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震度1への逃避

人生を生きていると
震度5の出来事も震度6の出来事もあったような気がする
そのあとは震度1とか震度2が起きている

人生の中で振り返り
考えなければならないのは何といっても
震度5や6の出来事なのだが
何となく後回しになっていて
とりあえずの震度1や2のことに
心が向いているようなところがある

考えてみてもどうしようもないだろうという考えは確かにあり
だから震度6についてはなるべく忘れているのだろう

人生を屈折する矢印と考えれば、
震度5や6のときに大きく曲がったはずだ
だからその時点での検証が大切なのだとは理解している

しかしそれは億劫なのだろう
震度1がやはり考えやすいし
心への負担も少ないようだ
逃避する態度なのだろう

震度1への逃避である

震度6には直面したくない
あるいは当面は直面できない

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忘却する夢

夢の終わりに目が覚めた
意味のある夢だと思って
ぐるぐる考え始めた

いくつかのヒントをつなぎ合わせて
何か大切な洞察があるような気がしていたのだが
そしてこれは忘れないだろうなと思っていたのだが
すっかり忘れてしまった

残念だし不思議だけれど
たぶんたいしたことではなかったのだろう

比較的心地よい情緒の中での夢だったから
自己愛的培地の上での何かの出来事だったのだろう

年配の男性が何かをしていたように
かすかに記憶している

忘れてしまうということは
抑圧ということで
いいことではなかったのだろうか
それも忘れている

夢をこのように忘れるということは
生きた人生もこのように忘れるばずで
なんとも虚しいことだ

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自分を開放する

教えを受ける人だけが
自分を開放する義務を有っていると
思うのは間違っています。
教える人も己れを
貴方の前に打ち明けるのです

『硝子戸の中』 夏目漱石

*****
自己開放の相互性は
ロジャースが強調している



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千の風になって & Jupiter

千の風になって & Jupiter
http://www.youtube.com/watch?v=S1g2w9OMSR0&feature=related

私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 眠ってなんかいません

千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹き渡っています

秋には光になって 畑にふりそそぐ
冬はダイヤのように きらめく雪になる
朝は鳥になって あなたを目覚めさせる
夜は星になって あなたを見守る

私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 死んでなんかいません

千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹き渡っています

千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹き渡っています

あの大きな空を
吹き渡っています


A THOUSAND WINDS

Do not stand at my grave and weep,
I am not there, I do not sleep.

I am a thousand winds that blow;
I am the diamond glints on snow,
I am the sunlight on ripened grain;
I am the gentle autumn's rain.

When you awake in the morning bush,
I am the swift uplifting rush
Of quiet in circled flight.
I am the soft star that shines at night.

Do not stand at my grave and cry.
I am not there; I did not die.

*****
不思議なことにとてもいいと思い日と
つまらないと思う日が
くっきりと分かれる歌

千の風
千の光
朝の鳥
夜の星
そのようにしていつでもどこでも近くに伴う感覚
押しつけないがちょうどいい距離で
ずっと一緒にいる感覚

そのような好ましい人と人生を過ごせたならば
大変な幸せである



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ファリックなうぬぼれ

初めのうちはファルスはうぬぼれで一杯である

経験が進むとうぬぼれは脱色される

そういうものだ

うぬぼれで輝いているうちもすばらしい

うぬぼれが脱色されて大人になった様子もまたゆかしい

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バイオリンとチェロの左手

バイオリンでもチェロでもいいんだけど
歌うとこになると
こりこりと左手の指を動かすでしょ
あれなのよ

と8丁目で話している

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Knol vs Wikipedia

公式:http://knol.google.com/
英語サイトです
ノルと呼びます。(kは発音しません)
KnolとはGoogleが提供する、ユーザー同士が項目(記事)を書いて、百科事典のように知識を共有しようというサービスです
すでにオンラインの百科事典ではWikipediaがありますが、
Wikipediaと違って、ユーザーがタイトルを決めて項目を作っていきますので
同じ項目名では、複数のユーザーの違う内容が同時に存在します。
また項目を書くことで収益が得られますので、プロのライターの参加が期待されています
海外ネタ探しにも使えます

機能
他の方の項目をレート(評価)ができます
項目に自分のAdsenseを貼ることが可能です
コメントを載せることができます
レビューという形でより詳しく返信することも可能です
プロフィールを載せることが可能です

