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ホテルニューハンプシャー

ヒラリー・クリントンがニューハンプシャーで
勝ったとのニュース。
昨日はもののあはれを感じていたのだが、
勝利の知らせを聞くと、
何となく、これを花道にして、オバマ支援に回った方が
偉大さを印象づけられるとという気がしてきた。
オバマと取引するならこのタイミングではないか。
彼女の周りにいて、野望を抱く人たちを、
オバマ政権の中枢に置く。
少なくとも、一期目は、ヒラリー支援者たちは
実を取ることが出来るかもしれない。

わたしの右目が充血していて、
片目の充血なので、会う人にいろいろと指摘される。
どうしたのだろう。
もちろん、コンタクトレンズではない。
目をこすったときに何かが入ったのだろう。
本人は病感がないのだけれど、
見た目には何事かと見えるようだ。

見た目も大事と思うのは、
やはり人が視覚の生き物であるからだろう。
元同級生の年の取り方に愕然として、
しかし中でもマスコミの露出の多い人などは
見た目もいいということが歴然とあり、
不思議なものだと思った。
見られているという緊張感もあり、
ルックスも自分の価値のうちなのだという理解もあり、
いろんなことにお金もかけているかもしれない。
少なくとも、男性は1000円カットではないのかも。
女性の場合は、なおさら。

適量のオーラは、
性ホルモンとアドレナリンとドーパミンとセロトニンくらいの
ちょうどよいバランスなのかもしれない。

自分も何かの撮影のときにきれいにセットしてもらい、
写真家にとってもらい、
何となく少しはバリッと写っていたと思う。
新聞などで見かける著名人の写真がいいのは、
本人が緊張して生きていて、容姿に気をつかっているせいもあるが、
写真を撮る人の腕もあると思う。

ジョン・アーヴィングに「ホテルニューハンプシャー」があり、
映画も作られている。
平安貴族の短歌がちょうどいいわたしには少しどぎついのだが、
ニューハンプシャーというとこんなものを思い出している。
深く傷ついた過去を恢復するための物語だとして、
一体こんな語り口が必要で適切なものなのか、
老人のわたしにはよく分からない。



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おじいちゃんと将棋

子供の頃、おじいちゃんと将棋をした。
最初はおじいちゃんが手加減をしてくれていたが、
だんだんわたしが強くなって、
多分、少し追い越したくらいで、将棋をしなくなった。
わたしはおじいちゃん以外の人と将棋をしたことはあまりない。
わたしは長考型で、いつまでも考えている。
おじいちゃんはその間に、国会中継を見ていたりする。

いまから思えば、所詮ゲームである。
思いつきをどんどん試してみればよかった。
どうも真面目すぎた。
あの将棋の様子を思い出すと、
自分の人生のつまらなさの原型が見えてくる。

おじいちゃんの将棋も、
あまりにもまともで、
平穏なものだった。
いまから思えば、つまらないのである。
そのあたりは似ているのだろう。

あとでおじいちゃんは、
定跡を覚えて詰め将棋を沢山やれば強くなると、
教えてくれたのだが、
対戦している期間には何も言ってくれなかった。

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イタリア事情

イタリア移住もして、日本滞在を6ヶ月以内にして、
所得税も節約するのだなどと話していたら、
ナポリのごみの話をはじめとしていろいろ教えられた。

イタリアの電車は汚い、シートにチューインガムがべったりついていたり、
おまけに座席に汗臭いあの人たちの汗がたっぷりとしみこんでいたりして、
皮膚病になりそう。

とにかく公共の場でのマナーが悪い。サッカーでみるように。

大学町を歩いているとマリファナの臭いがする。
新橋SL広場でタバコと焼き鳥の臭いがするように。

駅のごみ箱はテロ対策もあって簡素なものだが、分別収集をしている。
しかしその中に、ミックスというものがあるとか。分別の意味がない。

ゴミの話にも続きがある。
ゴミ収集がストップしているので、
清掃局の職員が、賭け事をして遊び、
結果として大金を失った。
これは仕事をストップしたせいだから、
町と国を訴えるという。
みんな他人のせいにしてしまう。

須賀敦子のイタリアとはずいぶん違う。

*****
イタリアにある米軍基地を2倍の大きさに拡大する計画があり、反対もある。
国の方は「この問題は、国家の問題であって、市民が決めるというレベルのことではない」
と撥ね付けているというのだが、以前の右より政権が
米国とひそかに交わした約束が、実際は足かせらしい。



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困ったもんだ食い物屋

銀座で働く人もいろいろいて、
うつになるくらいだから職場に不満はあり、
ちらちらと語る。

もうあちこちに書いてあることだから問題ないと思うが、
ワインリストは持ってこない。いろいろと話をして、それでは、お勧めのものを、と引っ込む。
店には、一括大量仕入れした赤と白のワイン各一種類だけがある。
結局、長々と、赤か白かを決めただけで、あとは余計な薀蓄とよいしょだ。
ぴったりのものがありましたと言って、持ってくるものは、もともとある赤か白、それだけ。
客はそれで充分に満足らしく、店としても、安いワインで商売ができるので、
ワイン・トーカーを用意しても元が取れる。一種の芸人。トークにお金を払っている。

二人の客に、別々のパスタを頼まれると人手が足りないので、
二人分を一度で作ってしまえるように、
「分量が多いから、一皿だけ注文して、取り分けるとちょうどいい」とトークする。
こんなトークが効くのも、高級店のイメージがあるからだ。
店の流儀に従おうという気にさせる。

家賃が高い分、いろいろな「技」を使うのだそうだ。
銀座にお店があるというと偉い感じなんでしょうね。
ということは、銀座という街の、総合ブランド計画が成功して維持できているということです。
でも最近は、有楽町、東京、汐留、など、周辺に広がりを見せていて、
中心部はやたらに高いだけという印象もあります。
新橋だけは相変わらず、焼き鳥と焼酎でして、
部屋を閉め切っていても、焼き鳥の匂いが侵入してきます。
開発され尽くしてそろそろおしまいか、
あとは新橋、SL広場地区しかないと大規模開発が始まるか。
始まるわけがないね。最近の新しい有楽町のビルでも、
ミッドタウンでも、中に入っているテナントは重複していることも多い。
形は変わっても資本は同じだったりとか。
客単価の安い店は限られてくるのだろう。
あまり詳しくないわたしとしては、ここはどこだっけと思ったりする。



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平安貴族

日本はイタリアやギリシャのように、
古い文化を売る、観光業で生きていく、
観光業で設けられる範囲の予算を考え、
結果として、食べていける人口が決まる。

外国人観光客にアピールするのは、江戸だろうか、
鎌倉だろうか、京都・奈良だろうかと話していた。
少し違うが、アキバはどうだろう。

そんな話をしていて分かったのだが、
わたしは武士が嫌いで、町民がきらいだ。
平安貴族が好きだ。

鎌倉武士は嫌いだし、鎌倉仏教も感心しない、鎌倉の町もいやだし、
最近は神奈川にも行ったことがない。
江戸の武士は関心がないし、江戸の町人文化は嫌いだし、
最近は東京駅以北に行ったことがない。
浅草のてんぷらなどは特にきらいだ。

圧倒的に平安貴族が好きだけれど、
そう言えるほど読んでもいないのに、
こんな風に思うのはなぜだろう。
何かで洗脳されているのだろうか。
高校生のときの古文の影響は大きいのかもしれない。
数学や英語よりも国語に時間をかけていたはずだ。
それなりに好きだったのだろう。

でも、京都や奈良に行ったことはあまりないのだ実は。



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