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宗教的多元主義 John Hick

世界に諸宗教がある。
また、ひとつの宗教も、時代により、地域により、
少しずつ変化して、人々に信仰されている。

これら諸宗教を比較して論じる立場があり、
その中で、諸宗教は、道は違うが、同じまたは似た地点を目指しているのだとする
立場があり、宗教的多元主義と呼んでいる。

たとえば、一神教の系列のものと、多神教の系列のものはそもそも、違うわけで妥協はないし、
一神教同士としても、妥協の余地はないと、とりあえずは言える。
しかし、その先に、対話の余地はないだろうかと考える立場である。

John Hick が有名で、
God Has Many Names, 1982(邦訳:間瀬啓允訳、『神は多くの名前をもつ:新しい宗教的多元論』、岩波書店、1986年
A Christian Theology of Religions: The Rainbow of Faith, 1995(間瀬啓允訳、『宗教がつくる虹』、岩波書店、1997年
などの本がある。

たくさん本を書いている人で、翻訳書を何冊か読んでみても、
本格的な宗教的論考となるにしたがって、
キリスト教的瑣末主義(ごめんなさい!)に傾くような印象を受ける。

そんな中では、岩波書店から出版され、とっくに絶版になっている、
上記二冊はとてもよくて、まさに私の抱いているイメージを
ジャスト言葉にしてくれたという感じなのである。

富士山に登るとき、いろいろな上り口がある。
しかし、頂上に至れば、見える景色は同じである。
宗教もそれと同じ。
途中経過は様々であるが、
最終的に行き着く「真理」または「神」または「唯一者」「絶対者」「真の実在」、
名前はなんでもいいが、とにかく「それ」は、
同じようなものであると考える。

もちろんヒック先生はキリスト者なのだから、その立場で、
他宗教にも同様の敬意を払うといった姿勢である。

私などは生まれながらのキリスト者でもなく、
周囲にいたのは非本格的仏教者と非本格的キリスト者であって、
また、唯物論者としても非本格的な人たちであった。
しかしそのような人たちが、人間としてどうかといえば、
実に立派な人も多かった。
そのような背景を持ったものからみれば、
ヒック先生の言う、宗教的多元主義は、まことに納得できるものである。

それぞれの宗教で、強調点は異なり、表現の仕方も異なる。
しかし、大切なことは、共通する部分も多いのではないか。

あるいは、教えの内容をどの程度抽象化して受け取るかということなのかもしれない。

仏教とか儒教とかも、時代によって、地域によって、かなり変質している。
キリスト教も。原始キリスト教からローマカトリックと異端、プロテスタント諸派、
さらに現代では、アメリカ式にマスコミと結合した形態のものから、
南米のように、マルクス主義と結合した形態のものまで。

まず、キリスト教の内部で、歴史をたどることによって、
変化した部分と変化しない部分を考えることが出来る。
変化した部分は当然文明の発展過程と対応する部分があるだろう。
変化しない部分は、まさにキリスト教の核心部分が含まれると考えられるだろう。

しかしまた、変化する部分は、変化するから表層的であると断定するわけにはいかない。
変化しつつも、維持されるものであれば、
宗教に本質的か、人間に本質的かは問題があるとしても、
いずれにしても、変化の中に本質があるかもしれない。

その議論は、どの程度の抽象度で事象をとらえるかによるだろう。



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サンタ・フリーゾーン運動

サンタ・フリーゾーン運動
ドイツのカトリック司祭が2002年に始めた
運動の目的は、クリスマス産業が作り上げた商業主義の申し子、サンタクロースは、聖ニコラスとほとんど無関係だということを周知すること
キリスト教の慶事を退廃的かつ飽くことを知らない欲の見せ場に変質させ、クリスマスの品位を落としめたと批判
聖ニコラスは連帯、隣人愛、共有の価値観を、身をもって示した。だが、サンタが実践してきたのは全く逆のこと。サンタは消費社会の体現者そのもの
赤い服、まるまると太った体格、ふわふわした白いひげというおなじみのイメージは、米コカコーラ社の1930年代のコマーシャルが由来だといわれる

