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梵漢和対照・現代語訳  法華経

梵漢和対照・現代語訳  法華経   全2巻 植木 雅俊 訳
 
大乗仏典のなかでも,古来「諸経の王」と呼ばれる法華経.本書は,複数のサンスクリット・テキストに綿密な校訂を施し原典テキストを確定させるとともに,深い仏教理解に基づく詳細な注解を付した画期的達成.訳者の長年月かけた一点一画をも疎かにしない原典に忠実な訳業により,曖昧さを残さない,読みやすいこなれた現代語訳がここに完成した.テキスト相互の対照を可能とすべく,サンスクリット原典,鳩摩羅什による漢訳テキストを併記. 

*****
これは本質的に重要な仕事。

個人的には仏典を読んでも霊感の訪れは感じないので、体質として向かないのだと思っている。自分はカトリック向きだと感じている。

しかしそう言っていないで、尊敬をこめて、読んでみようと思う。

中村元先生も、月曜のレクチャーで鳩摩羅什のテキストは重視していました。

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夢の世界とカタストロフィ

夢の世界とカタストロフィ
―― 東西における大衆ユートピアの消滅 ―― 
スーザン・バック・モース
堀江 則雄 訳

冷戦の終結は,世界の歴史地図に根本的な変化を引き起こした.それは資本主義の勝利ではなく,フランス革命以来の近代の夢の世界そのものの破局であった.ネオリベラリズムに簒奪された冷戦後の世界の中に,高名なベンヤミン研究者が導入しようとする歴史の目覚めとは? そして新しい世界の編成原理とは? 

*****
タイトルは精神科に関係ありそうだったが、内容は違うようだ。
フランス革命以来の近代の夢の世界そのものの破局というが、
というがネオリベラリズムが簒奪したのなら、
それはそれで歴史の必然だったように思う。

新しい世界の編成原理
というならぜひ知りたい。
リバタリアン以上のものがあるなら、
あるいはリバタリアンに対抗できるものがあるなら、
ぜひ知りたい。

わたしはそれはキリスト教的隣人愛の共同体だと思うが、
多分、一時間も持たないうちに、リバタリアンが勝利すると思う。



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アテネ 最期の輝き

アテネ 最期の輝き 岩波
 前5世紀初頭から前338年までのギリシアを,後世の範たるべき一流の時代である「古典期」として捉える見方がすでにローマ時代に成立していたことは,しばしば指摘されている.最盛期である「古典期」のギリシアとは,実は,同時代史料が圧倒的に集中しているアテネの姿であり,「古典期」をギリシアの最盛期とする見方において,ギリシアの栄光とはすなわちアテネの栄光なのである.カイロネイアでの敗北を時期区分の区切りとする捉え方も,ギリシア連合軍の中心となって戦ったアテネがこの敗北をもってマケドニアの覇権下に置かれ「自由」を失った,という認識に大きく影響されている.
 しかし,そもそも前338年の敗戦は,「古典期」という栄光の時代に終止符を打つ重要な画期だったのか.そして,その「古典期」を体現するポリスであるアテネにおいて,前338年をもって何かが決定的に変わったのだろうか.
 アテネというポリスは,アレクサンドロスの華々しい遠征によって生まれたヘレニズム世界の片隅で,いったいどのように生きていたのか.本書では,2300年以上経てもなお人々をひきつけてやまない不世出の英雄アレクサンドロスという巨大な存在の陰で注目を浴びることが少ない,アレクサンドロス時代のアテネの実相に迫ってみることにしたい.
――「はじめに」より

はじめに
 
序章――「黄昏のアテネ」に迫る
 1 「黄昏のアテネ」とデモステネス
2 「政治家」と「政治グループ」
 
第1章 決戦へ
  1 デモステネスの生きた時代
2 デモステネスの前半生
3 反マケドニアの政治家として
4 「宿敵」アイスキネスとの対立
 
第2章 敗戦――マケドニアの覇権
  1 戦後処理
2 デモステネスの活躍
3 アレクサンドロスの時代の幕開け
4 マケドニアの傘の下で
 
第3章 対決――「冠の裁判」
  1 裁判が始まるまで
2 「弁論家の戦い」
 
第4章 平穏――嵐の前の静けさ
  1 デモステネスの隣人たち
2 アテネ民主政の姿
3 動乱の前ぶれ
 
第5章 擾乱――ハルパロス事件
  1 ハルパロス事件とは
2 事件当時のアテネの情勢
3 ハルパロス裁判
4 裁判の背後の人間模様
 
第6章 終幕――デモステネスとアテネ民主政の最期
  1 民主政アテネの最後の闘い
2 愛国者たちのそれぞれの最期
 
終 章
  1 デモステネスの遺したもの
2 「黄昏」の民主政

史料について/主要参考文献/関連年表
あとがき

*****
このような誰にとってもほとんど意味のない本を出版し、全国の図書館に買わせるのが
岩波の商売である。
誰も読まないから、きれいなままでいい置物になる。

*****
トウキョーはいま最期の輝きなのだろうと思っている。

人口が少なくなったら、京都を観光資源にして、主に西日本に人口は移動し、
中国依存が高まるので、裏日本の経済地域が復活するだろう。
しかし北の地域は厳しく、主に南だろう。
京都から兵庫、山口にかけて、ギリシャのアテネのような町になるだろう。

