SSブログ

もう一人で泣かないでください

もう一人で泣かないでください

共通テーマ:日記・雑感

うつ状態

うつ状態になる脳の原因部位はどこかという話が昔からあって議論がある

たとえば脳梗塞を起こして
そのあとうつ状態になることがあるので
どの部分で脳梗塞を起こしたらどのようなうつ状態になるのか
億劫さが強いとか死にたくなるとか憂うつが強いとか
部位と症状の関連の研究が進められるだろうと期待されたが
実際はあまり進んでいない

では考え方を変えて
うつ状態は脳の特定部位の病変による症状ではないと考えると
心身両面に及ぶ症状全体を説明しやすくなる

たとえでいえば
免疫の異常がある人は
喘息になるとか皮膚ではアトピーも起こるとか
いろいろな症状が出る

これはたとえば
胃がんになれば胃の不調があるというのとはずいぶん違う

うつ状態が脳の局所的な病変ではないとして
全体に及ぶどんな病変が考えられるのか
癌でもないし感染でもないようだし強い炎症反応もない
先天性のものでもないようだし老化とも違う
可逆性で反復性の何かである

神経がつながっている筋肉での連想でいうと
筋肉を使いすぎたあとで筋肉痛が起こり、何日かすれば自然に修復するのと似ている

筋肉に過重な負担をかけると筋肉細胞が一時的に機能停止になり
機能再開までは何日かかかる
マラソンの選手などはそんなことが起こっているのだろう

脳神経細胞の使いすぎによる疲労に起因する一時的な機能停止とその回復過程と考えると
使いすぎ→軽度の躁状態
一時的な機能停止→うつ状態
と考えることができる。
疲労による機能停止は、起こりやすい部分はあるが、
個体差により、またストレスの種類により、いろいろな場所で起こると考えれば
辻褄は合う。

脳神経細胞の主な回復過程は睡眠時に起こると考えれば
うつ状態のときに睡眠障害が多く伴っているのも理解しやすい。

脳全体とはいっても、呼吸不全になるわけではないし、心臓が止まるわけでもない。
性機能は抑制されるし食欲もなくなるけれど、生命維持装置を使わなければならないような事態は少ないので、
多分、一番古い脳での出来事ではない。

ラットでうつ病モデルはできているのでラットくらいの脳でうつ状態は見られるらしい。
は虫類でうつ状態はあるのか確認したいがよく分からない。

簡単に言うと比較的新しい脳の部分での機能停止のようだ。

*****
この話でいえば、
抗うつ剤に期待するのは、
脳神経細胞の回復過程に対する補助作用である。

脳神経に余計な刺激が行かないように保護すること、
栄養が充分に行き渡るようにすること、
ここが期待されると思う。

*****
筋肉細胞の機能停止でいえば、
筋肉細胞そのものの問題もあるが
筋肉細胞を栄養している毛細血管が壊れてしまうことも
機能停止の一因である
野球のピッチャーなどは投球により毛細血管が破れて、
休養している間に毛細血管が再建されるということらしい。

このメカニズムは脳でもやはり検討する価値はあると思う。
物理的に脳の血管が破壊されるということではないが、それに相当することが起こっていないか。
ストレスが続くと毛細血管が閉じてしまうとか。

また、脳は特に栄養不足に敏感な組織であるから
栄養成分の不足も考えられる。
また神経栄養因子などと最近言われているものもあり
それが一時的に不足して機能不全にいたり、休養によって回復するのかもしれない。

脳神経細胞の反復刺激により機能停止に至るのは
ストレスが続けばうつ状態になることとよく対応しているが
ストレス要因が特にないのに起こるうつ状態に関しては
まだよく分かっていないいろいろな神経関係の因子が関わっている可能性はある

いずれにしても一時的に機能停止して時間が経てば回復する種類の何かが起こっているはずだ。
それが何種類かあって、
そのことが、うつ病の種類の基礎になっているのかも知れない。







