小さな景色 現在真空パックコラージュ
個人的な風景だけを語る。
だって、本当は、世の中のことなんてどうだっていいんだもの。
知ったことじゃないし。
現実に目の前に現れれば苛立つこともあるのだけれど、
めったに見たりはしないわけだし、
一種隔離されているのだし、
大きな景色は新聞で読むだけだな。
大きな景色を大げさなこと場で語ると、結局は自分の言葉じゃないんだもの。
どっかで聞いたような、借り物の言葉を組み合わせているだけで、
そんなことなら誰でもできることだもの。
試験の模範答案を作るようなものだな。
それよりね、自分が、数年後に読み返してみて、
ああ、この頃はこんな風だったなあって、
時間の缶詰を開けるみたいに、
真空パックの包みを開けるみたいに、
そんな風な「現在真空パック」をしてみたいんです。
そういうコラージュをしてみたいんです。
A・ボールドウィン、「自殺を考えた」
ティーカッププードル
語らない賢者 老子
サービスの給付
男が女を「抱いてやる」などとは、どんな場合でも成立しないのではないかと
「抱かせていただく」だろう。
『ものつくり敗戦』
古いうつ病と新しいうつ病
古いうつ病 | 新しいうつ病 | もっと新しいうつ病 | |
病態レベル | 精神病 | 神経症 | 性格反応 |
現実把握 | ズレがある | ズレがない | ズレがある |
原因 | 脳 | ストレス | 自己愛性性格 |
特徴 | 疲労の延長 | ||
了解 | 不可能 | 可能 | 不可能 |
妄想 | あり | なし | なし |
別の言い方 | ストレス反応 | 自己愛性性格反応 | |
勇者は戦わず
日本人も立派
わが魂のかよふばかりの道もがな
わが魂(たま)のかよふばかりの道もがなまどはむほどに君をだに見ん(和泉式部集)
解釈のひとつを引用すると、
身体は行けなくともよい、私の魂が通れるだけでよいから、あなたのもとへと通ずる夢路があってほしい。迷いながらでも、せめてわずかなりとあなたを見よう。
魂の通う道とは、つまり夢のこと。
もがな は あってほしい
だに は せめて…だけでも。だけでも
まどはむほどに 夢の通ひ路で「まどはむほどに」とは?迷いながらでも?惑うほどに?
せめて君に会いたい?
……ほどに……だに ?
せめて君にだけでも会いたいということは、
もつ事情が許せば他の何かも会いたいということになるが?そんな歌ではない。
今のところ、解釈届かず。
わずかに私の魂が通れるだけの狭い夢路があなたに通じていて欲しい
迷いながらでも、せめてあなたを一目だけもみたい。
*****
魂の 通う夢路が あればいい
迷う末 ちょうどあなたに 逢えたなら
くらいなら 意味がうまく通じるけれど
上司が原因でうつ病になった
梅雨も憂うつで大好きだったのに
メイラックスはワイパックスよりも早い
宗教と科学についての話
思うところの目標が高い
賢者は語らず
裁判員の心のケア
裁判員裁判で悲惨な事件の審理に参加し、精神的なショックを受けた裁判員らの心のケアを充実させるため、最高裁は、臨床心理士らによるカウンセリングを5回まで無料で受けられるようにする方針を決めた。
対面式のカウンセリングを行う業者と7月中旬をめどに委託契約を結ぶ。47都道府県すべてでカウンセリングが受けられる。
裁判員制度では殺人などの重大事件が対象のため、裁判員や補充裁判員が、証拠として示された遺体の写真を見たり、検察側の冒頭陳述などで残酷な犯行状況を聞いたりする可能性がある。
裁判員らが精神的なショックを受けた場合の対処が課題になっており、最高裁は24時間態勢の無料の電話相談窓口を設ける方針を決めていたが、専門家から「それだけでは不十分」という指摘が出ていた。
対象は裁判員や補充裁判員と、その経験者。利用期間に制限を設けず、裁判員を務めた後、一定の時間を経て心身に変調をきたした人も利用できる。
悩みを打ち明けたい場合は、最高裁が開設した相談窓口に電話し、地域のカウンセリングルームなどを紹介してもらう。専門医の診察を希望する人には医療機関も紹介。
6回目以降のカウンセリングや医療機関にかかる費用は自己負担だが、裁判員は非常勤の国家公務員に当たるため、裁判員を務めたことで心的外傷後ストレス障害(PTSD)などになったと認定されれば、国家公務員災害補償法に基づいて補償も受けられる。