そのころ北海道に人が住むか、熊が住むか、問題だ。

司馬遼太郎ではなく中国人の書いた明治維新の話が読まれるだろう。

悲観的過ぎる?
老人にはどちらでも関係はない未来の話だ。

とりあえず、JRの事故が頻発して、会合がやりにくくて困っている。
JRがゆるくなるとやはり困る。

8丁目の娘も、中央線のことで困ったという。ばれそうになったと。



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医療経済論

医療経済論  大森 正博 岩波

制度変革が語られる昨今,社会制度の根幹をなす医療制度の問題はどのように理解すべきなのか.診療報酬,不採算医療,株式会社の病院参入=医療における非営利規制,新しい保険サービス,混合診療等の問題に即し,わが国の医療制度が抱えるさまざまな問題点を社会的公正と効率の観点から経済学的に解明.社会科学サイドからの本格的議論が待たれる医療制度について一石を投ずる. 

*****
医療政策の現場にとっては百も承知の話。
専門家以外の人にとっては、多分、よく分からない話。

長期的に見て、行き先は米国式だという
悲観的見解が根強くある。
オリックスが取るのか、アリコが取るのか。引き分けか。
プロ野球でオリックスの呼び方ははやめたらいいのに、
広島カープはエレガントな名前でいい。

もし自分が医学部に入学して6年たって、さらに大学院や研修制度で勉強して、
かれこれ10年以上必死に勉強し続けて、どんな現実が待っているか、
想像力豊かに考えてもらえば、
そのとき初めて、話が通じるかもしれない。

人の役に立って感謝されたいと思うなら、
医療経済を学んで、立派な事務長になってください。
医者もパラメディカルも、患者さんも、感謝します。

貧しい人は米国のようにならないように勉強しましょう。
お金持ちはさっさと米国に行って高度医療を受けて結構。
野球選手も、みんなジョブ博士に治してもらっているしね。
子供ために募金を集めて、海外で移植医療を受けているしね。
逆に、病気になったら破産というケースもあるようで。
「ER」なんかでときどきシビアに言ってますね。



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妄想はなぜ必要か

妄想はなぜ必要か  岩波
―― ラカン派の精神病臨床 ―― 
コンタルド・カリガリス
小出 浩之,西尾 彰泰 訳

精神病構造を持った人の運命や生き方をどのように理解したらよいのか.彼らはどのような人生の選択をするのか.精神病を精神病であると診断できる本質はその「構造」にあるとして,さまざまな臨床例を具体的に紹介.精神病特有の「構造」について平易に説明.精神病の発症や患者にとっての妄想の意味を明らかにするとともに,治療者の関与のあり方を論じたラカン派精神分析の臨床実践講義. 

*****
ラカン派はなぜ不必要か徹底的に分かる本。



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ワークライフシナジー

ワークライフシナジー 大沢真知子 岩波書店
生活史と語との〈相互作用〉が変える企業社会

最近まで,仕事も生活もどちらも充実させる生き方について日本の社会でまともに論じられたことはなかった.また,働き方も,「仕事優先」(正社員)か「家庭優先」(非正社員)かのふたつで,両方ともという働き方は生み出されていない.そういう社会でいま,どちらもという新しい生き方が誕生しはじめている.また,それが求められる社会が来ている.
 そのときにまず直面するのは,意識変革の難しさではないか.少なくともわたしにとっては,ワークライフバランスの難しさは,自分自身の意識を変えることにあったとおもう.
――本文より 

 前著『ワークライフバランス社会へ』を出版して以降,各メディアや企業,政府関係機関,自治体などから講演やシンポジウム,政策会議参加の依頼が殺到している.ところが日本企業の経営者や研究者たちとの議論で語られる「ワークライフバランス」は,単なる女性活用の方法論や理想論としてしか受け止められていない.ほんとうの意味での「ワークライフバランス」のシナジー(相乗効果;相互作用)が語られることがあまりに少なかった.本書ではそうした経験から,成功している企業の豊富な実例とともに,より具体的に「ワークライフバランス」のシナジーを浮き彫りにしてゆく.