*****
そうかもしれないが
そんなにいわなくても

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自己を諦める

何ものかに達するためには
自己を諦めなければならない

達するだけの価値はおそらくある

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チャップリン 仕事の中にこそ確固とした方向がある

問題は生きる事だ
あとは考えないでいい
映画 『ライムライト』

年をとれば命が惜しくなる
生きている事が習慣になるんだ
映画 『ライムライト』 

瞬間の命を生きればよろしい
すばらしい瞬間がいくらでもある
映画 『ライムライト』 

人生を恐れてはいけない 
人生に必要な物は
勇気と想像力と少々のお金だ
映画 『ライムライト』 

死と同じく 生も避けられない 
映画 『ライムライト』 

憐れみ以上の物よ 
私はそれと生きてきたのよ 
彼のこころよ 優しさよ 
彼の悲しさよ 
私をそれから離せないわ
映画 『ライムライト』 

何も失われてない 
少々変わるだけだ
映画 『ライムライト』 

宇宙の何よりも貴い
生きるという奇跡を消してはいけない。
星に何がある。
ただ空をめぐっているだけだ
映画 『ライムライト』

私の人生には、設計図も哲学もない。
賢者でも愚者でも、人はみな、
もがきながら人生を歩むより他ないのだ。
その歩みを長く続けてきた者ほど、
世間から遠ざかっていく
『チャップリン自伝』

おれ達は泥棒じゃない
空腹なんだ
映画 『モダンタイムス』

なぜ意味が必要だ
人生は願望だ 意味じゃない
人生はすべて願望だ
映画 『ライムライト』

しかし
意味をどう言っても中身は変わらない
バラはどこまでいってもバラだ
映画 『ライムライト』

誰にだって生きる苦労がある 
それが人類の十字軍だ
映画 『ライムライト』

残された年月で真実を掴みたい
それしかない
真実だ
それが望みだ
映画 『ライムライト』

仕事の中にこそ確固とした方向はあるのであり、
ほかはすべて迷妄にすぎなかった
『チャップリン自伝・下巻』

我々の存在がただ無意味な偶然にすぎないとは、
わたしにはどうしても信じられない。
・・・生死の現れ方は、・・・見方を変えれば、
むしろ逆に一定不動のある目的、
三次元的精神の理解を超えた、
厳たるある意志の存在することを
証明しているのではあるまいか
『チャップリン自伝・下巻』

一生の間に、将来に関して
一時的不安を感じたことは何度もあるが、
すぐれた喜劇がすべての問題を
解決するという信念だけは、
一度もゆらいだことはなかった
『チャップリン自伝・下巻』



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自己をならふとは自己をわするるなり

仏道をならふといふは自己をならふ也。
自己をならふとは自己をわするるなり
『正法眼蔵』道元

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言いたいことをチョコレートにくるみなさい

人々を退屈させるのは罪だ。
何か大切なことを言いたいのなら、
それをチョコレートにくるみなさい
ビリー・ワイルダー

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ゲーテ さあ、今すぐ、始めなさい

向こう見ずは天才であり、
魔法であり、力です。
さあ、今すぐ、始めなさい
ゲーテ

内省するだけでは、いかなる人間も、
自分の本体を会得することは難しい。
人間は人間と交わってのみ、
自己を会得する
『タッソー』 ゲーテ

おのぼりなされ。
あるいはお下りなされ。
同じことじゃよ
『ファウスト』

厳しい生の基盤の上にこそ、
明るいものはかくも美しく現れる。
厳しさと明るさが喜びに節度をあたえる。
そして、節度によってのみ、
われわれは保たれるのである
『ヴィルヘルムマイスターの遍歴時代』

被造物はただ走っていさえすればよい。
軌道は自然が知っている
『自然についての断章』

他人は私自身が知るよりももっとよく私を知っている。
私はただ外界にたいする私自身の関係だけを知り、
これを正しく評価することができるだけである。
だから、私たちはその点に自己を局限しなければならぬ
『ミュラーとの談話』

私の発表したすべては、
大きな告白の断片にすぎない

すべての青年はこのように愛さんと、あこがれ、
すべての少女はこのように愛されんと、あこがれる
『若きウルテルの悩み』 再版の扉



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バイロン メアリー・シェリー

精神に内在する感覚は、
ひとたび滅ぶべき人間性を取り去ったなら、
外部に隠見する事物から
何の色彩も受けとらず、
みずからの砂漠の知識から生れた
苦痛や歓喜に没頭するのだ
バイロン

