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日本の有能女性とヒラリー・クリントン

ヒラリーの戦いを見ていると、
女性であるゆえの苦しみは、小さくないことがわかる。
アメリカでも。

日本の若い有能な女性たちは、
もちろん、今、米国大統領選に挑んでいるわけではない。
桁違いのストレスである。

しかしそれでも、共通の基盤はあるのではないかと思う。
女性でなかったら、悩まなくてもいい問題を、どう解決してゆくか。

そんな悩みは多かったし、
それなりに解決もしてきたと思う。
それでも、まだまだ再生産されている。



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「他人と違う自分」と「みんなと同じ自分」に引き裂かれるこころ

昔、日本人は、みんなと同じなら安心といわれていた。
KY(空気が読めない)はだめといわれた。
今でも、レベルの低い人たちはそんなことをいうらしい。

今も昔も、欧米では、「他人と違う自分」が意義のあることだ。
違う意見があり、違う感性があるから、存在意義がある。
日本の高レベル若者はこんな風だ。

しかし、日本の高レベル若者たちは、日本で生活するとなると、
昔からの日本流と、昔と今の欧米流をブレンドしないといけない。
ところがブレンドは今のところ、うまくいかない。
みんなと同じでも物足りないし、
みんなと違っても落ち着かない、
そのような矛盾が続いているのではないか。

みんなとほとんど同じで、ちょっとだけ優越している、
そんな微妙なあたりを狙っているらしい。
低レベルの人には同じに見えて、
高レベルの人には違いが分かる、
低レベルの人にひがまれないで、
高レベルの人に尊敬される、
そのあたりが目標だろう。

しかし、「みんなは多分このへん」と思っていたことが、
ある日急に裏切られたりして、あわてるのだろう。

たとえば、たらこキューピーのキーホルダーをどのタイミングでかばんにつけるか、
どのタイミングで、はずすか。
わたしはわたしなんだからと腹を決めることもできず、
どうでもいいことは目立たない程度でいいやと決めることもできない。

わたしは勉強、と決めて、勉強だけしていれば、
それが一番楽で、確実な将来戦略なんだけどな。
そのように決心はできませんか?

大学院に行って、職員になって、そのまま、いられるだけ、いる。
それだけの単純な方針。
頭がいいんだから、それが一番いい方針かも。

なにに向いているかといって、
勉強に向いているんだよ。



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夜、ポークソテー

買っておいた肉を使って、ポークソテーをつくった。
生姜焼きにするのもとてもおいしいが、
最近はずっと塩と胡椒だけだ。
SBのホワイトペッパーが終わったので、
A印のホワイトペッパーを使ったら、
辛かった。これが本物か。

肉が厚かったので、
フライパンで火が通る頃には硬くなってしまいそうで、
途中から電子レンジで加熱してみた。
中が赤いのはよくないので。

結果としては、やはり少し硬くなってしまった。
アルコールを少し使えばいいのかな。
100パーセントエタノールからなにからあるけれど。
とにかく、赤い部分がなくなるまで加熱して、食べた。
まあまあおいしかったのでいいとする。

比較しても申し訳ないが、
先日の煉瓦亭のポークかつは
やはりおいしかった。
ラードの風味なのだろうか。

*****
検索したら、次のような焼き方。

加熱温度が高すぎて、肉の内部に含まれていた水分子が外に出てしまうとおいしくない。

肉汁をたくさん残すこと。

ガッテン流ソテーの秘密は、ジューシーライン=68℃(中心温度)を守っていたこと。

中心温度が68℃になっているかどうかを調べるには、フォークを使います。フォークで事前に穴を開けて焼くと、中から肉汁が出てきます。これが、下半分が焼けた(繊維が縮んで水分子を放出し始めた)合図です。このタイミングで裏返します。

ガッテン流ソテーの作り方

  • 下ごしらえ
    1. すじ切りをする(脂身と赤身の境目のすじを切る)
    2. フォークを4回刺し、穴をあける(貫通させる)
  • 調理
    1. フライパンを強火で1分予熱
    2. 肉を入れ、15秒加熱したら中弱火に
    3. 穴から肉汁が出てくるタイミングを見逃さない
      • 厚さ1センチの肉の場合: 1、2か所から出たら
      • 厚さ1.5センチの肉の場合: 8割から出たら
    4. 裏返してフタをし、さらに焼く
      • 厚さ1センチの肉の場合: 1分
      • 厚さ1.5センチの肉の場合: 1分半
    5. 余熱3分
      余熱3分で、肉全体が白っぽい色に変わります