*****
ワークライフバランスはWLBと省略して、メンタル指導のキーワードに使ったりしている言葉だ。
今度はワークライフシナジーで、造語として絶妙、ジャーナル感覚が溢れている。

しかし現場ではそんなことは言っていられない。シナジー効果で、仕事が進んで発想が湧くようなら喝采する。
成功している企業の豊富な実例というが、わたしは成功している会社の見事な失敗例ばかり見ている立場なので、不思議な感じがする。
読者の皆さんは、眉に唾して読んだ方がいい。こういう書物こそ、クリティカルに、厳密に、読むことが必要だ。

この類を画餅という。



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舌診所見

http://www.yukon.co.jp/shishin/004.html

ここに舌診所見の写真があり、参考になる。
ここまで極端なことは多くはないが、
寒証、熱証の参考にはなる。

最近、舌をきれいにしようというコマーシャルがあり、
若い女性が舌を披露しているが、
一人目はまことに美しい、舌美人であった。
二人目はそうでもなかった。



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シンメトリーとモンスター

シンメトリーとモンスター
―― 数学の美を求めて ―― 
マーク・ロナン 宮本 雅彦,宮本 恭子 訳

ミロのビーナス,パルテノン神殿,名刺やはがき.これらの均整を支配する黄金比には対称の美が秘められている.古代より多くの人を魅了した対称性は,ガロアやリーによって美しい数学の理論に発展し,究極の大きさを持つ対称性〈モンスター〉の発見に至る.摩訶不思議な群や数を通して数学のもつ豊かな世界を描き出す. 

ーーーーー
シンメトリーは分かるが、モンスターとはなんだろう。
究極の大きさを持つ対称性〈モンスター〉の発見とはなんだろう。
タイトルがいいので、少なくとも、本屋さんでチェックはしてみたい。

*****
関連して思うことだが、
モンスターは、フランケンシュタイン博士の作り出した怪物の「名前」である。
博士は自分の作り出した「もの」に、名前さえつけず、「モンスター」と呼ぶ。
そして、モンスターが、パートナーが欲しいから作って欲しいと願ったときに、
拒絶する。

モンスターは自分で勉強して聖書まで理解する。
博士は孤独のつらさを理解してもよかった。
パートナーを作り出すことがいいかどうか分からないが。

理解と共感ができなかった博士の内部にはやはり問題があったのだろうと推定する。
問題なのは、モンスターではなく、フランケンシュタイン博士の内部である。
心にかなりの動揺が走ったのは理解できるのだが。



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心理療法対話 河合 隼雄

心理療法対話 
河合 隼雄

本書は,昨年おしくも逝去された河合隼雄先生が,臨床心理学の新しい課題に応え,現代の知の全体の中から心理療法を考えようとして行われた対話です.多田富雄,多木浩二,三善晃,見田宗介氏ら,各界を代表する研究者,芸術家と日本人の心や心理療法の現代的意味などを徹底討議し,河合先生の研究の到達点をしめします. 

*****
河合 隼雄先生の本は、玉石あり、こちらの体調がよければ、多くを語り、こちらの体調が悪ければ、少なく語るような気がする。
そういう意味でも、心理療法的だとは思う。

明恵 夢を生きる は再読しようと思って本棚に積んである本のひとつだ。
読もうと思うまで気力が充実するかどうか。

英語の本も根気が必要だが、
この手の本も根気が必要だ。

気力のないときは
短歌のようなものが好きだ。



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創氏改名―日本の朝鮮支配の中で

 創氏改名―日本の朝鮮支配の中で 水野直樹著(新赤版1118)岩波
  
   そのねらいは何だったのか

 在日コリアンが本名とは別に通名として日本風の名前を名乗っている場面に出会うことがあります。この日本風の名前の大半は、日本の植民地支配下で朝鮮総督府の政策として実施された「創氏改名」政策(1940年)に因るものと言っていいでしょう。この政策は日本の朝鮮支配の中で最もよく知られたものの一つで、教科書にも出てきますが、その実態については誤解されていることも多いようです。

 この本は、創氏改名政策の実態を明らかにして、その全体像を描きだそうとしたものです。創氏改名については、これまで「同化」の側面ばかりが強調されてきましたが、この本では、以下の三つの点が初めて論じられており、大きな特色となっています。(1)「差異化」の側面の重要性、(2)女性にとっての創氏改名の意味、(3)創氏改名がのこしたもの。

 1910年から1945年に及ぶ35年間の植民地支配とは何だったのか。その本質を考えるための格好の一冊です。

(新書編集部 平田賢一)