共通テーマ:日記・雑感

食費一日100円

食費一日100円ですという人がいて
わたしは負けたと思ったので
研究を始めた

野菜は最近は高級品なので手が届かない。

炭水化物で安いのは多分白米だろうと思う。

納豆は3つで88円としてひとつ30円。

朝は抜きで、ひるはご飯を解凍して、納豆。これはいいと思う。美味しいし。

夜は、スパゲッティだとレトルトのトマトソースを使ったりするので、ソースだけで300円くらいする。
これだとオーバーだ。

そうめんだけを食べるというのも安いと思う。

白米を解凍して、花鰹をかけて、お湯をかけて食べるのも方法である。

ときにはふりかけのようなものを使ってもよい。

脂がなくてよいと思う。

こんな具合で、多分ぎりぎり一日100円以内の食費は実現できそうだ。

足りない栄養はビタミン剤で充分。


共通テーマ:日記・雑感

野菜の煮込み 食べよう 350グラム

どうすれば一日350グラムの野菜がとれるだろうかと話していて
藤原紀香の野菜煮込みの話を聞いた
野菜を切って炊飯器に入れる、勿論お米は入れない、
水を入れて、コンソメスープの素などを入れておく

すると時間が経てば
野菜の煮込みが完成している
必要ならばより分けて冷凍する

ジャガイモを冷凍するとすこしよろしくないので、
ジャガイモだけはよりわけておく。

ポトフのようになる。
亡き妻はポトフを作ってくれたことがあったと思い出す。

*****
キャベツを千切りにして塩もみするのもいいらしい。
体積が減って、食べやすくなる。
一夜漬けのような感じ。

*****
新鮮で美味しい野菜は三浦半島まで車で買いに行く。
どの農園も加藤農場なのでわかりにくいが
気にしなくていい。
たくさん買ってきて、調理して、冷凍しよう。
そのためにうちには500リットルの冷蔵庫が二つある。
ひとり暮らしで千リットルは結構たくさんだ。

*****
楽天のヘビーユーザーさん、
楽天で買う野菜は美味しいですか?

最近、セコムの食という通販カタログを見ている
安くはないがひょっとしたら美味しいのだろうか


共通テーマ:日記・雑感

低賃金で重労働だから働きたくない?

ニートや失業者の統計数字の悪化がいわれている反面で、
失業者は介護職や農業に就業するのは敬遠している、
やはり低賃金で重労働だから働きたくないのでしょうと解説が流れています。
介護職の賃金改善や失業者に対する手厚い対策が必要です、と続きます。
そのような面は確かにあるでしょう。
志があっても続かないのも理由があるでしょう。
親と離れては暮らせないとか、子どもの都合で身動きがとれないとか。

しかし介護職という需要はあるのに、低賃金で重労働だから働かないというのでは、
失業者に問題があるか、解説が意図的な意地悪であるかだと思います。

結局働かなくてもいい失業者なのかともいわれてしまいます。

働いても働いても貧乏になる、ワーキングプアという現実も取り上げられています。
しかし介護施設で働くくらいなら全く働かないほうがいいということもあるものなのでしょうか。

友人に聞かれ、わたしは答えられませんでした。


共通テーマ:日記・雑感

養育本能 嗜癖

昔は母性本能と言ったと思うが
最近は養育本能といったほうがいいと思う

人間の本能にもいろいろあって
分かりやすいのは食欲とか性欲だけれど
養育本能も負けずに強力なものといわれている
本能回路があるならば嗜癖にもなるはず

そもそも個体の保存に役立つのが食欲とかで
種の保存に役立つのが性欲とか養育本能になる

女性の話を聞くと
出産したあと赤ん坊を抱いたとき素晴らしい幸福感に満たされ
これはあと何度でも体験したいと思うくらいだと言う人もいる
その後も子どもがいとしくて仕方のないときがあり
これが幸せなのだと満たされた気分になることがあるという

そんなのが養育本能だろう
ときにはこの子のためならわたしは犠牲になってもいいと思うくらいのものらしい

*****
本能といっても
脳の中のシステムであるから
食欲のシステムが上手く働かないこともあり
性欲システムが故障することもあるように
養育本能のシステムが故障することもある

その場合は本人が困るというのも一面だが子どもが困ることもある

養育する側が幸福に満たされている、その幸福感の反射として、
養育される側も幸福に満たされるのであって、
そこがうまくいかないと
発育プロセスに多少の支障が生じることがある

