金銭感覚のずれ
金銭感覚のずれというものが世間では言われる
10万円の余裕資金があったとしてどう使うか
他人なら関係ないとも言えるが夫婦だと大問題になる
使い方も問題だし
ため方も流儀が違うので問題になる
お金は手元にある・ないだけではなくて
あっても使わない人がしばしば問題になる
だいたい多い例は
夫が稼いでいて締まり屋
妻が稼いでいなくて浪費家
という組み合わせである
不思議なことにどちらも相手を軽蔑している
これは不思議なことで
たとえば浮気ならば
浮気をした方は悪いと認知しているし
浮気をされた方は自分が慰められて当然だと思っている
(浮気されるくらい構っていなかったのだろうと言われることはあるけれど、
裁判所などでは、ぞんざいに扱ったから浮気をして当然の状況だったと認定されることは、まずない)
どの程度がけちでどの程度が浪費であるかについては
お互いに妥協ができないものらしい
結果としてダブルポケットの人たちが増える
基本家計に必要な部分は出し合い、それ以外は自分固有の財産として勝手に使っていいという主義
そのことが結局のところ離婚しやすい環境を作っていると思われる
墓参り
お墓参りなんぞして考えたのだが
ご先祖を大事なするのももっともだが
お年寄りを大事にするのももっともだ
しかし現在では自分が親戚中で一番の年寄りになってしまった
だからといって尊敬されているわけでもないし
金回りのいいやつ、金離れのいいやつがやはり座の中心になってしまう
金銭感覚の薄弱なだめなやつだと思うが
小遣いが欲しいやつにはそっちの方がいいらしい
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で、考えたのだが、年寄りとは誰なのだ?
私は長生きしているがだからといって自分を偉いとは全然思っていない
中身は全然だめなのだからあたりまえである
若くても立派な人がたくさんいるのだから
そちらを尊敬した方がいいに決まっている
長く生きたから尊重しようというのではなくて
もうすぐ死ぬからぞんざいに扱うと化けて祟られると思うのかもしれないと発想を変えたら
今は若くても自分よりも早く死ぬ人間もいるだろうと思うと
いとおしくなり
あと何年生きるかを考えて
短そうな人はやはり大事にしてあげたらいいと思う
すしも天ぷらも優先してあげたらいいし
はとバス観光なんかもさせてあげたらいい
鬼怒川温泉とかも優先して行かせてあげたい
今まで生きた年ではなくて
これから生きるだろう年で考えて
老い先短い人を優先してあげたらいいと思った
墓から帰ってもしばらく線香の匂いがしていていいものだ
女たちは女の要素を極小化して立ち振る舞っているのもおもしろい