  ■著者からのメッセージ
 本書は、近年の研究や新たに閲覧が可能となった資料にもとづいて、創氏改名の全体像を描こうとするものである。一般には、「朝鮮人の名前を日本風に変えさせる」政策として理解されているが、実は創氏改名にはさまざまな側面があった。名前の変化の裏には、朝鮮の家族制度に対する日本当局の政策が隠されていた。また、創氏改名をめぐっては、朝鮮総督府、日本「内地」の政治家、朝鮮人それぞれの内部に、異なった認識・立場が表われていた。それは植民地支配に対する認識の違いを示すものであった。

 本書では、これらの問題とともに創氏改名の実態を明らかにすることに重点を置くことにしたい。とりわけ、実態としての創氏の強制がどのようになされたか、批判的言動に対する取締りがどのようなものであったかなどの問題を、当時の朝鮮総督府など日本当局側資料にもとづいて明らかにしたいと考えている。創氏改名の法的仕組みがかなり複雑だったため、それを説明すれば創氏改名が理解できるかのように考えられているが、法的仕組みを説明するだけでは実態を理解することにはならない。法令の運用がいかなる雰囲気と状況のなかで、どのようになされたかを明らかにしなければ、創氏改名の全体像は見えてこないからである。

 また、本書では、創氏改名実施後の問題についても検討する。日本の支配末期と、日本敗戦・朝鮮解放の後、朝鮮人の名前がどのように扱われたかを知ることは、創氏改名の問題を理解するうえで欠かせないことだからである。

(本書「はじめに」より)

*****
こうした問題は、本人たちが多くを語っても、日本人は耳が痛いので、あまり聞こうとしないという事情があり、出版社も困るだろう。ここ30年の右傾化と、最近特に強い反中国感情は、出版社の判断をも鈍らせるだろう。韓国については、韓流ブームもあり、すこしはいいのだと思うが、しかし、痛いところには触れないままで、商売をしているように思われる。

私自身は、韓国の名前を持つ知人が、途中で日本風の名前に替えた場面を一度経験している。それまで韓国名で通していたのだが、何かの事情があって、日本語名にしたとのことで、詳しくは聞かなかった。しかし、アイデンティティの悩みは深かったようで、それは人間の心のとても柔らかい部分であると思う。名前が変わっても、それで商売がうまく行けば問題ないと、割り切れる人もいるし、いつまでも割り切れずに悩む人もいるようだ。

現代女性も、結婚によって、姓が変わってしまうのを嫌がる人たちもいる。朝鮮半島の人たちは、それどころではないクライシスだったと思う。現代でも、帰化の問題や選挙権の問題はあり、貧困や生活保護のことも言われたりする。簡単ではないようだ。



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中国残留邦人―置き去られた六十余年

中国残留邦人―置き去られた六十余年 井出孫六(新赤版1119)岩波

「満蒙開拓百万戸計画」なる“国策”で送り出され、敗戦により中国に置き去りにされた人々は、異国の地でそれぞれに苛酷な現実を生き抜いてきました。そんな「中国残留婦人・残留孤児」たちが、数十年を経てようやく帰国が叶った祖国を相手に裁判を起こした背景には、いったい何があったのでしょうか。そこで問われた課題は何だったのでしょうか。そして何よりも、国家と個人との関係とは? 大佛次郎賞受賞の傑作長編ルポルタージュ『終わりなき旅』刊行から二十余年、この問題をライフワークとして追い続けてきた著者が、度重なる「国家の怠慢」の全貌と、それに翻弄され続けた人々の姿を描き出す決定版入門書です。
   
  ■著者からのメッセージ
 かつて“国策”で「旧満州」に送り出され、敗戦によって現地に置き去りにされた「中国残留邦人」は悉く幼い子どもと婦人たちだった。彼ら彼女らは国交回復まで27年間、日本鬼子(リーベングイズ)の名のもと、侵略の罪責を一身に背負って生き続けてきた。永住帰国の道のりがまた10年、20年と五月雨のように続き、「残留孤児」の日本語習得は年齢が壁となり、「残留婦人」の高齢化は生活保護に頼るほかなくなった。あの戦争から遠く離れた21世紀になって、彼ら彼女らが国を相手に起こした訴訟は、六十余年に及ぶ国の不作為と怠慢に対する彼ら彼女らの人間回復のための「声」だった。2008年4月から「改正中国帰国法人支援法」が施行されることになった。「わたしたちにとって戦後がようやく始まりました」と「婦人」の一人が微笑した。
    
