活はまた別。
不安が逓減する理由
社会リズム療法(Frank E, et al. Interpersonal and social rhythm therapy: managing the chaos of bipolar disorder. Biol Psychiatry. 2000 Sep 15;48(6):593-604.)
Abstract
Interpersonal and social rhythm therapy is an individual psychotherapy designed specifically for the treatment for bipolar disorder. Interpersonal and social rhythm therapy grew from a chronobiological model of bipolar disorder postulating that individuals with bipolar disorder have a genetic predisposition to circadian rhythm and sleep–wake cycle abnormalities that may be responsible, in part, for the symptomatic manifestations of the illness. In our model, life events (both negative and positive) may cause disruptions in patients’ social rhythms that, in turn, perturb circadian rhythms and sleep–wake cycles and lead to the development of bipolar symptoms. Administered in concert with medications, interpersonal and social rhythm therapy combines the basic principles of interpersonal psychotherapy with behavioral techniques to help patients regularize their daily routines, diminish interpersonal problems, and adhere to medication regimens. It modulates both biological and psychosocial factors to mitigate patients’ circadian and sleep–wake cycle vulnerabilities, improve overall functioning, and better manage the potential chaos of bipolar disorder symptomatology.
徐々に高まる不安
うつと呼んでいるもの
ただ手を伸ばせば実現してしまう愛に
統合失調症の陰性症状
八百屋が二軒
異常な正義感という病気
認知療法が有効な理由
音楽としての中国語の優美さ
六本木ヒルズトラブル集
私はどのような未来を望みどのような未来をつくろうとしているのだろう
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いい女は不幸になる 誤解系の男女
搾取の構造を訂正しようと訴えるなら
国内規模か
国際規模かと考えて
国内だけにとどめる理由はないはずである
自分にも他人にも貧乏を強制できる権力というものが成立するものかどうか
ここから先
賢者は沈黙する
良心的な人間は祈り続ける
世俗的な人間は何にせよチャンスだと思う
飢えて死んでいく子どもたちにとって
文学的実験など無意味である
あらためて何度でも無意味である
そして文学的実験にとって
飢えていく子どもたちは無意味である
みんないんちきをしている