Wikipediaと比較すると本質的な違いは、編集長は誰かがわかるところだ。
これなら、wikipediのように編集合戦になることはないだろう



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狙いはいいのだがタイミングが悪い

嘘つきがついでにほらを吹いていると思って聞いてほしい

私は美人というほどの領域の人とつきあったことは一度もない
私と別れたあとにずいぶんきれいになったという人は一人ではない

どういうことか
先輩にいったら
まるっきり理解しない
もう二度と話さない

株でいうと私が損切りしたあと天井まで行ってしまう

狙いはいいのだがタイミングが悪い

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薄れる記憶

200805021.jpg

きみがいなくなって
しばらくは何もかも思い出さないように用心深くしていた
うっかり心が動かないように慎重に引きこもっていた

以前は宮沢りえをみて
フラッシュバックを起こしたものだが
最近は平原綾香のポスターを見るとフラッシュバックの不全型を体験する
どきどきするが息が苦しくはない
冷や汗も出ない
でもそのときまで何かを考えていても
全部忘れている

この軽いフラッシュバックはしばらくなくしたくない

あの頃
君は本当に美しかったよ



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君といる時間の中で - 平原綾香

君といる時間の中で - 平原綾香
http://www.youtube.com/watch?v=wEW0Mq9fOiE&NR=1

 



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使い捨てカイロで緊急充電

使い捨てカイロの熱量もなかなか侮れないと感じる。
これを緊急時のラジオと携帯の充電に使えないかと考える。
手回し発電の方が能率がいいのかな。

それから手回し発熱カイロを作りたい。

*****
また、発熱後のカイロを再生・再利用する工夫はあるのだろうか。

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口内炎

食欲が急にゼロになって絶食している間に
口内炎ができた

適当に食べていないと
口の中が荒れるとは
食べた方が荒れると思うのだが

唾液に補修効果でもあるのだろうか

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インフルエンザと乾燥

インフルエンザの予防に大切なのは
一つには乾燥対策である

冬になって空気が乾燥している
晴れた日がずっと続くと風邪引きが多くなる
途中で雨がふってぐずくずするようだと比較的少なくなる
乾燥が多少和らげられることが原因らしい

せめて部屋の中で
加湿器を使うこと

鼻の中が乾く感覚でもいいし
髪の毛の具合でもいいし
化粧の具合でもいいから
乾燥のチェックをして
気道系の保湿を心がけよう

電車に乗っていると
隣に座った男性の呼気にたばこの匂いが含まれていることに気付く
それを私が感じているということは
隣の男性の呼気をそのまますっていることになる
とてもうんざりだし
これだとインフルエンザも喜々としてうつってくはずだ
それを防ぐ意味でもマスクをして
半分くらいは自分の呼気をすって他人の吐いた息を吸わないようにしたいと思う

マスクのウィルス遮断効果については疑問があるようだ
それよりも保湿効果が感染予防に有効なのだと思う

特に電車に乗って口を開けて寝てしまったりした場合
ウィルスにとってはチャンスになる

寝る間に口が乾燥してしまう場合には
マスクを使うのも手だと思う

携帯カイロと保湿マスクと葛根湯がインフルエンザ対策だ

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”見えないもの”を見るための技術

What is not seen

”見えるものと見えないもの”というバスティアの有名なエッセイがある。
この”見えないもの”とは、いわゆる機会損失を意味する。
それとは意味が異なるが、存在はしているが見えないものを見るのが科学技術というものだ。
星を見るには望遠鏡が必要であり、微生物を見るには顕微鏡が必要だ。
それらがなければ、存在しているものを見ることはできない。
つまり、見えないものを見るためにはテクノロジーが必要であり、テクノロジーを発明することで、諸々の発見が生まれてくる。
そして現代のコンピューターは、望遠鏡や顕微鏡に相当する。
コンピューターの本質とは”見えないもの”を見るための技術だというのが私の定義である。
そしてコンピューターが見えることを可能にする”見えないもの”とは、物理的存在だけではなく、機会損失をも含むのである。


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Passive Man 卑劣で声のでかい最悪の人間

採録

The age of Passive Man

今の日本は冗談でなくファシズムの方向に向かっている。
このような”空気”になると、日本は急速にその方向に流れる。戦前しかり。
ポジティブ・フィードバックがかかり、不安定系の様相を呈する。