  ■著者紹介
井出孫六(いで・まごろく)
1931年 長野県南佐久に生まれる。
1955年 東京大学文学部仏文科卒業。中央公論社勤務を経て、『秩父困民党群像』で作家としてデビュー。1975年、『アトラス伝説』で第72回直木賞受賞。1986年、『終わりなき旅―「中国残留孤児」の歴史と現在』で第13回大佛次郎賞受賞。日本文芸家協会理事、日本ペンクラブ会員。
著書―『秩父困民党群像』(新人物往来社)、『峠をあるく』(筑摩書房)、『信州奇人考』(平凡社)、『歴史のつづれおり』(みすず書房)、『終わりなき旅』 『ルポルタージュ戦後史』 『ねじ釘の如く』 『柳田国男を歩く』(岩波書店)、『満蒙の権益と開拓団の悲劇』、『石橋湛山と小国主義』(岩波ブックレット)、『抵抗の新聞人 桐生悠々』(岩波新書)、『野口英世』(岩波ジュニア新書)など。
     
  ■目次
 はじめに
  第一章 「満蒙開拓」と関東軍  
  (一)武装移民
(二)「二十カ年百万戸」の移住計画
(三)分村移民の広告塔
(四)分郷開拓団の悲劇 
  第二章 置き去られた人たち  
  (一)一枚の地図と「関特演」
(二)果しなく黄色い花の咲く丘
(三)佐渡開拓団跡の惨劇
(四)混迷深める大本営
  第三章 戦後引揚げの遅延  
  (一)八・一四訓電の無策
(二)旧満州引揚げ小史
(三)岸政権と日中断絶
(四)戸籍からの抹殺
  第四章 帰国への遠い道程  
  (一)日本政府恃むに足らず
(二)総合的施策の欠落
(三)終わりなき訪日調査
  第五章 幻滅の天国に帰って  
  (一)後追いの定着政策
(二)定着促進センターの四カ月
(三)「大地の子」の後半生
(四)「残留婦人」一二人の「強行帰国」
  第六章 国家賠償請求に向けて  
  (一)帰国のピークとなった九〇年代
(二)「残留婦人」ら三人の訴え
(三)燎原の火となった訴え
(四)政策転換闘争の一里塚
(五)法廷に初めて血が通った
   おわりに
 主要参考文献
 中国残留邦人 関連年表
 (巻末資料)中国「残留孤児」裁判訴訟―神戸地裁判決(抄)
  ■関連リンク先
NPO法人 中国帰国者の会

*****
「大地の子」で描かれ、これはドラマにもなった。
戦争が終わって、命からがら逃げてきた人の話を数多く聞いた。
これはPTSDというものだなあと思いつつ、聞いていた。

ある人は、満鉄の関係者であったが、逃げる途中で、北朝鮮に2年くらいいたとのことだった。
満鉄の債権のようものがただの紙くずになった。
女だけど、男の格好をして、逃げた。

大変な人生だった。人生の終りになって、貧困と病気が彼女を襲っている。年金をもらい、市営住宅に入居している。しかし、市営住宅が老朽化したので、建て替える話が出ている。新築すれば、家賃は上がる。家賃が上がれば、多分、住み続けられないという。住民自治会に参加して、日本共産党の勧誘を受け、入党した。ビラを配っている。この人の場合多分、偶然で、自治会を創価学会が支配していれば、それでもよかったのだろう。

*****
私の生育の中では、目に見える形での満州国の影響はなかった。最初に感情を伴って知ったのは、山口百恵のドラマだった。三国連太郎が演じる男が満州帰りで、満蒙開拓青少年義勇軍として満州に渡り、敗戦し、その後は逃亡生活を続けたというような男だったと思う。
そのあとも、そのような経歴の人と話をすることはあまりなかった。
仕事が老年期のケアに替わってからは、戦争の話をよく聞いた。そして満州のことも聞いた。関東地区には逃げ帰った人はかなりいて、生育歴というかたちで時間をかけて聞かなければ、なかなか話さないような話だった。
国家権力というものは何をしてきたのだろうかと思う。
また、人間というものは、有史以来、戦争を続け、それでも懲りずに、この30年くらいは、日本も右傾化を続けている。30年前は、アサヒジャーナルと世界を読んでいたものだが、確実に右傾化は進行し、ついに小泉、安倍政権になり、絶望も深い。
特に岸氏は満州国に関わり、さらに日米安保に関わり、その孫が憲法を変えようと言っているのである。満州関係者は徐々に死んでしまい、その声は時間の経過とともに小さくなる。
野中氏のような世代は、戦争の傷を生々しく感じているようだが、その後の世代は、「世界の中で普通の国になる」というようなことを言っている。
多分、もう止められなくて、また再び、優秀な人、自己犠牲的な人が、率先して死んでゆくのだ。そしてくずのような人間が残る。希望はどこにもない。