本能の定義も難しいけれど
脳に生得的に組み込まれた報酬系とでもいったものだ

理由もなく文句なしにうれしいのである

*****
報酬系と見れば
依存や嗜癖が生じるはずであって
母性行動にも依存や嗜癖と見ていい行動様式があるようである

全く無駄な性行動とか食行動は
依存や嗜癖と判定しやすいが
養育行動を依存や嗜癖と見るのは簡単ではない
利他行為のようにも見えるし様々な側面がある

しかしアダルト・チルドレン:ACの場合のように
相手のためにならず自分のためにならない母性行動が見られるときがある
報酬系の誤作動のひとつなのだろう

依存や嗜癖の典型的モデルはアンフェタミン嗜癖などであり
ラットは何回でもレバーを押し続ける
実際すさまじい

*****
大家族制のような状況であれば
親の養育本能に濃い薄いやズレや誤作動があっても
別の養育者が何とかする場合も多い

核家族化すると
養育行動は完全に個人的な領域に隠れてしまい
性行動と同じくらいプライベートなものとなり
他人は口出しできないものになってしまう

最近では祖父母といえども
孫の養育に関しては意見を言えない場合が多いようだ

それはよい状況ではないと感じる

*****
酒とかたばこは公認の嗜癖の側面があり
産業の裾野は広い
そういった嗜癖と行動としての養育本能の嗜癖の側面などを
同じに論じることは
理屈が固すぎるとは思うが
できないことではないと思う

嗜癖の裾野は広い


共通テーマ:日記・雑感

5月29日

先輩は書きました

*****
今日は、女房の誕生日です。
 以前、恥ずかしい話、私はなかなか女房の誕生日がいつなのかを覚えられませんでした。
 5月は何とか。しかし、29日がなかなかだったわけです。
 そこで、名案。ニクイ。一生忘れられなくなりました。

*****
先輩はエライ。
わたしは前の妻たちの誕生日は覚えていないし
最後の妻の誕生日も命日も忘れて暮らしている
正確に言うと別れてから死んだので位牌も遺影も墓もない

結婚指輪を何回も買った
交換にもらったのはいつも腕時計だったけれどいつもとられた
いまはもう自分のために腕時計を買うお金がない
離婚貧乏である

*****
先輩が奥様を大切に思っていることは間違いのないことで
愛しているから安心して冗談も言えるので
うらやましいことだと思う


共通テーマ:日記・雑感

My True Love


ラブレターを書いたけれど

結局完成できなくて

「My True Love」 とだけ書いて

手紙を出して

結局やんわりとしかしきっぱりと断られて失恋したことがあった

その後は臆病になって

恋愛のスタートも出来ないままだ

だってその人のことが好きだったし いまでも好きだし たぶんずっと好きだからだ

その人はいま夫と子どもがいて幸せに暮らしている

私は その人に何かあったときのバックアップ電源みたいに控えている

スペアの電池 使わなければ一番幸せ という存在

その人がわたしのことを 忘れたままでいられれば 幸せ という存在がわたし

*****
でも たまには ひとなみに 幸せになってみたいと思うときがある

テレサテンの愛人など 日陰の身と言うけれど

男性でもこんな日陰の身のケースもある


共通テーマ:日記・雑感

人生の損得の考え方の違い

たとえば昔からの人は
会社を休んで仕事が遅れたら自分の評価が下がるので損だと思うし
そのことで給料が減ったり昇進が遅れたりしたら自分の損だと思うので
家でゆっくりできる得と見比べてみて
損だと結論する

そもそも会社を休んで家にいると
近所の人にどう説明していいか分からないし
子どもにも説明しにくいし
妻の親にも説明しにくくて
あれこれ考えると休むことは簡単ではない

最近の人の一部にはそうでない人がいて
昇進も給料も将来のことはあまり気にせず
とりあえず楽な道を選び
それどころか休職中にハワイに旅行に行ったりして
会社や保険組合から通院回数が少ないがまじめに治療しているのかと
問い合わせが来たりもする

価値観や人生観が違うとしか言いようがないのだが
その数が何だか少数派ではなくなってきているような気がする

わたしの働いている新橋のオヤジサラリーマンはまだまだ昔のままだし
すぐ休むような人は新橋からどこか支店に配属されるだろうから
わたしは診察しないことになるのだろう
結局猛烈サラリーマンが絶対休まないと言い張り
わたしはどうしても休んでくださいと
しばらく説得することになる

こうした猛烈サラリーマンの考えも価値観も
わたしにはよく分かる
忙しいと近所のホテルに泊まり込んだり徹夜をしたりしている
これが仕事の生き甲斐だろうと思う

周囲の反感をものともせず
休職してハワイに行ってしまう人は
どのような価値観になっているのか

そのことと最近言われているニート・フリーターとか
非正規職員としてずっと働くとか、
そのあたりはつながっているような気もする

もちろん制度の問題はあるのだろうが
正社員として制度に厚く守られた社員が病気休職してハワイで遊んでくる
日焼けしましたねなんて言っている

すまない様子もないし恥ずかしさもない
当然の権利だと思っているらしい

どれだけ休むかも自分で決めているようだ
それが遠慮されると言うときには産業医とか上司とか人事に
ゆっくり三ヶ月くらい休みなさい、三ヶ月分の診断書を書いてもらいなさいなどと言われましたなんて
平然と語ったりする