バイロンを囲むサークルの中でフランケンシュタインの物語が生まれた

とっても悲しいモンスター
メアリー・シェリー作



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獄中にあっては獄中でできることをやるだけである

獄中にあっては 
獄中でできることをやるだけである
吉田松陰

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私は貧しくて、黒くて、そのうえ醜い

私は貧しくて、黒くて、そのうえ醜い。
でも神様、私は生きている。生きている
映画 『カラーパープル』 アリス・ウォーカー

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たのしかった日曜日をさがしに行こう

たのしかった日曜日をさがしに行こう
見つかったら もう黙って生きていよう
立原道造

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生きてる人間ですもの

それは生きてる人間ですもの、
こっちの隅あっちの隅と
小さな事を捕えてとがめだてを始めたら
際限はありませんさ

『或る女』有島武郎

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親のありがたさ

お前たちをどんなに深く愛したものがこの世にいるか、
或いはいたかという事実は、
永久にお前たちに必要なものだと私は思うのだ

『小さき者へ』有島武郎

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溝口健二

今、あなたがやっと私の思うお方になって下さった。
と、そう思った時、
私はもうこの世の人ではなくなったのです。
これが世の中というものでしょうねぇ

映画 『雨月物語』溝口健二

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寺山修司「ロンググッドバイ」

「浪曲新宿お七」が収録されている。
この猥雑な感覚は現代的である。

寺山修司は大衆芸能の真ん中で、
大衆を相手にして、
あくまでもけれんみを発揮して、
みんなをうならせた。
有無を言わず、圧倒的な力で。

その一方で、書き残したものを検証すると、
例えば当時のスターである谷川俊太郎の筆法を取り入れていることも明らかなようである。
病気で言うなら、躁うつ病から統合失調症、さらには知能発達遅滞と性格障害まで、取り混ぜて、料理したのが、寺山だ。
だから、文壇の各ジャンルの大御所は、いまだに評価を保留しているのであろう。

セーラー服でやっちゃおう、
着替えるの面倒だし
どうせやること同じだし
そのほうがあんた勃つじゃない

なんて携帯メールで短く連絡する感覚を
寺山ははにかみながら綴っていたと思う。



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恋は苦しみ

平安朝和歌について
重大な指摘がある。

大野晋が丸谷才一に伝えたというのだが、
古代人は恋愛を、
楽しいものとしてではなく、
苦しいものとして把握していた。
それゆゑ、その苦しさ、切なさから、
何とかして逃れることができたらいいのにと夢想した。
王朝和歌には恋の喜びを主題にしたものは少なく、
恋の悲しみだけが繰り返し繰り返し嘆かれている。

それって、全然気がつきませんでした。
そんなにも基本的で大事なことなのに。

だから出家したり、
髪を剃ってしまったりするんだな。

平安人は変だね、
黒髪をちらっと見ただけで興奮したり、
恋は苦しいものと認知したり。

現代では、
黒い瞳に黒い髪はエキゾチックで、
ジャパンやバンコックでの楽しみだ。
本当にドキドキなのは
ブロンドに透き通る瞳だろう。
これも変。
性的交渉はそれ自体スポーツのようなものになっていて、
それもまた変。
豊かになり、体力が有り余り、一方で心理的ストレスが蓄積しているという状況で発生するのだろう。

でも、そんな状況での恋は、本当の恋ではないな。
衝動的に買い物をしたり、そんな行動と同じだ。

ただ一つの愛を深く深く育てる。
わたしはそれが愛だし恋だと思う。
だから、17歳に出会った人と続けるのが一番いい。

-----
ところで、「あなたの恋は苦しいですか」と質問すれば、
恋というからには多分苦しいと答える人の方が多いのではないか。
結婚して家族がいれば、
住宅ローンと子育てローンで男も女も何も考えられないだろう。
「楽しい恋」は多分、短期間、夢想の中にしか存在しない。
頭の悪い性欲亢進した女が楽しい恋などと思うのだろう。

恋はピークを楽しむものだから、
苦いのである。

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一遍上人

花のことは花にとへ。
紫雲のことは紫雲にとへ
『一遍上人絵伝』

没後のことは、わが門弟におきて
葬礼の儀式ととのうべからず。
野にすててけだものにほどこすべし
『一遍聖絵』



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一休宗純

一休宗純

門松は冥土の旅の一里塚 
めでたくもあり 
めでたくもなし
『語録』

有露地より無露地へかえる一休み 
風吹けば吹け 
雨降らば降れ

有漏路(うろじ)より無漏路(むろじ)⇒有漏路の“漏”は煩悩の意味
人生は(煩悩溢れる)この世から、来世までのほんの一休みの出来事。雨が降ろうが風が吹こうが大したことない