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歌仙の愉しみ

歌仙の愉しみ 大岡 信・岡野弘彦・丸谷才一著 岩波

丸谷才一の本なら、読みたい。この人はすごい。
大岡信の本なら、読みたくない。
結局、読まない。
丸谷さんはこんな人と組んで欲しくない。

大岡信は、いままで私は、つまらないものしかあたっていない。
折々の歌とかいって、詩人でもなんでもない。

大体詩人が世間に賞讃されて、講演会したりするか。
断じてしない。
本当のことを言う人は排除されるからだ。

岩波と朝日で小遣いを稼いでいて、詩人とか言わんで欲しい。
別のもので稼いで、自由な立場で詩を書く、そのようにありたい。

多分そうすれば、メジャーな出版社からは排除される。

俵万智と銀色夏生のほうがまだしもいい。



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ブータンに魅せられて

ブータンに魅せられて 今枝由郎著 (岩波新書 新赤版1120)

 よりよく生きる、とは? より人間的である、とは

 ブータンは、ヒマラヤ山脈のほぼ東端の南斜面に位置する小王国。人口約55万、面積は九州をひとまわり大きくしたくらい(4万6000平方キロメートル)で、緯度は沖縄とおなじくらいに位置します。17世紀前半に、チベット系大乗仏教の一派(カギュ派)の化身高僧によって国として統一されてから、これを国教とし、その歴代化身系譜を聖俗両面での最高権威者・権力者とする、いわば「仏権」政治体制がつづいてきました。1907年からは世襲王制となりましたが、仏教が国教であることには変わりなく、現在でも国民の大半は信心深い仏教徒です。その意味でブータンはチベット仏教最後の砦とも言えます。地政学的には中国、インドという二つの大国にはさまれていますが、標高差の大きい豊かな森林と肥沃な土地で自給自足できる、アジアの中でも恵まれた国です。近年、「国民総生産」にかわる「国民総幸福」を提唱する国として、そのユニークな環境政策や近代化政策が、グローバル化によって生ずるさまざまな問題への批判的文脈のなかで紹介されることも多くなっています。

 著者は、日本で大学までを過ごし、留学したフランスで研究者として生きることを決めて帰化しました。研究の過程で出会ったブータンに、1981年から10年間、ブータン国立図書館顧問として滞在しました。その後もほぼ毎年ブータンを訪れています。著者がブータンと関わった期間は、奇しくも2006年末に退位した第4代ブータン国王の治世とぴったり重なります。そしてこの第4代ブータン国王こそ、「国民総幸福」という考え方を世界に問うことで、国際社会に中におけるブータンの存在感をたしかなものとした人なのです。ブータン社会とはどのようなものなのでしょうか。またそこに生きる人々は、どのように暮らしているのでしょうか。

 ブータンも決してユートピアではない、と著者は言います。しかし、この仏教の息づく社会に生きる人々の精神の文化にひとたび触れると、「よりよく生きる、とは?」「より人間的である、とは?」と繰り返し考えざるを得ない、とも言います。

 日本、フランス、ブータンという3つの大きく異なる社会を今も行き来し、その3つの異なる文化を自らのうちに内在させた著者のまなざしを通して、できるだけ多くの方にブータンを経験する時間をもっていただけたらと願っています。  (新書編集部 太田順子)

*****
チベット問題が拡大されている現在、ブータンを知ることにも意味がある。

個人的には、アメリカ西海岸の気候温暖地域に住んで、
時々ブータンを観光に訪れ、進歩した文明は間違いだったと、
リチャード・ギアのようにつぶやき、
「国民総幸福」はいいことだと納得し、
リフレッシュしてまたアメリカに帰り、静かに暮らしたいものだと思う。

ブータンの人には申し訳ないが、ブータンはブータンのままでいて欲しいと
エゴ丸出しで思うのだった。



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テロより怖い民営化 

ルポ 貧困大国アメリカ 堤 未果(岩波新書 新赤版1112)

教育、医療、防災、そして戦争まで……
 極端な「民営化」の果てにあるものは?