ファシズムの時代では、卑劣で声のでかい最悪の人間が重用され、良識のある人間の声は掻き消されていく。これはナチスの時代にコンプライアンスということが盛んに言われたのと符号している。そもそもコンプライアンスというキャッチフレーズはファシズムワードなのだ。

 
コンプライアンスという権力の決めたルールに従うことを、個人の良識や判断よりも上位におくということが、ファシズムにおける権力の源泉となるのだ。これは倒錯した倫理である。そして、こういったPositive Law、Legal Positivismがナチスの権力を根本で支えた法権力だったのだ。

全体主義とは法権力が示すベクトルの帰結なのだ。

卑劣で声のでかい最悪の人間=Passive manが法権力をかさにきて、Active Manを迫害する時代になった。

日本はすでに法の正義と法権力は別ものとなっている。正義を主張するものは、法権力の前にたたきのめされる時代になった。正義が蹂躙され、権力が正義だとされる時代になった。
この流れはしばらくは止まらないだろうし、止まるとしたら全てが壊滅した後だ。
自由人は、これから身の防衛を考えなければならなくなるだろう。



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政府に無条件に権力を与えすぎている

Fight Monkey with machine guns
日本政府(=司法+立法+行政)の愚劣さと卑劣なメディアの翼賛体制を見るにつけ、怒りを通り越してあきれかえるしかない。もはや日本は終わっているとしかいいようがない。

立法、行政、司法といった政府権力は、族ではなく”賊”といった方が適切であろう。
この3権を称して”三賊”と呼ぶといいかもしれない。さらにメディアはそれにこびへつらう下賊である。
これは、バスティアが”法”で書いたLegal Plunderの世界を大規模にしたものである。その点、政治世界は堕落こそすれ、全く進歩などしない。

今のDemocracyという法システム、もしくは社会システムに根本的な欠陥があり、政府に無条件に権力を与えすぎているということだ。アメリカのConstitutionalismとは、この権力の抑制の仕組みに他ならないのだが、これはやはりハイエクがLLLで書いたようにもはや完全な失敗に終わった実験であろう。ハイエクのLLLは、Constitutionalismが明らかな失敗に終わったために、新しい制度的発明の必要があるとして書かれたものなのである。
しかしハイエクのLLLがその新しい制度的発明として成功しているとは言い難いが、リバタリアニズムとはこういった問題意識を背景として生まれてきたものだ。


それでもアメリカのConstitutionalismもF.D.ルーズベルト政権になる前までは無傷だったのだが、FDRのファシズム政権によって致命傷を負ってしまった。レーガンが連邦最高裁のChief Justiceに任命したレーンキストのNew Federalismによって、徐々にConstitutionalismは回復に向かうかにみえたわけだが、いったん壊れてしまったガラスは完璧には元通りにはならないということか。
しかしそうはいってもアメリカには日本よりは可能性がある。ランディ バーネットがいうようにアメリカ憲法は、少なくとも政府権力と戦う武器にはなるからだ。
その点、日本は権力と戦う武器が一切ないし、はじめからない。
権力の前には理屈も通らないし、学問も無力である。
”長いものには巻かれろ”という格言?は、日本のそういう歴史的な現実からきた言葉なのだろう。つまり戦うことが不可能であれば権力の言うままににするしかないということだ。
だが、これも当然に間違いである。
やはり馬鹿になって戦うのが人間のあるべき姿だろう。だが、どうやって?

 



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J-Sox

Much ado about J-Sox
J-Soxと呼ばれている日本の金融商品取引法24条の4の4は、上場企業の内部統制体制構築の義務を定めたものと考えられているが、実は違う。
この点に私も漠然と疑問を持っていたのだが、本法律は内部統制体制構築義務を謳っていないというのはほぼ決まった解釈と考えて良いだろう。実際、そのようなことは一切書かれていないからだ。

このことの意味するものは大きい。要するに内部統制報告書の提出義務はあるが、内部統制報告書に”内部統制体制の構築はお金がかかるので特にしませんでした”と書いておけば法律上は全く問題がないということだからだ。