企業内生活保護と表現する人もいる

年寄りにはよく分からないが
これが豊かな社会の子どもたちなのだろうか

我々が猛烈に働いてよい社会を作りたいと念願して
到達したのがこの地点なのだろうか
それともよい社会は逃げてしまったのだろうか

むかし保健室登校が話題になって
そのことが現代の状況を正確に予言していた

小学校で起こっていることが20年後に
会社で起こるのである

それにしても彼らの大事なものは何なのだろう
よく分からない
ハワイならば有給をためていけばいいではないか

多分、人の立場に立って考えてみることができなくなっているのだろうと思う



共通テーマ:日記・雑感

差し出したこの手が信じられないなら

差し出したこの手が信じられないなら
僕はどうすればいいと言うのか

差し出したこの手を強く握って欲しい
それだけで世界は変わるのだ なぜ 信じられない

僕は手を差し出すだけだ
握るのは君なんだ

差し出したこの手を信じて欲しい
目をつむって握れば 世界が変わるのに どうして 信じられない

そんなにも傷ついた心で
どこまで苦しむというのか

君はもっと楽になっていいんだよ

*****
そんな言葉ももう何度も聞かされた
みんな同じこと言うのね
そのたびに裏切られてきたのよ
これ以上傷つきたくないし
わたしを傷つけたと苦しむあなたを見たくもないし

あなたも人間である以上無理なの
わたしを救うなんて考えないで
あなたのいう救世主願望でしかないのよ

そんな風に無言のままだが目で言って
漢方薬の袋を小さく折りたたんでいる
君だった


共通テーマ:日記・雑感

演奏体験としての読書

読書の体験には二つあり
第一は要するに内容がつかめればいいもので
要約を見てもいいし誰かに聞いてもいい
第二は音楽における演奏体験のようなもので
読書する体験時間が本質的に重要である

作者が書いたときに要したのと似たような時間を要して
考えながら読み進める読書
あるいは作者が意図した読書の高揚感を充分に味わう読書
あるいは作者の語りの芸を存分に味わい自ら語りしつつ味わう読書

本の作り方として
情報を集めてきて切り貼りしてそれらをくっつける言葉を加えただけの本では
作者の語り口も思考の航跡も伝わってこない。
そのようなものは要約しながらとばし読みするのがふさわしい。

作者の思考体験を再体験する思考読書が楽しい
*****
精神療法場面ではその人の人生の要約や性格の数値化ではなくて
その人の体験を再体験することが本質的だと思う


共通テーマ:日記・雑感

SWEET DREAMS (LIVE) / 松任谷由実


この電話が最後かも知れない
他人事に思える

引き延ばすのはわたし

何に負けたか
分からないのが悔しいだけ

ーーーーー
その頃、家の電話は居間にあって
家族に聞かれてしまったものだ

手紙を出しても家族に見られているはずだ

だから自分の家から出て公衆電話からかける
受け取るあなたのそばには家族がいるのだと承知しながら

でもわたしはひとりで外の公衆電話に出かけてあなたに電話をする

それは愛のしぐさに満ちて
愛の決意に満ちて
愛を生きる女にふさわしい行動だった



共通テーマ:日記・雑感

ティッシュで感染拡大防止 英保健当局がTV広告開始

ティッシュで感染拡大防止 英保健当局がTV広告開始
2009年5月1日   提供:共同通信社
 【ロンドン1日共同】新型インフルエンザの感染者が確認された英国の保健当局は30日、感染拡大を防ぐため、くしゃみの際にはティッシュで口を覆うことなどを勧めるテレビキャンペーンを開始した。当局は同日付各紙にも同趣旨の全面広告を載せるなど、メディアを駆使した対策を進めている。

 「くしゃみをすれば病原菌は拡散し、数時間生きています」「くしゃみの際はウイルスをティッシュで捕まえて(ティッシュを)捨て、できるだけ早く手を洗って(ウイルスを)殺しましょう」。テレビ各局ではこんなアナウンスを、くしゃみをした男性とエレベーターに乗り合わせた人々の映像とともに、繰り返し流している。