 高い乳児死亡率。一日一食食べるのがやっとの育ち盛りの子どもたち。無保険状態で病気や怪我の恐怖に脅える労働者たち、選択肢を奪われ戦場へと駆り立てられていく若者たち―尋常ならざるペースで進む社会の二極化の足元でいったい何が起きているのか? 人々の苦難の上で暴利をむさぼるグローバル・ビジネスの実相とはいかなるものか。追いやられる側の人々の肉声を通して、その現状に迫る。(写真は本書より)
    
  ■著者からのメッセージ

 「教育」「いのち」「暮らし」という、国が国民に責任を負うべき政府の主要業務が「民営化」され、市場の論理で回されるようになった時、果たしてそれは「国家」と呼べるのか? 私たちには一体この流れに抵抗する術はあるのだろうか? 単にアメリカという国の格差・貧困問題を超えた、日本にとって決して他人事ではないこの流れが、いま海の向こうから警鐘を鳴らしている。……(略)……

 無理や無関心は「変えられないのでは」という恐怖を生み、いつしか無力感となって私たちから力を奪う。だが目を伏せて口をつぐんだ時、私たちは初めて負けるのだ。そして大人が自ら舞台をおりた時が、子どもたちにとっての絶望の始まりになる。

 現状が辛いほど私たちは試される。だが、取材を通じて得た沢山の人との出会いが、私の中にある「民衆の力」を信じる気持ちを強くし、気づかせる。あきらめさえしなければ、次世代に手渡せるものは限りなく貴いということに。

(本文より)
  
   ■目次
 プロローグ
  第1章 貧困が生み出す肥満国民  
  新自由主義登場によって失われたアメリカの中流家庭/なぜ貧困児童に肥満児が多いのか/フードスタンプで暮らす人々/アメリカ国内の飢餓人口
  コラム(1) 間違いだらけの肥満児対策
  第2章 民営化による国内難民と自由化による経済難民  
  人災だったハリケーン・カトリーナ/「民営化」の罠/棄民となった被災者たち/「再建」ではなく「削除」されたニューオーリンズの貧困地域/学校の民営化/「自由競争」が生み出す経済難民たち
  コラム(2) ニューオーリンズの目に見えぬ宝
  第3章 一度の病気で貧困層に転落する人々  
  世界一高い医療費で破産する中間層/日帰り出産する妊婦たち/競争による効率主義に追いつめられる医師たち/破綻していくアメリカの公的医療支援/株式会社化する病院/笑わない看護師たち/急増する医療過誤/急増する無保険者たち
  コラム(3) 不安の「フード・ファディズム」
  第4章 出口をふさがれる若者たち  
  「落ちこぼれゼロ法」という名の裏口徴兵政策/経済的な徴兵制/ノルマに圧迫されるリクルーターたち/見えない高校生勧誘システム「JROTC」/民営化される学資ローン/軍の第二のターゲットはコミュニティ・カレッジの学生/カード地獄に陥る学生たち/学資ローン返済免除プログラム/魅惑のオンライン・ゲーム「アメリカズ・アーミー」/入隊しても貧困から抜け出せない/帰還後にはホームレスに
  コラム(4) 誰がメディアの裏側にいるのか?
  第5章 世界中のワーキングプアが支える「民営化された戦争」  
  「素晴らしいお仕事の話があるんですがね」/「これは戦争ではなく派遣という純粋なビジネスです」/ターゲットは世界中の貧困層/戦争で潤う民間戦争請負会社/見えない「傭兵」/一元化される個人情報と国民監視体制/国民身分証法/州兵としてイラク戦争を支えた日本人/「これは戦争だ」という実感
  コラム(5) テロより怖い民営化
    エピローグ
  あとがき

医療、メディケア、無保険者、民間戦争請負会社、戦争ではなく派遣という純粋なビジネス、貧困層は軍が勧誘、肥満、食糧。すべてのキーワード、新自由主義。

テロより怖い民営化、その通り。



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さくらともぐら

咲くのは さくら

地面にもぐるのは もぐら

何か語源と関係がありそうだ

動作+ら

探すのは さがら 違うな

流れるのは ながら だめ

走るのは はしら これはだめだ

笑うのは わらら これもだめ

暗そうなのは くらげ これは関係ない

思いつかない

検索できるかな?



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まだまだ桜4月13日

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手ごろなテナント

社長に報告

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芝大神宮

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正直、大神宮はいいすぎで、普通神宮である。

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何事も根気

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東京タワーのすぐ下で

東京タワーのすぐ下で

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こんな張り紙

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この医院さん
いったんは午前中の診療として、
次に閉院となったらしい