      *****
      68度よりも温度を高くしてしまうと、ジューシーさが失われ、硬くなってしまうのだという。
      たしかに、熱しすぎた。
      実は、肉は冷凍してあって、自然解凍したのだけれど、解凍が足りなかったようだった。
      電子レンジで、解凍して、そのあとフライパンで焼けばよかったのかもしれない。

*****
厚めの豚肉の表面をまず強火で焼いてから蒸し焼き。まだ完全に中まで火が通らないうちに、バター、ウイスキーとしょうゆをチョロリ。
との解説もあり。

オイスターソース味。これならできる。
ガーリックスライス味。これもできる。

*****
肉を常温に戻して、
表面が焦げたら、あとは弱火で蒸し焼き。
これでいいはずなのか。
来週もやってみよう。



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やがて目覚めない朝が来る

やがて目覚めない朝が来る

これは響きは美しいが
怖い言葉だ

うつ病で死にたいと思っている人に、
明けない夜はない
上がらない雨はない
いつかトンネルは抜ける
などと語りかけるものだが、
うつ病などとは関係なしに、

やがて目覚めない朝が来る

とさらりと言われると
なかなかの迫力である。

しかし実際、
やがて目覚めない朝が来るはずであり、
それは避けられない運命である。

それのでの間、人生の時間は短いとも言えるし、長いとも言える。
この世を楽しむには短すぎる。
この世の苦しみを知るためならば、
長すぎる。

しかしこの一点があるからこそ、
どんな不幸にも、耐えられるのかもしれない。

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カッパドキアの洞窟ホテル

トルコ旅行で、まずイスタンブールに着きまして、
何日目かに、
カッパドキアの洞窟ホテルというものに泊まりました。
エルケップエヴィ洞窟ホテルとかいうところで、
写真が適当なのがないんですが、
十字軍の頃とか、人々が住んでいたらしいです。
きれいに塗装して、普通の部屋みたいなんですが、
四角くなくて、洞窟だなって感じがします。

*****
これって、パニック障害の人にはかなり怖いかも。

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ヘアケア

ヘアケアの観点からいうと、
アンダーにもシャンプーを使ったほうがいいのでしょうか?

髪をショートにしたんですね、
シャンプーのあと、
手に一杯泡がついてて、
それなら、毛にいい成分をあそこにも使ったらいいと思って。

*****
どちらでもいいと思いますが。
シャンプーのほうが、一般に、香料がきついと思います。
でも、どうということもありません。
基本成分は同じです。
界面活性剤と言いますが、
つまりは、片方では脂肪成分とくっつき、
片方では水とくっついて、
油の成分を水に溶けるようにするものです。

石鹸と液体ソープだと、液体ソープのほうが洗浄力がきついと言われていて、
体脂肪成分を落としてしまう傾向があります。
多分、液体ソープは多めに使うからではないでしょうか。

安い旅館で、液体ソープを薄めて使わせていたという苦情を聞いたことがあります。
お年寄りにはそのくらいのほうがいいんですけどね。

かさつく人は、
石鹸の方がいいといわれています。
もちろん、こすらないで下さい。

女性の場合、陰部は、
酸性で、においがするのが健康です。
においがあるのが普通ですから、気にすることはありません。
いつもと違う匂いは、
感染症のことがあるので、
注意しましょう。

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現代的状況と現代的病気

精神病院にいくと、
そこには日本の昔があり、昔の病気がある。
ドイツ精神医学から学び、
日本医学として発展してきた、
立派な学問と医療がある。

外来診療所には、
現代の日本がある。
昔の疾患構造があまり当てはまらない。
現代的病気がある。
性格も、症状も、きっかけも、経過も、治療も、昔と違う。

先輩方の意見では、
社会構造の変化が、個人の病像に影響を与えていて、
それは存在すると分かるのだが、
どのように抽出して定式化するか、
いまだ難しいという。
それは現在進行中であるからかもしれない。