最高裁は「裁判員の心のケアは、陪審制や参審制を導入している国と比べても遜色(そんしょく)ない対応になると思う」としている。
(記事提供:読売新聞)
鳩山vs麻生
正直な話、わたし、これは、どうしても納得できないわ。
人間の価値は連帯にある
いじめる人 いじめは悪い伝染病
痩せたい人
疲れ果てて雨に打たれ
エビデンスレベル
エビデンスレベル(EV_level)
不景気になると躁状態 日経平均
この人Aを見ていると株はやめたほうがいいと思う。
日本人の起源について
日本人は本土型か琉球型
日本人は遺伝的に「本土型」と「琉球型」の2つのグループに大別できる。
日本人の起源については、在来の縄文人と北東アジアから渡来した弥生人が混血する一方、アイヌや沖縄の人は弥生人の影響をあまり受けずに縄文人の要素が強いとする学説「二重構造モデル」があるが、今回の結果はこれを支持する内容だ。
統計学的に解析すると、大きく2つの集団に分かれた。一方は北海道から九州までの大部分の人を含み、もう一方は沖縄の人がほとんどを占めた。
両者の違いを特徴付ける代表的な点は、髪の毛の太さや耳あかの湿り具合にかかわる遺伝子にあった。また東から西に行くに従い、比較のために同時解析した中国人のグループに近くなり、西日本ほど混血度が高く弥生人の影響が大きいことが示された。
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アイヌ遺伝子はあまり問題にならなかったのかな。
琉球という言葉を使っています。
SE コンピュータ関連職について
代表的な仕事は Software developer システムエンジニア である。
アメリカ語でSystems Engeneering といえば素直にシステム工学のことになるようで、日本語のSEに対応するのは Software engineer, Software developer らしい。
具体的な仕事はクライアントの要求を聞き、業務の内容を検討し、仕様を提案し、ハードウェアとソフトウェアを期限までに必ず用意し、運用管理し、何かあったらいつでも携帯一本で駆けつける。
たとえば銀行の業務について言えばほとんど銀行屋になれそうなものだし、鉄道のシステムを作るとなれば、鉄道業務の専門家になってしまう。
そんな難しい仕事なのになかなか報われず苦労している。
仕事の大変さを具体的に言えば
・仕様の曖昧さがまずあげられる。注文する方も、昔からこうやっているというだけで、コンピュータ化するにあたりどうしたらいいのか、本当のところは分かっていないらしい。それでは最初から話が難しい。しかしIT化は国家戦略でもあるから推進する。
・教育機会の不足がある。SEは学校を出たてだと最新版である。年数がたてば古くなっている。古い人は古いソフトの手当を行うという業務がある。その一方で新しいことも学ぶ必要があるらしい。古いソフトの手当は楽かというとそうではなくて、他人の作ったものは見当もつかないことも多いらしい。
・仕事の量的負担が大きい。働き過ぎの典型的業種である。もう一つの典型はテレビ局のADさんである。どちらもほぼ泊まり込みの状態で酷使される。締め切りと業務量を考えるととても釣り合わない案件を営業が決めてしまうらしく、現場はとにかくやるしかない。
・人格的接触の乏しさがあげられる。それどころではなくて目の前のシステムを完成させるしかないのだ。記号の羅列に野生の勘が働くまでになるらしい。そのころにはもう社会では例外的存在になっていて、うまくいかなくなっているらしい。
・仕事の要求水準の高さが指摘されている。これは二面あって、一つは、相手がコンピュータなので、完全につじつまを合わせないと動いてくれないこと。隠れたバグがあっても、あとで直せばいいが、とりあえずは健康に動いてくれないといけなくて、そこまで行くのにも徹夜が続く。もう一つの要因は、クライアントのコンピュータに関する無知で、いくら何でも無理な要求もあるらしい。
SEさん以外でも、経理や人事でも労働時間の大半はコンピュータを相手にして、データを管理しているらしい。設計関係もそうで、一日画面を見て、歯車の精密図面を引いているという。
