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吉永小百合映画「おはん」原作宇野千代

色街の女と浮気して、
妻と別れた男。
元妻と再会して、同棲している女の目を盗んで、
元妻と密会を重ねる。

生活しているよりも、
密会しているほうが、
自分の性的魅力または人間的魅力で勝負して勝っているのだと、
信じる根拠があるが、
しかしそれは立場の違いというもので、
この話のように、
元妻と密会するという設定にすると、
単に立場の違いであることがよく分かる。
ロミオとジュリエットも、3年くらいたてば、
ロミオの浮気癖にジュリエットが腹を立てるようになる。

情けない男が一人と、
強い女が二人だ。

最後の手紙が名人芸である。
言葉の力がくっきりと出ている。

意地なんでしょうね。
現実的かといえば、現実的ではない気がする。
意地があるからこんな話が出来上がり、
言葉の技で読ませる。
ストーリーとしてもっとすごい話なら、現実にいくらでもある。

意地はすごいからね。
おおむね、不幸を持続させる。

現実には、強い女ならば、他の生き方ができるはずで、
やはりおとぎ話の一種のようにも思う。

現代の東京の言葉も
工夫すれば味わいが出るはずだろう。
東京人の行動の味わいが薄くなっているとは思わない。

この言葉に慣れすぎていると
味が分からなくなるのだろう。
地方の言葉を使っている人とか、
外国語を使っている人のほうが
東京言葉の味が分かるのかもしれない。

むしろ、映像技術で、東京人のいまを表現したらいいのだと思う。
言葉はいつでも足りないものだ。
映像ならアメリカ人でも分かってくれるだろう。

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10年間で59兆円の使い道

ちょっと見かけた数字。

*****
国会の争点になっている道路特定財源を、かりに自然エネルギーに使ったとした
ら何ができるのか、簡単に試算してみます。

話を単純化するために、今後10年間で59兆円といわれるお金をすべて風力発電に
投入したとします。いま国内で建設されている標準的な風車は出力1,500kWで、
建設費は1基あたり3億円程度。つまり、59兆円あれば20万基近く、3億kWの発電
容量が増設できるわけです。これは平均的な原子炉(出力100万kW)の300基分に
も相当します! ただし設備利用率を3分の1と考えて、風力で原発100基分とし
ましょう。日本では現在、55基の原発が30%あまりの電力供給を担っているとさ
れますから、少なく見積もっても風力だけで国内電力需要の半分以上をまかなえ
るのです。

*****
59兆円って、やっぱり巨大。

風車はひとつ三億円するのか。それで電力を売ったとして、いくらくらい稼げるのだろう。

風力・太陽光・地熱・小水力・バイオマスによる発電のための設備投資のファンドを作り、
小分けにして販売したらどうなんだろう。
風や太陽が必ず稼いでくれるわけだから、いいように思うが。
利回りはどの程度になるのだろう。

いまでも電力株は配当がいいので魅力があるが、
原油高、原子力発電所事故と、悪いことばかり起こっているので、
デンコちゃんも元気がない。

*****
問題は、その59兆円をあてにしている人たちがいることで、
その人たちが納得できるようにしないといけないわけだ、政治としては。

公共事業も産業構造の転換が言われていて、
土木工事から、
ITやサービス業の方向でなどといわれることもある。

そんなことができるはずはなくて、
筋肉労働者が突然頭脳労働者になれるわけではない。
あまりたくさん自衛隊に入っても、困る。それは防衛費だから、59兆円からは出せない。

しかし筋肉労働であれば、中国人でもかまわないわけで、
困ったものだ。そこで、外国人の就労反対となる。

鉄などは輸入すればいいということになる。
これには反対できないので、
日本の道路を作ったり掘り返したり、
道路の歴史館を造ったり、道路のミュージカルをつくったりしているわけだ。
道路はいかに大切かを啓蒙するらしいが、結果としてはいかに無駄遣いかを啓蒙している。
しかしそれは予算としてはたいして部分ではない。

要するに、地方に大量に存在する××組みたいな土建屋さんにどうやって儲けていただくかを
もっと批判の出ない形で考えなさいという問題である。

輸入できないもので、筋肉を使えばできるもの。
何かを製造するのは、他国でもできるからだめ。
やっぱり無駄なトンネルを掘ったりしているのが一番考え易い。
しかし無駄な道路を作りすぎたおかげで、
自動車で隣町のショッピングセンターで買い物するようになってしまい、
地元商店街が寂れたという話は、笑えない。