*****
ある意見では、
クレペリン以前は、うつが精神障害の基本だった。
クレペリン教科書第5版で、
大幅にフランス精神医学の成果を取り入れ、
幻覚妄想を主体とする、スキゾフレニーが精神障害の基本になった。

フランスのdelire 妄想 研究は古くからの伝統で、
ピネル、エスキロール、バレーの慢性幻覚性精神病、
1891年ヴァランタン・マニヤンによる、最後はDemenzになる、慢性精神病、、
1896年、クレペリン第5版という流れになる。

梅毒による脳病である、進行麻痺が、
ペニシリンで治るようになったので、脳疾患のモデルになった。
原因、症状、経過、治療が、セットで解明された。
そのモデルによく適合するものではないかと想定されて、
スキゾフレニーが精神医学の中心におかれ、研究された。

てんかんは一時期、精神科から離れた感があったが、
最近は再び、脳の変性を扱うには大切な疾患として、研究が進められている。
昔でいう「ヒステリー」もまた、てんかんと並んで盛んに論じられたものだが、最近は論じられない。
これは精神分析学の変質と関連しているが、一方では、疾患単位の変化も影響している。
適応障害とか、PTSDとか、解離性障害とか、いろいろな疾患単位が作られている。
PTSDについては、大きな流行にもなったが、大きな反省もあった。

一時はスキゾフレニー中心になったものが、
最近は、うつ病、さらには躁うつ病が盛んに論じられる傾向にある。

そうした流れの背景にあるのは、やはりひとつには現代社会の変質であろう。
他方には、個人の内部の脆弱性の問題があるのであるが。

*****
現代社会の特質として、流動性・移動の大きさ、家族・家庭の機能不全があげられる。

「わたしは日本の社会になじめないし、日本の会社にはなおさら合わない、
アメリカの方が向いているが、競争の雰囲気がきつい、
パリに住んだときは安定していた」などというその人の場合、
「自分では自立した個人だと思っているのに、
生活能力がともなっていないのだ」と主治医はコメントしている。

この人の場合、アメリカで育ち、日本語も話し、ポーランドに一時住み、
受診当時日本で就職していた。
このような大きな環境変化をともなう生き方は、かつてはなかったことだ。
しかし現在、帰国子女という言葉が流通するように、
かなりの人間が、大きな環境変化を体験する時代になっている。

*****
昔、荻野恒一先生が、「故郷喪失の時代」という本の中で、
能登半島から、金沢という都会に出て、スキゾフレニーを発症する例をまとめて、
論じていた。
現在では、さらに極端なことがおこっているわけだ。

わたし個人の考えでは、
赤ん坊の一時期に、ドーパミンレベルのセッティングが行なわれるのだが、
成長して、そのセッティングと大幅に異なる環境におかれると、
環境適合不全になるのだと思う。

日本の田舎、東京、ニューヨークの順に、ドーパミンレベルは高くなると考えられ、
もともとのセッティングが高くない人、つまり、ドーパミン・レセプターの多い人は、
ドーパミン過剰で幻覚妄想を発症するだろう。

環境変化とスキゾフレニー発症については、
個人的にはそのように予想しているが、
うつ病や躁うつ病については、また別のモデルが必要である。

その場合に、うつ病や躁うつ病の診断にこだわらず、適応障害という考え方を広くとったほうが、
状況をうまく説明できるのかもしれない。

*****
もうひとつは、家族の崩壊である。
経済の単位であり、食の単位であり、教育の単位であった家庭であるが、
すべての点で、崩壊しつつある。
経済については、個人が個人で稼ぐ、または年金を手に入れる時代である。
食も、個別化が進行し、それには、冷蔵庫、保存食、スーパー、コンビニの影響が大きい。
教育も、家族が教育する部分が小さくなり、
教科学習はもちろん、生活習慣、社会習慣、食習慣など、
すべてを学校で教えてくれという傾向にある。
たしかに、子供社会の文化は変化も激しく、親も自信を持って教育できない面がある。
家族関係が対人関係の基本となり原点となるが、
それもまた怪しいものになりつつある。