 英国ではマスクはあまり普及していない上、ジョンソン保健相も、医療関係者以外は「マスク着用を支持する科学的根拠はない」と指摘。そのため「ティッシュで感染拡大防止」のキャンペーンとなったようだ。

 当局はまた、新型インフルエンザの傾向と対策を説明したパンフレットを近く全戸に配布する。



共通テーマ:日記・雑感

否定的認知の抑制

否定的認知の抑制は
大きな問題である

考えても仕方のないことは考えないようにしたい
しかしフラッシュバックのように人を苦しめる

その場合にどうするか
抑圧というと何か無理なエネルギーを使って押さえつる感じがするけれど
むしろ適切な抑制という感じで
蓋もしないけれど出てこないようにしたい

薬も役に立つけれど
むしろわたしの場合は生活指導が中心になる
その根本は本業に集中することだ

本業に集中すれば
余計なことを考える時間はなくなる
本業に集中している人を非難する人はいない

忘れるために本業に没頭するというのは
少しだけまずいような気もするが
とりあえずはいいだろうと思う

*****
時間が経てばこの心の苦しみも癒されるのだろうかと
みんな不安に思うが
多分癒される
本業に集中しているあいだに
傷は癒されるし
現実の状況も変わる

考えても仕方のないことを
いつまでも考えているのは
一種のフラッシュバックだと思う

従ってフラッシュバックの抑制に使える薬も使ってみることにしている

不安はあるけれど
状況を現実的に考えれば
未来の範囲というものは自ずと分かる


共通テーマ:日記・雑感

自己愛について-2 新入社員の適応障害

自己愛なんて言う「用語」を使うから
誰の言っている自己愛ですか、
コフートですか、誰ですか、みたいなことになってしまうが
もっと平たく言えると思う

幼児期にはなんとなく全能感がある
比較の対象もないわけだし自分が一番弱いから一番ちやほやされている
兄弟がいてその人が特別扱いだと別だけれど
たいていは赤ん坊は一番大切にされるし
家族の中心になる

その証拠に
家族の呼び方も
その赤ん坊から見た呼び方になって
健ちゃんもお兄ちゃんと呼ばれたりするようになる

ということはやはり赤ん坊が一番ちやほやされている

その状態から出発して
普通の発達で言えば、兄弟と比較され、
学校では同学年の地域の子どもたちと比較され、
就職すれば会社の人と比較され、
比較されているうちに自分は何も特別ではないのだと気がつき、
特別だと思わせていたのは親ばかなのだと知り、
特別でない自分が世間に対して要求できるのも限度があるのだと知ることになる。

そのようにして「自分は特別」の認識は訂正される。

まれな場合には訂正されず、ずっと長い間「自分は特別」と思い続けている人がいる
それが自己愛性の人でナルシスティックな人ということになる

その人が特別に優秀だったり美しかったりすればある程度「自分は特別」と思っていても
現実とかけ離れた認識ではない
実際に特別な人なのだからその自覚を持って行動してもらった方がいいということにもなる

理由もないのに自分は特別だと思い続けている人は
現実生活で少し不都合が生じる
自分が期待するほどには世間は尊重してくれない

最近では学校は気に入らなければ休めばいいので「自分は特別」は保存できる
休んでいて時間はあるのでネットゲームで有名人になったりもする

会社に入るといよいよ現実を突きつけられる
いつまでも会社の「保健室」にいることもできなくて
自分は特別ではないという現実と折り合うか、あくまでも拒否するかの選択が待っている

現実と折り合ってもうつになる場合があるし
折り合うことを拒否してもうつになる場合がある

だいたいこんな風にして新入社員の会社不適応・適応障害の一部は成立する

*****
もちろん、このように顕著な形で分かりやすく出てしまうのではなくて、
隠しつつ、しかし根本では、自分は特別で、周りがみんなバカだと思っている人は多い。
わたしがきれいだから他の女性はわたしに嫉妬するのだと
もちろん言わないが、密かに思っている人は少なくない
きれいな人は実際に嫉妬されるので間違いでもない
若くてきれいだから甘えているなどと非難される
本当でもあり嫉妬でもある

これは程度の問題であって、
誰でもある程度、そのような要素は持っている。
持っているから、健全な自尊心も形成される。

自分も●●商事の一員ですから、
ということを行動原理にしている人は、
健全な面を見れば自尊心でありアイデンティティであるが
不健全な面を見れば「自分は特別」意識である

