新銀行東京と大田区と税理士
老齢化し国際競争力を失った日本の中小企業には、先の展望がなかった。
新銀行東京ができて、どんどん融資してくれた。
しかし会社には展望がない。
沈没が明日か、半年後か、一年後かの違いであり、
新銀行東京からの融資は、潰れるのを一年延ばしてくれるだけのものだった。
それも意味がないとは言わない。
いろいろあるのだから。
お金があって努力してもだめだったのかな。
跡継ぎもいないので、工場を閉める。
土地も売ってしまおうか。こんな捨て鉢なときには安い値段でも、
とにかく、昔のものを処分してしまいたくなるものだ。
業者とも関係を切る。おかげでまた連鎖倒産が増える。
これも新東京銀行の回収不能債権となる。
そんな中でたとえば、
中小企業の税理士をしていた人が、顧問企業がなくなったから、
サラリーマンとして就職したいと就職活動を始めていると言う。
大田区の中小業者を何とかしようと思ったのはよかったが、
やり方は失敗した。
負の連鎖はまだまだ広がりつつある。
社員を連れて、8丁目に遊びに来てくれていた社長さんたちもいた。
それがいまは、音沙汰なし。それが悲しい。
お金なんか要らないから、
元気にしているならどこで何をしているのか、
教えてくれてもよさそうなものだと思う。
IT系の過剰残業
IT系の過剰残業は一体どうしたことだろうかと思ってしまう。
ひとつには、ITの仕事というのは、苦労が見えないのではないかと思う。
注文した人が、SEさんがどんなに苦労して納期に間に合わせているか、
具体的に見て、どんなに汗をかいて、どんなに早朝から、深夜まで、
土日をつぶして、24時間考えつつけて、作っていることを、知らないのではないか。
成果物だけを見ていたのでは、SEさんの流した汗が評価されようがない。
その苦労の現場を見れば、基本給はもう少しあげてもいいとか、
人をもっと増やしてくれとか、なにか対策が提案されるはずだと思うのだ。
獣医師に行って、かわいいワンちゃんの注射は1万円から2万円、
しわとり注射のボトツクスは、10万円。
もう少し、分配を代えてもらってもいいような気がする。
ストライキを組織しようというような人たちではまったくないので、
そのあたりも、おもしろい。
免罪符とキリスト教
すでに社会民主党と改名したほうがいいだろうと散々言われてきた。
同じようなことだが、キリスト教は、免罪符を販売してかなり儲けた。
そのキリスト教がいまだに同じキリスト教という名前で、活動している。
恥ずかしすぎる。
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スーパーに行けば、
日本海軍横須賀基地のカレーというものが売られている。
大事な海戦に負けた、もしくは、戦う前に、大和をなくした、
そんな海軍カレーを売るほうも売るほうだ。
買うほうも買うほうだ。
ブラッドオレンジ愛媛県宇和島
地球温暖化で、
愛媛県宇和島では、イタリアシチリア島の
ブラッドオレンジが適するようになった。
従来の温州みかんは、ぶかぶかで、気候に合わなくなったらしい。
宇和島の知人が若い頃、
みかんを一輪車に乗せて運んで手伝ったと述懐していたことを思い出す。
一方、
北海道では、サツマイモが栽培されている。
もちろん、かつては、九州薩摩の産である。
住む動物の変化も報告されていて、自然の異変は進みつつある。
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8丁目の女性で、家庭菜園を借りて、
無農薬自然栽培をしてみたいという人がいる。
生ごみも乾燥させて肥料に使うと言う。
エコ生活が相言葉だ。
でも、虫がついて大変だと思うよ。
有機農法は寄生虫がついているわけだし。
まあ、やってごらん。
バジルなどは、すぐに繁茂するから楽しいけれど、
バジルスパゲッティは、しみじみと味わうほどにはおいしくない。
所詮葉っぱである。
水に沈めておいて、バジルウォーターにしていたことがある。
ほうれん草は虫に強い。
あとは、青虫やありならば、メタミドホスよりもましだと、
決心することだ。
できるかな。
難しいと思うよ。
でも、自分の食べるものだから、妥協しないで、頑張ることができるかもしれない。
他人に食べさせる飲食は、中国産をたっぷり買っていた。
食べるのはわたしたちである。
チリの牛肉に、中国のスライスにんにくを散らして、中国調味料で味付けして、
そんなものを食べながら
しゃれた時間を過ごすのだと言う。
どこがしゃれているのか。
味覚が鈍感なだけではないか。
味覚の鈍感なものは幸いである。