個々の事例も、全般の傾向も、さんざん列挙されてきたが、
指摘に頷くのみで、
なにができるわけでもない。

なすすべなく、
家庭は崩壊しつつあり、
ほとんど最終局面を迎えている。

出産、育児はかろうじて家族の仕事であるが、
最近は代理出産が話題になっている。
育児も、一歳に満たないうちからの保育が開始され、
専門家の手に委ねられている。

夫婦の関係も、早々に父母の関係となり、
セックスはしなくなり、パパ、ママと呼び、共通の話題は子供のことしかなくなる。
単身赴任で暮らすことになっても、実質的に家族の誰も不自由はないし、
子供の精神性的発達にも支障はないとされている。

パパとママだから、子供が育ってしまうと、関係はない。
女から、別れて欲しいといわれ、財産分与に応じる例がいくつもある。

家をもらって、年金と、それを補助する財産があれば、
夫から離れたほうが年配女性はのびのびと人生を楽しむ子度できるかもしれないとの意見がある。

日本女性が、世界スポーツ界ですばらしい成績を上げているのは周知のとおりである。
日本人男性は、スポーツにはあまりむいていないのかもしれないと思われるのだが。

*****
しかしながら、先輩医師の意見によれば、
日本女性は、能力のある人ほど、苦しんでいるという。

男性は、昔からの社会の仕組みがあり、その中で、それなりの処遇がなされてきた。
不満もあるが、それを吸収する仕組みもいろいろとある。
しかし現代女性の場合、能力は男性に比較して勝り、しかし、報われず、
生きる場所を見つけられず、生きる意味を考え直してしまう。
そして生きる意味が見つからない。

スポーツその他で成功する女性は極めて一部である。
自分は昔流の生き方しかできないと信じている女性は、
それなりに、生きる道がある。
しかしその場合にも、「ただの主婦」では不足で、
何か生きる意味を見つけるようにプレッシャーがかかる。

今は、ある程度の活動をしていても、「それだけなの?」といわれてしまう。
あれもこれも、どうして実現しないのと、プレッシャーがかかる。

学生時代を男子学生よりも優秀と評価されて、
未来を夢見た女性たちは、非常に困難な現実にぶつかる。
日本の会社や社会は、優秀な女性を優秀な人間として処遇する仕組みになっていない。
そこで彼女たちは米国その他で、生きる場所を探すことがある。
成功する場合もあるが、うまく行かない場合もある。

日本でもアメリカでもだめとなると、
日本社会に合わないのではなく、
自分はどこにも生きる場所がないのではないかと絶望的になる。

*****
先輩の先生によれば、
「兼高かおる世界の旅」で有名な、兼高かおるさんが、
若い女性たちの理想であったという。
知性、教養、世界を歩く行動力、
ジャーナリスト、文化人。

しかしだれもがそうなれるわけではなく、
苦しむことになる。

そこに適応障害が発生する素地がある。

*****
いつも、あなたの個性は何ですか?
という問いに直面している。

昔はそんなことはなかった。
良妻賢母であればよかった。
あるいは、母と祖母と同じでよかった。

*****
母系家族の伝統というものがある。
夫というものは、限りなく薄い存在でいい。

*****
conduct disorderと言い、行為障害と呼ぶ。
素行障害とか行状障害という言葉も提案されている。
暴力や暴言、自傷、大食や拒食、食べ吐き、などで、
一般に他人に好かれるものではないから、
それをしなくてはいられないだけの理由がある。
嫌われても、それをやったほうが、利益が大きい。
利益が大きいから続けるのである。
何かの利益がある。

個人の内部にも、遺伝や性格の要因がある。
社会環境として、過剰な流動性、家庭の機能不全などの要因がある。
その条件の中で、利益があるから、
暴力も振るうし、自分の体を切るのである。