でも、老人が増えれば、どうなるのだろう。
地元で買うのだろうか。
タクシーにお金を払って隣町までいくか。
コンビニが宅配で配食サービスをするか。
土建屋さんが介護業になってくれれば、一番スムースなのだけれど、
運転をするくらいしかできないかもしれない。
入浴とかけっこう力仕事なのだけれど。
土建屋さんの奥さんたちに働いてもらい、お金を払えば、
世帯収入としては何とかなるかもしれないが、
公共事業として、形のよいものではない。
やはり男たちの筋肉にお金を払いたい。

ODAの形にして、
日本企業がどこかの国で受注するのも、
分かり易い形だ。
複雑な作業で日本語が理解できないと無理、などといっておけばいいのかもしれない。
海外への出稼ぎをして、日本の税金をもらうわけだ。

本当は、労働力を農業に振り向けて、食糧生産をするのが一番まっとうな道だと思う。

風力発電の話は、3億円を風車製作会社に払うので、地元業者は設置作業と保守業務になり、
資本投下としては、能率が悪い。
なるべく山奥に風車を設置して、風力発電所までの道路を作るか。

土建屋さんに風車開発能力があれば問題ないが、少し考えにくい。
太陽光発電パネルも、土建屋さんが製造するものではない。

人力発電で、土建屋さんが必死に自転車をこいで発電する発想はある。
ついでに、オリンピックの自転車競技にみんなで出ればいいな。



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天気予報は雨で

天気予報は雨で
本当に雨になり
桜の開花も近くもう風も雨もあまり冷たくない
花粉マスクの人も少ない
夜、新橋は海の匂いに満ちている
海の近くなのだと思い出す
いいものだ
わたしは海が好きだ
偏愛している
アスファルトが光るのは
雨に濡れているというよりは
黄砂にまみれているようで、
透明ニスで塗装された感じだ。
スーパーに立ち寄ったら、
品物がない。牡丹餅だけがあった。
そんなものは食べたくない。
時間を見ると、あと少しで夜の10時だ。
結局12時間以上働いているのか。
スーパーが開く前に仕事を開始し、
スーパーに品物がなくなってから、仕事が終わる。
何ということだ。
そんな人間が、仕事のしすぎはいけません、と診断書を書いたりしている。
休職や勤務制限の指示。
牛乳だけ買った。
帰ったら、冷蔵庫にあるのは、冷凍うどん。
あとは乾物のパスタ、そば、そうめん。
パスタを食べてしのぐ。
オリーブオイルと、万能調味料。
塩+胡椒+グルタミン酸。
これまで散々ひどいものを食べてきたのだから、
いまさらどうでもいいだろう。
子供時代にもっといいものを食べていたら、
身長も高くなっていただろうと思う。
貧乏でそれはできなかった。
納豆ばかり食べていた。
いまだに納豆ばかり食べている。
妹は、女性の中でも背が高いと思う。
でも、妹のように、数学脳が音楽脳になってしまうのは、不都合だから、
高身長でなくても仕方がないと思う。
今年も凍死しなくてよかった。
生き延びた喜びで一杯だ。
春はただ生きているだけで喜びが一杯だ。

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現実逃避

ミラノも京都もつまらないといわれて、
わたしには現実逃避のあてがなくなった。
結局、ここの、この生活しかないのだ。
そして年老いて朽ち果ててゆく。
ただそれだけのことだ。

わずかに慰めはある。
人々の声が直接に届く。
取材に行かなくても、社会のいろいろな断面が見える。

そこから、社会の切り口も見えてくる。

人の声は和歌の響きに連なる。

しばらくそんなことをするのだろうか。またしばらく。
またしても延長戦。

あと10日すれば、新しいお医者さんが来てくれて、
チームとして医療ができるようなる。
かなりほっとしている。

新しい展開を模索しよう。
パラメディカルとの連携は散々やってきたことだが、
医者同士の連携はまだ工夫の余地があると思っている。



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ターシャ・テューダー展 松屋銀座

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松屋カードに申し込みすると、1050円分のケーキの券がもらえるようです。
もらえばよかったと後悔しています。

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