アメリカの場合は、Sox法制定以前に監査法人側が訴訟対策としてCosoフレームワークのような詳細なものを作っていて、それを実際に使っていた。そしてSox法制定によってそれがデファクトスタンダードのようになった。
だが日本の場合は、内部統制報告書提出義務だけを定め、内部統制体制構築の義務を定義しなかった。このことは正解だったが、金融庁のプレゼンテーションが恐ろしくまずかったために、これを新たな強行規定が生まれたと誤認し、内部統制体制構築狂詩曲状態が生まれたわけだ。


監査というのは一般に民間の基準がベースで、法律で詳細を定めているわけではないらしい。その点に混乱原因の一因があるのだろう。
金融商品取引法24条の4の4では内部統制体制構築の義務を謳っていないにも関わらず、実施基準ではかなり具体的なことが書かれている。つまり法律上は強行規定ではないのだが、法令となる実施基準で、具体的な内部統制体制構築の方法をあれこれと書いたために、やはり強行規定だと誤認されたのであろう。
これは、法律屋と監査屋の法認識のずれがあることで生まれた混乱だ。
八田進二氏と木村剛氏の対談本をざっと読んだ限り、八田氏が法律に疎いことが伺われた。
もしかすると八田氏は強行規定の意味すらよくわかっていないのではないだろうか?
法律で強行規定ができれば、その要件を分析し、対応するのが筋だが、内部統制体制構築の義務が強行規定でない以上、なにもやらないというオプションをまじめに考える価値が生まれる。
だから、金融商品取引法24条の4の4が内部統制体制構築の強行規定だと誤認されたことによる、この混乱の原因は金融庁と監査法人=公認会計士の双方にある。


アメリカにおいても、Sox対応は株主との間で経営がリスクシェアするという対応も生まれている。つまりSoxの内部統制体制構築をしないことを株主総会で決めるのだ。これによって、株主とリスクシェアし、無駄なコストを省くわけだ。

結局儲かったのはITゼネコンだけで、それ以外は皆損をしたのである。

 



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ピエール ルミュー「無政府国家への道」

Liberty and Legal rule
アナルコ キャピタリズム研究で、ピエール ルミューの「無政府国家への道」という本の紹介をしている。
こういう地道な紹介は意義があることだ。
私も、この本は持っていたが、先の推薦リストには記入し忘れた。この本も当然にお勧めだ。

この本の序論の枕詞にはジョルジュ リベールの次の言葉が使われている。

「法に服従して生きる人間は知らず知らずのうちに卑しい心になる」

実に至言だ。これはコンプライアンス騒動の現在とその行く末を的確に表しているだろう。

私はリバタリアニズムを学ぶことは、自由主義の基本的原理をいろいろなケースに当てはめながら、基本原理を再確認する作業に他ならないと思っている。これはこれで難しいことだ。
このことは車輪の再発明とは違うし、この作業は日本では殆ど誰もやっていないことである。
何でも分かったような顔をして、これをオリジナリティがないなどとうそぶいている人間はリバタリアンではないし、そのように自称(詐称)すべきでもないだろう。

 



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「豊かさ」の誕生 ウィリアム バーンスタイン

「豊かさ」の誕生 ウィリアム バーンスタイン
この本は、以前、アナルコキャピタリズム研究でも紹介されていた本だが、これをこの二-三日で読了した。前から購入して持っていたのだが存在を忘れて本棚に埋もれていた。

非常に面白かった。久しぶりに内容の濃い面白い本を読んだ気がする。

この著者はアメリカの著名な投資家らしいが、これほどの蘊蓄に富み主張の一貫した歴史書を書くというのはただ者ではない。
おそらくこの著者の立場はHayekianであろう。しかしリバタリアンでもオーストリアンでもない。このことは特に矛盾はしないのである。
この本自体がハイエクの後期作品を意識して書かれていることが伺えるし、それを最新のデータ、研究成果に基づいて総括しようとする意図が伺える。


簡単に言えば、この200年の人類の爆発的な豊かさの原因としては4つの原因があるとする。
・私有財産性
・科学的合理主義
・資本市場
・輸送と通信


このうちで、最も重要なのは私有財産性であり、法の支配である。
そして英米の植民地となった国は、私有財産性と法の支配が確立されたためにその後繁栄したが、南米などスペイン植民地となった国では、私有財産性と法の支配が確立されなかったために、スペイン同様に長く繁栄はできなかった。また著者は、現在の貧困な南アフリカ諸国に対しても、先進国ができることは、私有財産性と法の支配の種を蒔くことだけで、後は気長に芽がでるのをまつだけだという。
あと、日本の歴史に対する本書の記述は非常に冷たいものがあるが、これがあちらのインテリの正直な印象なのだろう。