*****
その一方では、子どもたちは小さい頃から才能の選別にさらされる
いろいろな習い物をしたりするけれど
たいていは才能がないことも確認に終わる
自尊心を傷つけられ続けるのである

習い事をいろいろやって
それが自尊心につながるというのはまれな特例で
皆さんたいていは特別な才能はないことが分かるだけである
それでも喜んでいるのは現実認識を回避しているだけだ

*****
現実は自分の思ったとおりではないなあと思い知らされたとき
人間のとる対応には大きく分けて二つある
まずは自分の内部で言い訳を考えること
もう一つは外部の現実を否認すること
それぞれの程度もあるし、二者の中間型もあるのだけれど、
だいたい、精神的に発達するにつれて、
現実否認から内部の言い訳に移行して、そのあとで、現実を受け容れるようになる

どういうことかと言えば、例えば、
上司に仕事を言われたけれど、上手くできなかった場合、
現実否認の方向では、バカな上司がアホな職務命令をしたという解釈になる。
内部の言い訳としては、いま一時的に調子が悪くてできなかったのだとか、たまたま不得意分野だったのだという解釈になる。
現実的な認識としては、自分の能力が足りないのだから、どうにかしなくてはということになる。

これが精神発達というもので、
この様子を微細に観察したものが防衛メカニズムというもので、
よく知られたところでは酸っぱいブドウとか甘いレモンとかの言い方がある。
スプリッティングや投影性同一視などもそうである。

これで言うと、少なくとも上司がバカだから仕事ができないと言っているうちは、
どこの部署に行っても、バカな上司がいるもので、仕事はできない。
上司がバカかどうかは客観的な評定ができる部分なので比較的判定しやすい。

内心の言い訳については、その人の内部でのことなので、客観的な評定は難しくなる。
客観的な評定が難しい部分に逃げ込んでいる分だけ、上記よりは、頭はいいということになる。
だから、すこしは発達した形なのである。


共通テーマ:日記・雑感

腑に落ちる説明

自分の身に降りかかった苦難はなぜなのか
そこの説明が欲しいという気持ちはよく分かる

医学はそこを説明しないのがもどかしい点でもある

むしろ前世の因縁とか輪廻とか
星座の運行とか先祖代々の言い伝えとか
その人なりの腑に落ちる説明があるものなのだということは分かる
需要があるから供給は途絶えない

宗教的思考でも高度なものからそうでないものまで様々に用意されていて
だいたいどのような人の需要にも合うように提供されている
カトリックの教義などはまさにその典型だと思う

医者は物語をしない

むしろ現代的な非宗教的物語としては
家族の絆とかそのあたりが強調されるのだと思う

最近でいえば、ドラマ「風のガーデン」や映画「象の背中」が典型的で
家族や血縁、友人がともにその死を受容するようである

キリスト教圏の医者は少しは宗教的思考に踏み出しているし
死の床には宗教者も立ち会う

しかしいろいろな宗教の人もいるし無神論者もいるので
そこは微妙な言い方をする

たとえば、死んだら天国で、亡くなったあなたのお母さんにも会えるのですよといえば
完全にキリスト教的であるが
そのようには明示的に言わないで
そうとも受け取ることができる言い方をする工夫がある

そのあたりについては
死とか死後の世界について宗教的共有観念があれば
とても楽だと思うことはある

臨死体験などもいろいろな議論はあり興味深い領域ではある

延命治療やホスピスなどは
人生観や価値観と直接結びついていて
どのような治療をいつまで続けるか考えさせられる

また脳死や移植についても考えさせられる
科学は特定の物語を採用しない
しかしそうはいいながら科学という特定の物語を採用していると批判されている
クーンやポパーの科学哲学批判であるが
そこまで厳密に言われたらたしかにそうなのだけれど
そこまで言わなくてもという共通の理解というものもあると思っている

日本の現状では死についていかに受容するか説明が難しい
生まれかわったらという言い方で語りかけるのは比較的抵抗がないような気がする
それを宗教的観念とはあまり思わないようだ
うつ病の場合にもなぜあなたがうつ病になったのかを説明することは実は難しい
聞きたいのは神経伝達物質の話ではなくて
人生のストーリーとしてなぜうつ病なのかという点なのだと理解はしているが
そこの説明は難しい

なぜその人が52歳で癌で死ななければならないのか
本人や家族の腑に落ちるように説明することは医学の立場からは難しい
がん細胞とは何かを説明することはできるが
人生と癌と死を説明することは難しい