こころが荒れた人も、
コンビニに行って、あれこれがあり、おでんが煮えている匂いを嗅ぐと、
ほっとするのだそうだ。

わたしは全然ほっとしないで、
むしろ有害食品を検査したりするから、
一般的でない老人なのだろう。

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公務員制度改革が頓挫しかけている

「土建屋+道路族+官僚」がこれほど強力とは。
公明党よりも強いんだもの。

土建屋さんの新しい仕事を見つけてあげよう。
それが大切。

田原総一朗がいうのは、
道路特定財源についてもめているうちに、
官僚にとって都合のいいことに、
まんまと公務員制度改革が頓挫しかけていることだ。

渡辺喜美、堺屋太一らによる「公務員制度の総合的な改革に関する懇談会」がまとめた
「国家公務員制度改革基本法案(仮称)」が、骨抜きにされようとしている。

田原総一朗は次のように書いている。
小泉さんは公務員制度改革までやりたかったが、小泉さんの任期があと1年のときに僕が小泉さんにそのことを聞いたら、「まともに公務員制度改革をやろうとしたら、全官僚が敵になる。全官僚が敵になるということは、全マスコミが敵になるということだ。だから、これをやるには、相当の戦略が必要で、自分は残りが1年しかないから無理だ」ということだった。

自民党を影で支配し、人材とデータと方針と答弁書を供給するシンクタンクとしての、官僚組織。
そして、毎年10月頃、アメリカから渡されている、年次改革要望書。
正式名称は、「日米規制改革および競争政策イニシアティブに基づく要望書」(The U.S.-Japan Regulatory Reform and Competition Policy Initiative)
郵政民営化、
法科大学院、弁護士増員の司法改革、
人材派遣業の改定、
医療改革など、だいたいこれが元になっている。

民主党が参議院で勝ったときに、
国政調査権でどんどんデータを出させるといっていたが、
どんどん出ていますか?

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命の選別をした人たち どうせなら命を国交省に

現実というものは、多面的であり、
一面からの裁断だけで、
理解しきれないことも多い。
そのことを前提として、しかし、いろいろと勉強しなくてはいけないことはある。

ナチス・ドイツの話。
ユダヤ人集団は医師ジョセフ・メンゲレの前に順番にならぶ。
メンゲレは、死ぬまで兵器工場などで奴隷労働可能な体力がありそうな者は右、
老人、子供、体力がない男女は左と振り分けた。
左に分けられた人々はアウシュビッツ、ダッハウなどの絶滅収容所に送られて
ガス室(チクロンB)で大量虐殺された。

回復期リハビリ病棟の問題点
・リハビリの質を低く、しかも重症者排除すれば増収になる
・リハビリの質を上げて、重傷者を受け入れていれば、減収になる
・こうした意味での成果主義導入は、医師メンゲレを連想させる。

75歳以上・後期高齢者医療制度についても、似たようなもので、
軽症者を相手に、できるだけなにもしない方がよくて、
重傷者を濃厚に診察すれば制度の趣旨に反するだろう。

認知症の病棟でも、療養型の病棟というのがあって、ここは費用は「まるめ」。
できるだけ何もしないほうが儲かるし、長期入院すれば、病院収入は減額される。

ユダヤ人の中から、右と左を選別する医師メンゲレのこころの痛みって、
どんな風だろうかと思いますが。
メンゲレにすれば、立場もあり、理屈もあり、正しいことを
勇気を持って実行していたということになるのでしょうか。
主観的には。軍人や官僚は、そんなことがよくあると思う。
あるいはその時代でその状況では、いろいろな事情があったわけだろう。
日本軍もいろいろやったわけだし。
メンゲレのことだけを例に挙げてもよくないが。

「75歳を過ぎて、お金もなくて、保険診療でやるというのだから、
もうあまり丁寧にしなくてもいいだろう」と、
誰かが考えたとして、その場合、
官僚とか軍人は、普通人とは別の判断基準を持っているような気がする。

そうでなくては、メンゲレも、日本軍も、リハビリも、後期高齢者も、認知症療養型病棟も、考えにくい。

*****
マスコミは、このことをどう伝えているだろうか。
記者またはプロデューサーがいるとして、
心の中では、
自分がどれだけの経済的負担をするかと、
自分の祖父母がどのような治療を受けるかを、
ひそかに天秤にかけて、その結果が、
「あまり騒がないでおこう」ということなのだろうか。

祖父母の治療をやめるというのではない、ただ控えめにしておけば、
買い控えていた、ソファが買えると考えて、
あるいは顕在的に考えないとしても、
潜在的に判断して、
番組編成権を行使するのだろう。