借り置きし 五つのものを 四つ返し 
本来空に 今ぞもとづく
辞世の句

ナルヨウニナル、シンパイスルナ
遺言状

世の中は、食ふて はこして 寝て 起きて
さてその後は死ぬるばかりよ

夫れ人間あり様、万事とどまる事なし。
もとより生のはじめを知らざれば、
死の終をわきまへず

*****
はこして とは? 排泄するという意味らしい

*****
一休は他界する直前、「この先、どうしても手に負えぬ深刻な事態が起きたら、この手紙を開けなさい」と、弟子たちに1通の手紙を残した。果たして数年後、弟子たちに今こそ師の知恵が必要という重大な局面が訪れた。固唾を呑んで開封した彼らの目に映ったのは次の言葉だった--「大丈夫。心配するな、何とかなる」。

*****
自殺未遂とか世間には理解しがたい奇行とか、しかし大変な人気があった。

五つ借りて四つ返すとは
味がある



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手仕事・作業

精神が落ち着かないときに
精神で精神を落ち着かせようとしても無理かもしれません

むしろ手仕事をして作業をして
体と筋肉を安定させて
そこからきっかけをつかむのがいい

皿を洗ったり
洗濯物を干したりたたんだり

そんな中にきっかけがある

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洋画「山羊座のもとに」イングリッド・バーグマン

原題は Under Capricorn で、「南回帰線にて」といった程度の意味らしい。オーストラリアのことを指しているそうだ。
南回帰線は、the Tropic of Capricorn(山羊座の回帰線)というらしい。ヘンリー・ミラーの作品のタイトルにあるのを本棚で見つけた。これから読もうと思う本の一冊だ。

アルフレッド・ヒッチコックが監督、イングリッド・バーグマンが主演。
それなりにおもしろく見られた。
「育ちが違う」とすれ違う夫婦であるが、
最後は愛ゆえに和解する。
イングリッド・バーグマンがまだ美女だった時代。
Yahoo動画で見たが、名作がぎっしりで驚き。


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スペイン映画「ルシアとSEX」

愛しているって、どういうことなんだろう。
分からなくなる。
こんなにきれいな人たちも愛に悩むのだろうか。

登場する人たちがどんな香水を付けているのかなと
想像しながら見ていた。
わたしはカルティエのデクラレーションの一番最後の残香が好きだ。

小説家が登場する。
当たり前のことだけれど、
小説家は言葉だけでどんな現実も作ることができる。
雨も降らせられる。台風も作れる。宇宙船を飛ばすことも簡単だ。
平安美女もスペイン美女もただで登場させられる。
映画ならかなりお金がかかることでも、
小説家なら、ただで自由に作ることができる。
でもその分、読み手の注意を持続しないといけない。
映画なら観客は特に努力なく、
画面を見ていれば、話は進行する。
小説は注意が持続しないとそこで中断してしまう。

話は現実と小説とが複雑にからんでいて、
なかなか難しい。
でも、とても、きれい。
スペインはよさそう。

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アトレ写真集



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韓国映画「ユア マイ サンシャイン」

野蛮なほどの愛のエネルギーを見せてくれる。
勇気が出る。

*****
本当に愛に生きて愛に死ぬことが人間には可能なのだと
思わせてくれる。
いい映画だった。
それに比べて私たちの日常生活のなんと生ぬるいことだろう。
考えてみれば、どうせ、脳血管障害か心臓の血管障害か、癌か、
そのあたりで死ぬのだ。
それくらいなら、もっとすてきな人生を計画することだってできるはずなのだ。

顔じゃない、
お金じゃない、
あなたの愛。

この地上の生にしがみつくことが間違いだろう思う。
もっと地上はるか彼方の高みから見る視点が必要だと思う。



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若い人の職場不適応

若い人がなぜこんなにも多く職場不適応になっているのかよく分からない

1.若い日本人は劣化が進んでいて仕事もろくにできない

これは乱暴というものだ。優しい人もいるしいい面もある。

2.労働環境がきつすぎる。

一部はそうだと思うが、これもどうだろうか。
経営者も鬼ではない。昔からこうしてきたという程度の環境だと思う。

3.職場がきついか本人の能力や努力が足りないか、どちらかなのだから、どちらかでしかありえない。

そういわれればその通りで、それが謎だ。
みんなで田植えをしている頃は良かったのかもしれない。

どんどん植えられる人はみんなのためにどんどんやって
そのおかげで賞賛されて
植えられない人は仕方がないけれど
それなりに仕事と食べ物が与えられて
共同体が成立していた