なお、特許などの知的財産制度についても著者は私的財産権の一つとして、その制度的な意味を重視している。ここなどはオーストリアンやリバタリアンには特に異論のあることだろう。
また資本市場として「有限責任制」の登場を重視している。
私の興味ある点を広くカバーしている点では希有な本でもある。

これだけの本が書ける”インテリ”は残念ながら日本には大学人を含めて一人もいないだろう。
興味のある人は是非一読をお勧めする。結構な大著であるが、興味深い蘊蓄と新しい実証的な論考が多く飽きないで一気に読めるだろう。

なお、あまり本筋でないが、この3章の天動説、地動説の話で思ったことを書いておく。
よく言われるように、天動説が地動説になったことで科学的な真実に近づいたというのは、正確な表現ではない。
太陽系を考えた場合、太陽を基準として考えるのが最もシンプルな方程式になるだろうが、
地球中心に座標変換を行えば、数学的には全く等価だ。
もちろん、月を中心に座標変換をしてもよい。
絶対的な軸を想定しないのであれば、どの座標系も等価なのだ。
であるからして、コペルニクスからガリレオーケプラーーニュートンと連なる地動説への転回とは、正確に言えば、太陽系の火星や水星~土星といった惑星が太陽を中心として回っていると考えたほうが分かりやすく、かつ数学的にシンプルだというだけの話である。
もし、これを地球中心の座標系で考えれば、惑星はかなり複雑な動きをし、軌道方程式も複雑になるだけで、これら惑星が地球の周りを動いているとしても全く問題ない。


不思議なのは、数式的にきれいなものがより真実だと思え、全く等価だが数式的に汚いものは間違っていると人間はなぜ判断するのかだ?
これは種族のイドラなのだろうか?

*****
それが本質直感というものでしょう。



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自分の弱点をさらけ出さずに

自分の弱点をさらけ出さずに
人から利益を受けられない。
自分の弱点をさらけ出さずに
人に利益を与えられない

『断片』 夏目漱石



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入浴剤

寒くなってきたので入浴剤があればいいいと思い
駅前のドラッグストアーで特売品をいくつも買った。
津村の登別カルルスが一番好きと経験からは思っていたので探したが見あたらない。

代わりに津村のきき湯シリーズが特売だったので各種買った。
発泡するので湯船につかってから入れて、沫を体に浴びるようにしている。
なかなかよい。

花王の製品は液体で、たぶんエモリカだと思う。
こちらの方が入浴後のしっとり感は高いと思う。朝起きても、何となく入浴剤が効いている感じがする。

牛乳石けんのお湯物語うるおう乳液風呂も似た感じ。

クナイプは昔から好きでまだ使い残しが大分ある。
たまに使うと刺激が少し強い感じはある。

泡風呂になるタイプのものがあってあと少しなので使い切ろうと思っているのだが
なかなかなくならない。

一通り試してみると津村の日本の名湯くらいはとてもいい。
色がついているのはどぎついのもあって、
湯布院は盛大な色だけれど実際の湯布院温泉にこんな色がついているわけではないので
どうしてこんな色をつけたのか不思議な感じはする

どの入浴剤も主成分は同じだから
実験室で調達すれば一番いいのだと思い始めるが
やはり適切な程度の香料が入っていた方が好きだ

家族がいれば効率的なのだけれど
現状では自分が一回使って捨てている
つまらない気もするが
気を使ったり使われたりするよりはいいだろうと結論して
その先は考えないようにしている

温泉が気持ちいいのはどうしてだろうかと
不思議に思う
広い大きなお風呂はやはり意味があるのだろうか
体が全部使っていれば同じだと思うのだけれど

水の勢いの違いは感じる
家庭ではホテルや温泉ほどの水の勢いはない
これは立地条件によるのだろうか


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食料を買い物

先週はほとんど絶食に近く、
何も買わず冷蔵庫もヨーグルトがあっただけで、
そのヨーグルトもなくなり、
冷凍うどんやそばも少なくなり
手作りヨーグルトが1.5箱くらいだけある
白米はあまり食べなくなり
パスタをゆでることが多い。