もちろん、医者は立場上、メンゲレにもなりうるが、なりたくない。
マスコミ、民意と政治と司法が、そう決めたのならば、
特に、公立病院の医師は、従うしかないのだろうが、
いろいろと困ったことではある。

ではどうするかといわれて、名案もなく、
テレビで毎日のように、国の借金が、といわれると、
病気の人にはできるだけの治療をとも
言いにくい雰囲気ではある。

冗談だけど、
国土交通省があんなにお金持ちなら、
病院業務は全部国土交通省管轄にしたらいい。
病院に行くと考えるから、厚労省になる。
病院という「箱」は廃止。
巨大なメディカルトラックやヘリコプターで医師看護師が巡回することを基本にすれば、
国土交通省管轄だ。
検診も検査も治療もトラックでまわる。オペもトラックの中の無菌室で済ます。
メディカルトラックが渋滞なく通れるように道路を整備しなくてはならない。
救急が発生したら、どんな田舎でも、どんな道の奥でも、10分以内に到着できるよう、
ガソリンスタンドにメディカルスタンドを併設し、全国をくまなく網羅する。介護ステーションも兼ねる。
ヘリコプターをたくさん配備する。
トヨタにハイテクメディカルカーを量産させて、動き回らせる。
そのようにすれば、「病院格差」もなくなる。
既得権益にあぐらをかいている病院経営者を一掃できる。
一般家庭のテレビとガソリン・メディカル・スタンドを直結し、
治療の指示を出したり、薬の量をチェックできたりするように、
パナソニック・ソニーにシステムを作らせる。
こうすれば、国土交通省の予算を土建屋に回すのではなく、
トヨタ、パナソニック、ソニー、ハイテク産業に予算がついて、
そして医療経営者ではなく、医者そのものに予算を回すことができる。
国民は安心して働き出し、消費もするようになり、
経済も力強く回復するだろう。
防衛省も改編して、自衛隊はこの際、全部救急隊として編成しなおす。
国土防衛は警察に任せる。
ついでだが、
マッサージチェアもたくさん買ったようだから、医療用に使わせてもらう。
アロマテラピーの器具もあるようだから、医療用に使わせてもらう。
カラオケセットも買ったようだから、脳血管傷害後のリハビリに使わせてもらう。
道路予算を使って、自転車道やジョギング道を整備して、健康増進してもらう。



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プライド・プライド・プライド

プライドが高すぎて、現実の自分を冷静に見つめられない。
そういいますが、では、プライドが低ければ、現実を冷静に受けとめることができるのでしようか。
それは普通、諦めとか無関心というものではないでしょうか。

高すぎてもだめ、低すぎてもだめという場合、
いつでも、医者のお説教の種になりそうです。

プライドを低くして、昼はヤマトの配送で働き、夜はコンビニのバイトをして、
その上で、実は高いプライドをかくし持っていて、夜学にチャレンジするとかでしょうか。
普段は都合よく低いブライドで、特別なときは都合よく高いブライドで、自分を勇気付けるわけですか。

それとも僕の場合のプライドは、ヤマトで三時間時給1000円でバイトすることがちょうどいいプライドだと納得すればいいのでしょうか。

わたしの目標が現実離れしていて無理だというなら、失見当識ですから、
まさに精神病的状態といえるでしょう。

プライドにつまずいている感じは、たしかにあります。
でも、どうすればいいのでしょう。
答えはありますか。
生きる意味を保ちつつ、
なお、プライドの点で妥協する。

高次のプライドとかいいだしそうですね。
隣人に優しくするのが高次のプライドだとか。

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悪い家庭と、よく見える家庭と。

家庭というものは、悪い場合には問題であり、
悪くなく見える場合に、もっと問題が深い場合があり、
難しいものだ。

家庭には、悪い家庭と、よく見えるが悪い家庭の二種類しかない。

できれば早く独立した方がいい。

そして自分でまた、悪いか、または、よく見えるが悪いか、いずれかの家庭をつくってみればいい。

そのようにして始めて納得できて、初めて、親を責める気持ちが消えるだろう。



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最近の新しい病態・どのような組み合わせがありうるのか

最近の新しい病態として提案したいのですが、
うつはあるものの、独特、
感情変化激しい、
短時間のうちに変化、
軽い妄想気分、
性格・生育に重要にかぎ。

薬剤は少量のみ、2-3種。
リスパダール1ミリ、
デパケンまたは、テグレトール、100-200ミリ、
ロドピン25ミリ。

気分不安定を落ち着かせる薬が基本の薬となる。

こういった場合、生育歴、遺伝基盤、現在症、時間的変化、対人関係の特性、葛藤処理の特性、悪化のきっかけと、寛解のきっかけ、社会適応、予後、薬剤反応、こうした一連の情報から、有効な部分をどのように取り出せるかが、問題です。