その村の平均値が農業生産の必要を満たしていれば良かった
現在は各個人が管理されて評価されるので難しい

それなりの人はそれなりで
という曖昧なあたりが許容されなくなったと言うべきか

でもそれだけではないと思う。
単純にテレビやインターネットで寝不足なのではないだろうか。
その他にもいろいろとしなくてはならないことがあって集中できないのではないか。

でもこれでも分からない。

メディア漬けの結果だというならメディアの情報を読み取る能力は向上しているはずだけれど
そんな様子は実際にはない
いい番組が厳しく選別されるというような状況ではない

*****
ゆとり教育が終わって教育が変わったときどんな未来になるのだろうか。
働ける日本人が再現されるのか
それとも教育が成立しなくなるのか。
選別教育になるのか。

*****
おバカさんタレントが生き延びている方法で
生き延びようとするのだろうか
わたしはバカキャラと自己規定して安息するのだろうか

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この世は決して楽園ではないが連帯は可能だ

怒り、恐怖、不安について、
怒りは特に自分の血管を傷つけることが分かっている。

老人になって激しい怒りの場面で
脳血管が切れたりするのはドラマなどでもよく見かける典型的な場面である
ついでに言うと寒いトイレと風呂が良くないようだが

そんなものはないままで日々を過ごしたいものだが
社会生活を送っている限りはそのようなわけにもいかない

適度な怒りも恐怖、不安も経験しつつ
大事にならないように何とか注意しながら生きる
どうにもならないことなら忘れるのもいいし抑圧するのもいい
どうにかなることならさっさと現実を変えればいいし
ある程度この現実の悲惨さに合わせた心理の程度に調整・チューニングしていくことも必要だと思う。

この世は決して楽園ではないのだし
自分を中心に世の中が回っているわけでもない
平等の理念は憲法にあっても実現されないし
公平の原理が心の中にあっても実現されるわけでもない
自由も制限されるし隣人を愛することも報われることが少ない
博愛などというと幼いのかと言われそうだ

しかしそんな世の中でも理解し合える少数の人たちはいるし
古典作品の中に慰めもあり
将来の人類に望みを託すこともできると思う
連帯は可能だと信じる

ネット時代になって従来はなかったほどの量の日記や通信文が後世に残されている
何かの偶然で読まれることになるかもしれない
遠い世界の遠い人たちと連帯できるかもしれない

そのためにもいまあなたが志を曲げないことが大切だと思う

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ネット社会と社会主義の親和性

ネット社会はどちらかと言えば
自由の拡大に役立ちリバタリアン的な思想に親和的と考えられるのだが、
社会主義的な方向にも使うことができるだろうと思う。

ネットをこっそり監視する監視社会は嫌だけれども、
個人の仕事ぶりをアウトプットだけで測定せず、
能力、人柄、努力などを総合して反対する際にコンピュータ社会は役に立つのではないかと思う

能力のある人は能力に応じて働き
必要な人は必要に応じて受け取る
そのような細かなコントロールができるかもしれない
みんなが納得できる妥協点がコンピュータによって見つかるかもしれない