ベルトも緩くなったし
いくら何でもこのままではまずいだろうと
買い物に出た。

ハナマサよりも三越に行きたい気分で
店の飾り付けなどを見ながら歩く。
例年ほどにはクリスマスの飾りが楽しくないのは
こちらの心が弾んでいないからなのだろう。

しばらく見て回るけれど
食べたいものがないし高いし
困ったけれど、それでも何か買ってきた。

薄い色の夕焼けが広がっていた。

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ガイトナー サマーズ

ガイトナー。47歳。財務省、IMF、ニューヨーク連銀総裁。日本語、中国語を理解。

サマーズ。53歳。ハーバード大学教授。ハーバード大学学長。世界銀行上級副総裁。財務長官。女性蔑視発言で辞任。28歳の若さでハーバード大学史上最年少の教授。有毒廃棄物を最低賃金国に投棄(dump)することは反論の余地のない提案であって、われわれはこの真理に直面しなければならないとメモに記した。「無節操なパワープレーヤー」尊大な性格。政治的に対立していた学長を、してもいない差別発言にかこつけて不信任決議するという、ハーバード大学にとっても不名誉な結末。

若い。にもかかわらず経験豊富。日本にきつい要求をしたことで有名。多くの人に不愉快な記憶あり。

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ほんとうの場所

自分がほんとうに生きる場所はどこで
自分が最後に帰る場所はどこかと
いまさらながら
つまらない問いを考えることもある

もし
自分が本来いるべき場所があるのなら
そこにいたらどんなに落ち着くだろう
もし
自分が最後に帰る場所があるのなら
そのことを知っているだけでどんなに落ち着くだろう

ドラマ「風のガーデン」では自然に本来いるべき場所と帰るべき場所が提示されている。
しかし多くの人にとってはそれは自明ではないし、
考えてもどこにもないのだ。
可能性として二つくらいというのでもない。
ひとつもないのだ。

人は親切で言ってくれるかもしれない。
ここはあなたに関係のある場所ではないですか、
本来の場所というわけではないけれど
落ち着くならいてくださいと。

しかしそれはほんとうの場所ではないのだ。
一時的な場所だ。

私には先祖代々の土地がある。
お墓もある。
守るべき人は私なのである。
子どもはいないので私で終わりになるのだが、
お墓については
誰か親戚の人に頼めばいいらしい。

先祖代々の家については
養子縁組みの形で
血縁者を相続人として定める話になっているらしい。
それと同時に墓の話も決まるのかもしれない。

そこがほんとうの場所なのかと言われると
そんな気もしないのだ。

ではどうしたいのかと聞かれても分からない。

広く言って、
この世というものが自分のすみかではないような気もする。
この世で私は旅人に過ぎないような気もする。

とりあえずの金策が大変という世の中で
何をのんびりしたことを言っているのかと言われそうではあるのだが。

睡眠の中で
深い睡眠の中で
私はほんとうの場所を感じていることがある

先日はベッドに横になっていて、
駐車場の方からのもの音で目が覚めた
夢うつつに私は昔住んでいた家の外から響いてくる音かと思っている
一瞬の後にそれは錯覚と気がつき
そんなことも思うものかと感慨を覚える
ちっぽけな人生だったなあと思う

思い出すことと言ってもただそれだけなのだ

いやそれには前段がある
そのときは夢を見ていたのだ
私はあまり深い夢を普段は見ないのだけれど
時期をまとめて意義深い夢を見る

そのときも印象に残る夢で
実際自分はこんなことを考えるのかと驚くような夢だけれど
そのことを背景にして
その朝の連想を考えるとあまりにも小さくて日だまりのようで
お人形遊びのようなほのぼのとした風情なのだ

思い出してみて心にかかる人間関係があるけれど
よく思い出してみれば
そんなものは枝葉に過ぎなくて
もっと幹の部分に当たるいろんなことが
ただ時間が過ぎたというだけで
何も変わらずにそのままで横たわっているのだ