かといってどれかの特定の価値観を押しつけることもしたくないしできない
ここはキリスト教の病院です、お祈りもします、人生観も価値観もキリスト教的ですと
いうことが前提ならばそれでいいのだけれど
そしてそれは医療伝道というものになるけれど
そういうものを求めているのではない人のほうが多い

実際、最後はお坊さんに戒名をもらう人が多い
戒名に何の意味があるのか語るのは難しい

科学は人生の意味も死の意味も説明はしない
DNAのダーウィン的生き残りがかろうじて説明になっていて
個人的にはかなり広範に物事を説明できると思うし腑に落ちるけれど
一般的でもないし
それで人々の腑に落ちるとも思えない

腑に落ちないままで死んでいくのは
二重に苦しいと思う

なかには勇敢な無神論者もいる
バートランド・ラッセル

なかには年をとったら無神論のまま死ぬのが怖くてクリスチャンになったと批判された人もいる
たとえばジョン・エクルス

腑に落ちる説明が欲しいし必要だと個人的には強く思う
その点は医学を離れて価値観の領域として個人的に探求すべきだと考えている


共通テーマ:日記・雑感

マスコミの報道内容と騒ぎ方の落差 新型うつ病

ときどき感じることであるが
報道内容に比較してあまりに大げさに何回もしつこく取り上げるものもあれば
内容は重大なのにあまりに小さく素っ気なく扱うものもある
それが編集権というものなのだろうが
マスコミの意志の有り様を示していて面白いと思う

インフルエンザ騒ぎで一番たくさんテレビに出ていた人は
内容としては何を話していたかなど

*****
精神医学では
話している内容と
話し方や態度や表情の
ちぐはぐさが問題になる
そこが観察の要点にもなる

わたしはうつですといいながら声にも張りがあり
今度ハワイに行くんですとうれしがっていたら
そこにちぐはぐさがある

それを自分の態度はちぐはぐだ思わない人たちもいるらしくて
それを新型うつ病と呼んでいる



共通テーマ:日記・雑感

つらいことがあっても

わたしはつらいことがあっても
寝込んだりもしないし
仕事を淡々とこなす

むしろつらいときには仕事に集中する

そのようにして危機を生き抜いてきた


共通テーマ:日記・雑感

肌の美しさ

肌の美しい女性に秘訣を聞いた

特にないですよ と明るくいっていたが

あとで わたしは野菜をたくさん食べるんです と教えてくれた

生野菜だと350グラムくらい

両方の手のひらで一杯になる

それを煮たりすると体積は少なくなります

お母さんも肌がきれい

赤ん坊みたい

同じ食事を食べている彼は肌はそれほどでもないとのこと

1.jpg


共通テーマ:日記・雑感

夫婦の終わり

夫婦の場合、一時的に反目があっても、
生活費のこと、食事・子育てのこと、親戚づきあいのこと、性的な欲求など、実際的なことで
フィードバックがかかり修復の方向に向かうものですが
私たちの場合そのように要素もないので
何だかもう手がかりがないですね。


共通テーマ:日記・雑感

親の生活態度

子どもの成績と
親の生活態度の相関

親がよく読書をする家の子は成績がよい
マンガと週刊誌を除く

親がワイドショーを見ている家の子は成績が悪い

という結果である

だとすれば

親が本も読まずワイドショーを見ていても成績がよければ
環境によらず本質的に頭がいいということだ

親が本をよく読んでいても成績が悪いなら
本質的に頭が悪いと言うことになる

環境も遺伝子もいいのに自分だけ頭が悪いと思うのもつらいだろう
橋の下で拾われたのかも知れないという昔からの話につながる

読書とワイドショーで本質的に違うとも思わないが
どうだろう


共通テーマ:日記・雑感

元気がないのも悪くない

人間は元気がないのも悪くない

余計なことをしないし
金は使わないし
けんかもしないし
異性に迷惑をかけることもないし

元気がなくて
萎れているのも
悪くない


共通テーマ:日記・雑感

伊奈町のバラ

埼玉県伊奈町でバラが見頃だそうだよ!
22.jpg

222.jpg

1.jpg


共通テーマ:日記・雑感

幽体離脱

ドラマを見ていたら平気で幽体離脱していた
万葉集のような説得力があった

人間の素朴な観察として
物質である肉体と
非物質である霊魂とがあって
肉体から霊魂が出て行ってしまうと単なる物質になってしまう
霊魂が入ると生き物になる
ということらしい