そんな未来社会の構想はできないだろうかと考える

*****
失業問題に関しても
まずおおもとは極端な景気循環を回避するようにコントロールすることであり
そのコントロールに挑む人たちをどのようにコントロールできるかという問題である

しかしその先の話
今回のように失業者が増加すると確定した段階で
低賃金ながらも社会で幅広くシェアできる仕事の分配をコンピュータシステムで管理できないかと思う

複雑な要素の最適解を求めることはコンピュータに向いている仕事かもしれない

*****
失業をどうにかしろという社会主義的政策を自民党に要求する日本という国

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匿名社会 自己中心性 個人情報保護

誰でも自分の利益を最高にしたい
そのためにどうすればよいか
昔からの教えは謙遜である

しかし最近は謙遜は損だと考えられている

原因は匿名化である

たとえば旅行先では謙遜にしているのが一番いいとは限らない
一時的な人間関係の場合には自己中心的な主張が得なことが多い

それぞれの人の名前や経歴が知られている社会では
長い目で見て謙遜が有益である

匿名で一時的な接触しかない社会では自己中心的な態度が得である

最近は個人情報保護とかで自分の名前とか所属を明かさない場合も多く
匿名的関係が増えている
そのことが自己中心的な言葉や行動を増やしていると思う



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微細理性障害

理性の微細障害については
診断も難しいのであるが
説明も難しい

理性が障害されているのだから
納得しようとしない

たいへん頑固で妙だなという場合
たとえば昔から理解力に不足があって独自解釈で世の中を生きてきたという人もいる
それならそうで分かるのだけれど
少し前までは組織の中で特に支障もなく仕事をしてきた人が
何か話が通じないなと感じる場合
微細な理性の障害のことがある

認知症が早期に始まっていることもある
軽度認知障害(Mild Cognitive Impairment)という呼び方が当たっている場合もあるが、
これは
記憶は軽く障害されているが
認知には障害がないタイプで、
これならば職場でもたいして支障はなく、メモを多用することでかなり改善できる。

しかし理性の障害の場合にはそのようにはできず
結局のところ被害的になったり頑固になったりまた起こりっぽくなったり落ち込んだり
アルコールの問題や家庭内暴力が出て来たりして
うつ病か他の病気かと問題になる場合がある
よく調べてみると理性の障害が根本にあることがある

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生暖かい風 クリスマスカード

朝とても生暖かい風
海からの空気で湿気も含んでいるようだ

連休谷間の新橋月曜日
男性が圧倒的に多くしかも黒いコートが多い
SL広場でSLの横ではいつものように大勢の人がたばこをふかしている
立ち食い蕎麦屋では朝のそば300円の表示。卵ものって少しお得。

今年の暦ももう終わりかと思う
新橋のサラリーマンとともに一年が終わる

充実感よりも虚しさを感じるのは世相のせいだろうか
ものみな下降線をたどる

*****
クリスマスカードの中で屋外の風景
大きなツリーにライトがともっている
そのライトが屋根の上に延びていて
ライトの並びがドットになって私の名前になっている

個人名を入力すれば電球のドットが個人名になるコンピュータソフトらしいが
背景も含めてうまく処理しているので感心する
実際に電球を並べて屋外で撮影したように見えている

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冬至にメリークリスマス

DSC05772009.jpg

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情報処理のタイプ

情報を検証なしに鵜呑みにする人
情報の検証に時間とエネルギーをかけすぎる人
いずれも現実生活に支障が出る

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恋愛ミーハー 恋愛体質 恋愛至上主義

俵万智の文庫本の解説部分に、
俵さんは恋愛ミーハーだとある。
あとがきに、
自分は30代はずいぶん恋愛体質だったといった意味のことも書いている。
そして40代になって子供もいてずいぶん感じ方も違ってきたと書いている。

理念型で言えば、恋愛至上主義から日常生活主義への変貌ということになる。

シングルマザーの選択は、
結婚できなくても子供が欲しいという、
恋愛至上主義ともいえるし、
邪魔になるくらいなら男は要らないという、
日常生活主義であるとも言えると思う。
どちらともいえるところがおもしろい。

銀色夏生さんは、その後よく知らないが、
一時は子供さんと二人の生活だったと思う。

もうあなたを愛していないと気付くまで、
4年とも7年とも言われる。
気付くのが遅い人は幸いである。
自分の気持ちをモニターしつつ、その気持ちに忠実になるなら、
悪い結果が待っている。
気付かないのがいい。

ロミオとジュリエットは日常生活を経験していないので、
純粋な恋愛至上主義だ。
両家が反目し合い、殺し合いまでして、それでも好きだというのだから、
たいしたものだ。妥協がない。

現実には、両家が仲がよくて、本人同士は冷え切っていて、
それぞれに、社会の許容する範囲で、恋愛至上主義のように振舞う場合が多い。
多分、それが、合計利益が最大になる。
最大多数の最大幸福。神の見えざる手。
これが、日常生活主義に基盤を置き、
時と場所を限って、恋愛至上主義を黙認する、
人類の普遍的な解決策である。
ただしこれは恋愛至上主義ではない。
恋愛至上主義のように振舞うだけである。
それでも結構楽しいらしい。
ベネチアの仮面舞踏会。