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78歳・失声症

78歳のおばあちゃんは、失声症になってしまいます。
自宅の一階におばあちゃんはいて、二階に娘夫婦が住んでいます。
息子の嫁がすべてを取り仕切っています。
孫たちと話せるのは、すべて嫁が許可した短時間のみです。
次第に内面の怒りを抑制するようになり、
解離症状として、美智子さんと似たような、失声症が始まりました。
息子は出張が多くて、嫁が取り仕切っています。
いつも一人です。
はじめは息子さんに面接に来てもらったのですが、
嫁と母の葛藤の中に巻き込まれたくないという考えらしく、
程なくして来院しなくなりました。

今では、状況はさして変化はありませんが、
30分くらい診察室で話していると、かなり話せるようになります。

*****
先輩の先生から、こんな話を聞いて、
いろんな事情があるのだろうと思う。
みんなできれば幸せに暮らしたいわけで、
その総合的な妥協点が、現状である。
症状もまた。



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プライドが高すぎて、現実の自分を冷静に見つめられない。

プライドが高すぎて、現実の自分を冷静に見つめられない。

んー、誰しも、その傾向は、ある。
現実を受け入れるということは、
つらいことだ。

とくに精神の病気があるとなったら、
しばらくは受け入れられない。

虫歯があっても、
ひょっとしたら自然に治らないかなと
3日くらいは否認している。

病気でなくても、
たとえば、
もう歳をとったので、
8丁目に行っても、
二軍扱いという現実、
気前はいいけど結局おじいちゃんと思われている現実を、
どう受け入れろというのか。
つらい。

二回やろうとすると
驚かれるのは、
いいような、悪いような、困った気分である。
まだ一軍だと思ったりするが、
そう思っているのはこちらだけで、
客観的な情勢は、やはり二軍なのである。

あの年寄りには、
29歳の姉さんがいいわ、
わたしたち若い組はこっちでやってまーーーす、
と言われると、
最初は愕然としたものだが、
最近は、受け入れられるのだった。
だって、29歳はとてもいいのだ。

39歳はまたとてもいい。
味わいが濃くなる。
49歳はまだ経験がない。
未知の領域である。

プライドの話はどうなったっけ?
わたしはプライドなんかない。
ただ尽くして気持ちよくしてあげたいのだ。
わたしに出会ってよかったと思って欲しい、
それがわたしのプライドだ。
思えば巨大なプライドで、
大変な勘違いである。

携帯の返信メールも、
かなりな負担になっているんだから、
こっちが暇だからって、
あんまり頻繁に発信するのはよくないよ。
せめて、毎食後と寝る前くらいにしておきなさいよ。

もう、ブライドもなにもないね。

せめて、汐留のいいホテルを使ってあげようよ。
景色はいいよね。飛行機も飛んで。船も行きかって。

第一ホテルじゃ、だめ。
それがプライド。

プライドが高すぎて、現実の自分を冷静に見つめられない。
という論旨を無視して暴走しているが、
どうなんですか?

だから、過度な理想化をやめて、
現実を受け入れてくださいということで、
なるべく時間を作って、8丁目に通って、
汐留でお休みしましょう。



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ペットに命を助けられる

もう死のうと思って決心していたら、
その思いが伝わったのか、
犬がわたしに噛み付いた。
痛みではっと気がついて、
死んではいけないと思った。

お医者さんに話したら、
ペットに助けられる話はいろいろとあるそうで、
驚いた。
さかんに吠えたり、
暴れたりもするらしい。

月に吠える
というのがあるけれど、
うちの飼い主危ないと思って吠えたのかも。

飼い主のこころに反応しているらしい。
あの子のためにも、
わたしは死ねない。

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