昔の考えと笑うことはできなくて
脳死の問題とかはまだこんな感覚に引きずられていて
脳死を人間の死と定義するとかなんとか
ほとんど霊魂の話のようなものだと思う

そうは言っても
意識のメカニズムはまだ分かっていないので
完全に物質系で説明できるという証明もない


共通テーマ:日記・雑感

経済について聞いた話

原油価格が再度上昇中
おかげでロシア関係のファンドはいい数字

しかし原油は前回も甚大な影響を及ぼしたので注意
OPECは生産量を据え置き

原油の動きを読むならブラジルも有望
中国は引き続き有望というが個人的にはインドにしたい

ゴールドがいいなら
ゴールド関係の企業はいいだろうとのことで
ゴールド関係のファンドもある

インド関係もチャートはいい

ドルは95-96円くらいでこの先も90くらいを目指すかも知れない
アメリカ経済はしばらく不安定
アメリカ国債を引き受けている日本も連動してしまう
アメリカと関係の薄い国のほうがいいらしい

日本は衆議院選挙があるので
それまでは形を整えるのではないかと思う

15兆円の補正予算と50兆円の株価対策だから選挙が終わるまでは何となくいけるだろうと思う
そこまでももたないならいくらなんでもひどすぎる
しかしつぎ込んだお金は日本人には回らない
いつものようにウォール街とシティに流れる

よく分からないのは昔は国債を郵貯関係で引き受けていたと思うが
いまはそれはなくなっているのだと思うので
国債は誰が買っているんだろう
年金資金も損失がどうのと問題になっていた
年金基金による買いが11兆円で現在の9000円を超えた株価になっている
日銀が買うというのは「買う」と言えるのだろうか
お金を印刷しているのとどう違うのだろうか

豚インフルで情報を操作しまくったのも経済が萎縮して株価が下がると選挙でまずいからだと思う
自民党は結局株価維持だけをしているようにも思えてくる

選挙のあとはまた損が出る局面だろう
民主党が大勝すれば新しい期待が生まれるだろうけれど
多分政界再編で
どんな約束もご破算だろう

次の下げは選挙のあとで5000-6000円のところまで行くだろうけれど
だとしたらいまは売りでいくのがいい
しかし勝負するほど若くない
儲けても使う時間もない
損しないように何もしないのがいいと思う

円売り圧力にどれだけ耐えられるかというと
多分無理だと思うけれど
輸出企業は95円くらいは維持してもらわないと困るはずで
どの程度のタイミングと規模でキープするのかわからない
この部分だけを考えると
国民の財産を輸出企業に回していることになる
彼らは法人税などはあまり払っていないらしい
経団連って何だろう

借金の利息を返すためにさらに国債を発行するような国って
いいんでしょうか

首都圏大地震と
鳥インフルは
怖い


共通テーマ:日記・雑感

新しいDNA部位の発見の時代

昔、顕微鏡が普及して細菌の発見の時代があった
そのあとはウィルスの発見の時代
免疫病の発見の時代

最近は新しいDNA部位の発見の時代

はげることに関する遺伝子の話とか

将来は細胞内の物質の移動の状況を問題にして病気を論じることもあるだろうと思う

このような発見も
早すぎても遅すぎても
うまくいかない

うまいモデル動物が開発されて
分析機械が安定して動き
予算を上手く取ってきて
部下に仕事を割り振って
時間が経てば誰かに持って行かれる新発見を
鼻の差でかわして一番乗りする
そんな人たちが多い

そうだからこそ次々に追試結果が報告されて
短時間のうちに正しさが検証される

どうせもうすぐできるに決まっているから
できていないけれど、できたと先に言ってしまえばいいという人もいたりして
人間はドラマである


共通テーマ:日記・雑感

検察

検察という組織は
日本と韓国にしかないとの話を聞いた
そうなの?


共通テーマ:日記・雑感

将棋の先手と後手

人に言われて調べてみたら驚いた
1967年から2007年まで41年間のプロの将棋の対局で
先手の勝率が0.526
先手が有利だろうという話は聞いたことがあるし
理屈にも合っていると思っていた

2008年度は
先手勝率0.497で後手有利になっている

だってやはり理屈に合わないでしょう
後手有利ならば
先手は最初に無駄な一手を指しておけば
その後は後手になるのだから
理屈から言えば有利になるはずだと思うけれど

偶然なのだろうか

0.497だから有意差があるかどうかと言えば微妙かもしれない


共通テーマ:日記・雑感

断片と全体

ネットには知識や感情の断片だけがあり
体系・システム・全体がない

だから自分で判断できなくなる


共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。