平安貴族はそんな典型だったと想像する。
誰も、恋愛のために、地位や収入を犠牲にしたりしない。
日常生活はちゃっかり防衛する。
結婚は親が決める。
一部に自由解放区があり、そこで恋愛ごっこをする。
道具はいろいろあるけれど、ときには専用の歌人を雇ったりもする。
粋だといわれたい。
ちかごろ流行りのあの女からいい返事をもらいたい。
それは、誰にも知られずに、こっそりと成就する恋愛ではつまらないのだ。
おおっぴらに仕掛けて、結果を見せ付ける。
ゲームとしての恋愛至上主義が成立する。
ダルビッシュの予告スライダーのようなものだ。
騎士道もそんなものだろう、知り合いがいないから分からないが。

*****
ロミオとジュリエットでは
一時的に死んで、あとで生き返るという薬を調合する、
まるで精神科医のような神父さんも登場する。
あの場面で、神父さんは恋愛至上主義に肩入れしたわけだ。
あとで神様にうんと叱られるだろう。

神父というものは、恋愛と性欲を最大限に抑制する存在でなければならない。
しかしそのゆえに、恋愛と性欲を最大限に色濃く味付けする存在でもある。
禁止されれば、ローレルの葉っぱをかじってみたくなる。
禁止がなければ、誰も葉っぱなどかじらない。

聖書の一部に傍線を引き、しおりを挟んで恋する人に渡す。

最近の神経伝達物質・レセプター説に従えば、
要するに、若い一時期に恋愛体質になるというだけのことだ。
恋愛体質と性欲主義はまったく違うが、
結果としては子供ができることが多い。
そこで話がまとまれば、あとは社会のルールがすべてを引き受ける。
誰もが子供第一主義になり、男はローンの支払いに縛られ、
女はどの品物はどこのスーパーが安くて高品質かを考え続けて、
人生が終わる。
つまらないわけではない。
それで終わってくれれば平和ないい人生だったといえる。
戦争と極度の貧困と病気から逃れて一生を終えたら、
大変な幸せである。

民法は子供と主婦を守るようにできている。
男はある種の奴隷になる。

社会のルールを無視したがる人も中にはいるが、
社会のルールは、大げさな名前に反することなく、
非常に強力である。

やってみれば分かるが、
あっちもこっちもぼろぼろで、
いいことはひとつもない。
しかしだからこそ、なおさら、恋愛至上主義にならざるを得ない。
妥協してしまえば、
一週遅れのランナーに過ぎない。

友人たちの幸せを追いかけるだけの自分を見るのはつらいものだ。
だんだん極端に走るようになる場合もある。
多分、日本にいない方がいい。
同時に、歳もとるから、大変だ。
年功序列の時代は給料が上がって、少しは極端もできたが、
最近ではそれも難しい。

最近は性欲のピーク時期と、
恋愛体質のピーク時期がますますずれてきていて、
いろいろと煩雑なことが起こる。

女性の場合には、恋愛が仕事のようになる面があり、
それもおもしろい。
仕事で業績をつむことと、
仕事で業績を積む男と結婚することは、
ほぼ等しく、
現代では、むしろ、男に働かせる技術が優越する。

仕事まみれになっていたのでは、
趣味、家事、育児、地域活動、各方面のスーパースターになれない。
海外旅行にいけるのは誰なのか、考えてみればよい。
たまったマイルを使っているのは、誰か。
昼下がりのレストランで食べながら話し込んでいるのは誰か。
過剰なほどの教養をもてあまし、なお学び続けているのは誰か。

*****
恋愛というものは、教養というよりは、体質である。
度が過ぎると、共依存的になる。
共依存の渦中にいる本人は気がつかない。
恋愛だと確信している。
その幸福の感覚は、実に羨ましいほどである。

たとえば、演歌の中にいる。
私がいなければ生きていけないあの人だから、
今度の浮気も許します、と歌う。
かなり自己愛的でもある。

*****
恋愛至上主義者は自己愛的な側面もなければならない。
パートナーを理想化し、
自分を理想化し、
恋愛関係を理想化し、
そこでやっと恋愛至上主義が日常生活主義に打ち勝つ。
こうして書いただけでも、いかに困難であるか、知ることができる。
そのエネルギーは、少しの勘違いで生まれるものではない。
ものすごい勘違いをしていないと、生まれないし、続かない。