そうした場合、コンピュータにより自動化されて省力化されそうな気がするのだが、現実には仕事の密度が上がってしまうのだという。かえって休みなく働いてしまう。たぶん、書類一つを作るのにも、あれこれ注意したり、不具合を訂正するためにほかに影響が出たりして、結果として時間がかかるらしい。アウトプットはもちろん従来に比較してすばらしいものができるのだけれど、活用されるのは一部分かもしれない。
SEの話に戻ると、一応納品しても、そこからクレーム対応と保守管理が始まる。不安定な部分があると月曜日の朝8時までに直してくれと要請される。土日が潰れる。それがいやなので、最悪の場合を設定して何度もテストを繰り返す。もともとが強迫性の強い人たちなのであるが、なおさら強迫的になる。それでもクレームは来てしまうので、いったいどうしたらいいのかと途方に暮れる。そんなとき、仕方ないとあきらめてしまえればいいのだけれど、今度こそは何とかできるはずと思ったりする。そうするとさらに強迫的になる。疲れは増して、注意が減退するとバグが発生して、作業量は増える。悪循環の中で疲弊する。
プロジェクト管理していてもプロジェクトの全体が見えている人はいない状態で、暗中模索というのも、精神的によくない。しかしどうしようもない。プロジェクトの全体を把握しようとすればまた仕事が増える。せっかくやった業務が無意味だったということもよくある。徒労であると感じてため息をつき、チェックリストには虚無感と記入することになる。
技術や知識が陳腐化しやすいので、早く管理職になっておかないと難しい面もある。使い捨てなのかという疑問がわく。
結果として転職したりする人も多い。流動的な職場になる。また最近では多企業による合同参入でひとつのプロジェクトを請け負うこともあり、そうなると組織への帰属感はなおさらに薄くなる。そうなるとチームプレイの意識も育ってこない。
職人ならどんな業界でも経験が生きるものだが、SEはそうでもないらしく、頑固一徹な職人芸とも行かないらしい。旋盤工などは、世界一の平面を作る人などがいるものだが、なかなかむつかしい。そういう人もいるのかもしれないが、クリニックには来ない。
慢性過労のほかに、対人関係の不全もこの職種の人の特徴だと思う。もともと対人関係が苦手だからコンピュータを相手にしたという経緯もある。コンピュータに向かっているうちに、対人関係について悩むことをしなくなってしまい、結局うまくいかないという人もいる。
そのような人たちが集まった場合、自分も対人関係が不得意なのだが、相手も不得意ということがあり、なおさらうまくいかない。
病名としては、旧来のうつ病、つまりメランコリー型うつ病というよりは、適応障害ないしは性格障害、あるいはディスチミア親和型うつ病などのカテゴリーが相当する。若年型が多い。
不眠症は多く、当然過労が原因である。胃腸障害も多く、過敏性腸症候群の形をとるものもある。ほかに肩こり、頭痛、冷え性、のぼせ、高血圧、低血圧、自律神経失調症が多い。
日中の耐えられない眠気という例、注意集中困難という例もあり、ナルコレプシーや睡眠時無呼吸症候群を疑う場合もある。
パニック障害はうつ状態と排他的に起こるよりも、うつ状態との併存として見られることが多い。パニック障害の結果としてうつ状態になっている場合もあり、過労がパニック障害とうつ状態の両方を引き起こしている場合もあり、いずれとも判別のつかないこともある。
治療では休職して一時的にストレスの原因から離れることが有効でかつ不可欠である。抗うつ剤は効くこともあり、効かないこともあるが、飲んでいて損はない。
復職の際に企業ごとに復職プログラムを持っていることが多い。自分は過剰適応であること、強迫成分をうまく薄める必要があること、睡眠は確保することなどを、むしろ自発的な洞察として作文してもらうことも有効である。再度類似の状況に陥らないよう、教育的な配慮が不可欠である。
全体に比較してSEは精神科受診率が高いと思われるが、当面の印象では、ぎりぎりの労働を強いられていること、せっかく働いたのに無駄になるケースもあること、年数がたってもスキル向上の実感がないこと、給料が多くないこと、周りも対人関係が苦手なことなど職場側の要因が大きいように感じられる。
最近は業種業界を問わずこんな感じではあるが、古い大きな会社だと人事が手厚く囲い込むことがあり、人事預かりのリカバリー途中の人材がたくさんいるらしい。産業医は多くは内科のベテランのお医者さんで、これは頼りになる。人生相談も可能である。