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こんな光景も東京タワーのすぐ下で

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自殺を防ぐ

体調を崩しながらも、
もう少し、もう少しと、頑張ってしまう、
いままでそうしてきたから、
これからもそうする。

しかし年とともに体力は落ちてくるし、
世の中も変わり、仕事も変わる。
英語にコンピュータで、テレビ会議である。

うつは自分で気付いて自分で受診することが難しい
かなり遅れてクリニックを受診する

自殺を防ぐのは緊急の課題だが、
核家族よりも少し拡大した家族が、
セーフティネットとしては大切ではないかと思う。



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ゆめかさご

ゆめかさご

夢に見るのか
夢を見るのか
これは夢なのか
ゆめかさご

普通の味で、日本酒、砂糖、醤油で煮てみた。
金目鯛よりもかなりあっさり味。
私が煮る魚では、ひらめと金目鯛が一番うまくできる。

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昇り竜

幸運に頼る習慣はないが
この竜ならなんとなく昇りそうだ

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汐留カレッタから見る朝日新聞社

朝日にはますます頑張って欲しいと思い、
購読を続けております
へんな広告は載せずにお願いします

最近は紙面で、
「消費税増税は避けられないことは前提としても」
などという言葉をくり返し浴びせられて、
もう仕方がないかなと思わせられ始めている。
高額所得者はいいけれど、
私のような低額所得者は大増税である。

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定点観測にても桜終了

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寒い日曜日

あまりにも寒い日曜日、4月13日。
ヒーターを入れて、事務仕事。
書類がたまっている。
そのあとは、封を切っていない郵便。
大切そうなものは処理してあるが、
順番に取り出して、ファイルしないといけない。
ついでに、たまっている新聞。
ビデオ・ハードディスクにもたくさん未見のもの。
ついでに恩師から譲り受けた音楽テープ。
さらに、読んでいないままに積んである、本。

どうしようかと思うが、
一応優先順位は決まっていて、
とりあえず締め切りのあるものから片付ける。

日曜日は全然休みではなくて、
通勤時間も節約して仕事をする日になってしまっている。
実際に書類が増えているような気がする。
コンピュータでオンライン化のはずなんだけれどな。おかしい。

休日の過ごし方については、
こうしたいからこうなったのであって誰にも文句は言えないけれど。

昼遅くなってから、
近くのてんぷら屋でランチ定食。
1050円が1100円に値上がりしていた。

いつもスーパーのお惣菜なので、しかも閉店間際の赤札ものなので、
揚げたてのてんぷらはやはりありがたいものだ。

いつもの、カウンターの一番奥の席で、食べる。
いつもの職人さんがきれいに揚げてくれる。
少し温まって、帰宅。

途中、きれいな八重桜を見かける。
ふわりふわりとこんもりと咲いている。

来年こそはゆっくりとお花見をしようと思う。

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スカートの柄

銀座松屋の一階でエレベーターを待っていた。
化粧品売り場のあたりを眺めていると、
きれいなプリント柄のスカートの店員。
なんてぴったりなのか。
これをハイジが身に付けたら
ベータは夜通しラブレターを書く。
シェークスピアを引用するだろう。
マーラーのCDをつけて送るだろう。

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過ぎ行く春の日

顔は薄い化粧で静脈が透けて見えている。
脂肪の乗りはよく、鎖骨は目立たない。
胸の辺りにかけてますます白くなり、
静脈は微妙に美しく肌を這う。
赤ん坊が乳首を咥えている。
女も赤ん坊も満足げである。
赤ん坊はめがねをかけた男性が好きらしく笑いかける。
哺乳するとすぐに眠る。
春の日、乳汁の香りにむせながら、布団の中にいる。

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モーターショーからパチンコ屋へ

とんかつ まるや にてロースかつ定食を食べる。
ここの店の場合は、ヒレカツよりも味わいが深く、200円も安い。

パチンコ屋の前を通ると、
ほとんど裸のようなプロモーション女性が数名、
店内に入っていった。

モーターショーの女性たちがマイクロバスで乗り付けたような感じだった。

あのような娘さんたちが20代で出産して、
日本の未来と日本語の未来をになうのだ、
ありがたいと、爺さん同士で語り合う。

それにしても、妊娠可能期の女性がセックスのこと以外に興味を持つなど、
進化論的に間違っていると結論、復古反動的な爺さんたちであった。

このような爺さんたちは進化論的に生き残るだろう。

*****
人工授精と代理母(あからさまに言えば子宮賃貸業)が発展すれば、
女性と男性の役割の根拠は完全になくなるかも知れない。
女性脳男性脳と言っても、個体差も大きい。

子宮がもっとも大きな資産となり、
持てるものと持たざるものの格差が広がるかもしれない。

女性ホルモンをコントロールすれば、
妊娠可能年齢は延長することができるだろう。

*****
たとえば、眼球賃貸業も成立するかもしれない。
借主が死亡したら貸主に返却する。
それまでの間、月々の使用量を支払う。
トラブルがあり、見えなくなったら、返却。
たとえば白内障や眼底出血。
めがねをかけるよりいいという人が使うだろう。

*****
もうなんだか、死んだ偉人を宗教的な観念から、食している原始人のような気がしてくる。

もっと素朴に生きて、素朴に死にたいものだ。

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