*****
美男美女と恋愛至上主義は関係がない。
顔のつくりではなく、脳のつくりの問題である。
マフィアとかそんな系統の価値観を持つ人たちが、
恋愛至上主義に親和性があり、
周囲もそれを容認する。
ほれてるんだから仕方がない、と。
おおむね強い男の身勝手で、
弱い女が拒否することはできないし、ありえない。
強い男は素敵と決まっているのだ。

財産と日常生活主義も関係がない。
財産があれば、わがままになるだけだというのは、いつでも真実だ。
謙抑は生まれない。
家貧しくしてはじめて孝子出ず、である。
財産ではなく、脳のつくりの問題である。
どんなに財産があっても、
使わない人は使わないから、
金の使い方でけんかになる。

結局二つの脳には親和性がなかったということになる。
コンピュータをつないでみたけれど、
だめだったね、という感じ。
それぞれを単体で動かした方がいい。
現代ではそんなことも多い。

*****
まとまりなく長くなった。
途中で話を挟みこんでいるのでなおさら分かりにくい。
書いているうちに関心も移動する。

*****
言いたかった最初のことは、
人間は、日常生活主義を基盤にしながらも、
社会制度として、恋愛至上主義ごっこの場面を用意している。
だから、その制度の範囲内で、恋愛ごっこをするのが賢い。
勘違いして、本当の純粋恋愛至上主義に走ったら、
ろくなことにはならない。
社会とは、強力で、恐ろしいものである。
逆らっていいことがあった人はいない。
というようなこと。

それは味気ないなあと思うあなたは、
チャレンジすればいいが、
ぼろぼろになる前にお金がなくなるでしょう。
ぼろぼろになれたら、なかなかたいしたものだ。
そうなったら、焼酎なしのホッピーでも飲もう。



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病院には様々な気が充満している

昔当直室で眠れなかったのは
気が充満して煩わしかったのだと思う
病院には様々な気が充満している

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新幹線のトンネル

新幹線がトンネルを出たり入ったりしている
まぶしいと子どもの声がする

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庭の石を見て無になる

気が済まない
心が澄まない

庭の石を見て
無になる

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現実不適応者のアヘン

宗教が現実不適応者のアヘンであるとすれば
ネットも多分同じところがある

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猛毒宗教

宗教は毒であるといわれる場合がある
たしかに猛毒であるような宗教がある

毒をもって毒を制するともいう
その点で宗教は不可欠である

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旅を続けるには愛する人がいてはならない

旅を日常とするには頑丈な肉体が必要である
そして愛する人がいてはならない

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物語が多すぎる

私は気に反応する
京都では気が強すぎて眠れない
ここには物語が多すぎる



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ネット社会を高度の社会主義社会に

ネット社会を高度の社会主義社会にすることは可能か

Socialism network service

 



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仏典の比喩

仏典を読む。
鮮やかでイメージ喚起的な比喩に圧倒される。

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性格のPAC

交流分析とかエゴグラムの最初の解説を読んでみると出てくるのだが
性格の中にPACの部分に見る。
Pは親の部分で父性的と母性的がある。批判的親と養育的親というわけでCP,NPとなる。
Aは理性である。
Cは子どもの部分で適応的な部分と自由な部分を考えてACとFCとする。

こんな感じで考えると、一つの行動や発言がどの部分から出たものかを考えることができる。

*****
何かが自分をいやしてくれるという場合も、
それは自分のどの部分をいやしてくれるのかを考えることができる。

これが意外と有効で、
たとえばクレーマー処理の場合に、
クレーマーと職員のやりとりをこの方式で分析して、
コミュニケーションの改善を考えることができる。



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いっとき自分を肯定できる

自己中心的とか
自己賞賛的とかは
実にすばらしい
いっとき自分を肯定できる

酒を飲まなくても自分を肯定できるのは
安上がりな特技である

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地獄を見た人間は強い

ここが地獄なら
這い上がればいいわけだ

もっと悪くなることはないだろう
地獄を見た人間は強い

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やればできると分かっていることを

やればできると分かっていることを10年かけてやったとして
何がおもしろいのだろう


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YouTube recording

以前はtagiriというツールでYouTubeをハードディスクに記録していた
最近はmitterという名前で出ている

real playerのボタンもYouTubeの画面上に現れるので
それでも録画できる

ずいぶん便利になった



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