そんな意味ではいろいろとあったことを
忘れているのだと最近は自覚してもいる

幹を忘れ
枝葉を思い出しているのは
これは一種の防衛反応なのだと
不思議に思う
都合のいいことだけ思い出すということかもしれない

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どこへ越しても住みにくい

住みにくさが高じると、
安いところへ引き越したくなる。
どこへ越しても住みにくいと悟った時、
詩が生まれて、画ができる

『草枕』 夏目漱石



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ヒエラルキーとフラット

人間関係のパターンとして、
ヒエラルキーを望む人と、
フラットな関係を望む人がい。
それぞれコミュニケーションの仕方がちがう。

これはどういうものかと思う。

上下関係を望む人と水平関係を望む人とがいて、
縦社会日本とか軍隊、官僚などはヒエラルキー型。
アメリカ人というのはフランクとかフレンドリーとかといって限りなく水平。

ヒエラルキー型の方が人間としてては本来のものなのだろうと思う。

水平な友達関係というのは、法律的な思考が普及して
フランス革命以降の自由平等観念が共有されてから後のものではないかと思う。

現実に家柄や財産力や社会的立場などでヒエラルキーはあるのであるが、
いまこうして酒場で飲んでいるかぎりはフラットな関係であることにしよう
という仮想的な状態を作り出している

ヒエラルキーはリアルで、
フラットはバーチャルなのだと思う。

*****
現実の社会ではヒエラルキーを前提として、
ときどきバーチャルなフラットを挟み込むと、
うまい具合に事が運ぶ。
フラットであることを演じられるのは高度な知性があるという証拠であるとお互いが認知している。

*****
義理と人情という世界は根本的にフラットなのかもしれないと思ったりする。
究極的には男と男で階級を超えて認め合う雰囲気はあるはず。
人間の中身の関係としてはフラットである。
しかし社会の中での席はヒエラルキーである。
そのような意識を生きている。

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1階は花屋とカフェ

アメリカでは超高層の足元に花屋さんがよくあるんです。それは、家賃をものすごく安く抑えても入ってきてもらうわけです。つまり、花屋さんは植木、並木と同じなんだ、と。並木から家賃を取るやつはいないだろうということで。確実に花を飾ってくれて、しかも自分でメンテナンスもする。そんないい並木はないよね。
要するに人間付き緑地ですよね。で、アメリカ人はコーヒーショップも同じように考えるんです。コーヒーショップは街に楽しい雰囲気を作ってくれるんだから、家賃を取っちゃだめだ、と。実際に、そういう店を低層部にうまく配置するだけで、街全体のイメージは全然変わるわけです。

*****
昔のビルの1階はしばらくの間カフェでしたが採算が合わなかったようなんです。
本店から人が指名されて、その人が店長。場合さんを使って仕事をするんですが、
いつ帰れるという約束を少しずつ延ばす。
これで耐えきれなくなったようです。せっかくきれいにテラスみたいな席も作ったけれど全部撤去。
もったいないことでした。
ずっと後になってブティックが入居。程なく閉店。

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鈍いかどうか知る部分も鈍い

現代人は感覚が鈍いですから。自分の感覚が鈍いということに気が付かないぐらい、鈍い。

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医療機械はアメリカから買わなきゃならないようにしちゃった

養老先生の発言 

ある病気に対する治療法も、一律ではないですよ。例えばがんの治療では、外科手術は実は安いんだけど、でも患者さんは大変でしょう。患者さんにとっていちばん楽なのが電子線治療。効果が高いのは放射線、粒子線治療。ただ、その治療をやるためには1クールで300万円ぐらいかかるんですよ。

粒子線治療が高くなっちゃった理由は大型コンピューターなんですよ。

中曽根が政治的なバーターで、医療機械はアメリカから買わなきゃならないようにしちゃったから。

そうするとバカ高くつく。日本製だったら安いに決まっているのに。

*****
とのこと。



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自己愛と妄想

自己愛のカプセルと
妄想のカプセルと
どう違うかと言われると
違いは明らかだけれど
同質のものではないかと言われれば
同質かもしれないとも思う

世界観のズレという言葉ならどうかと思うが
どうだろう

世界観のズレ
世界解釈のズレ

現実とまともに向き合って
比較し照合し訂正するプロセスを経過しないと
世界観の訂正はできないのだから
カプセルに包まれているという意味では
共通だとも思われる

共同体は自然な形で共同の幻想を持つものだ
それがカプセルとなって弱い自己を覆うようだ

共同の幻想に乗った方が楽であることは確かだ

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